CIA(公認内部監査人)Part3勉強法徹底解説
こんにちは。餃子バイキングと申します。
普段はXで、 CIAのオリジナル問題や、勉強法、役立つ情報等を発信しています。
私は、2022年10月CIA(公認内部監査人)資格に合格しました。
確実に将来の需要アップが見込めるにも関わらず、他のメジャー資格と比べ、まだ取得者がそれほど多くないこのCIA。
市場的にもかなり「美味しい資格」だと魅力を感じながらも、当時結婚等のライフイベントが重なり、金銭的にお金がかけられなかった私は、どのようにしたら効率よく最安で取得出来るか、徹底的に研究しました。
その方法についてはこちらのnoteをご覧ください。非常に多くの方にお読み頂いたnoteです。
ネットで調べても情報量が少ないこの試験について、皆様のお役に立てるようしっかりと書いています。
今回はCIAの試験の中でも、Part3に特化した勉強法です。
Part3ってそもそも何?(CIAの試験形式)
CIA(公認内部監査人)の資格試験はPart1〜Part3まで、3科目に分かれており、全て合格することで資格認定を受けることが出来ます。
各科目ごとの合格率はおよそ40%程度と言われており、以下のように分かれています。
Part1は内部監査の基礎に関する試験で、内部監査の役割、概念、国際基準、リスク、統制、監査技法などを問います。
試験時間は2時間30分で、125問の選択問題です。
Part2は内部監査の実務に関する試験で、内部監査の計画、実施、報告、フォローアップ、品質管理などを問います。
試験時間は2時間で、100問の選択問題。
そしてPart3は内部監査に関連する知識に関する試験で、経営管理、経済学、財務管理、IT、ビジネス倫理などを問います。
試験時間は2時間で、100問の選択問題が出題されます。
なぜPart3なのか?
職場等自分の周り、Xの受験生、ブログや予備校の体験記を見ていると、Part3で苦戦している人、不合格になってしまった人が多いことに気づきました。
確かにCIAのPart3は難しいと思います。
Part1:内部監査に不可欠な要素
Part2:内部監査の実務 は、いずれも内部監査そのものに焦点が当てられていますが、
Part3:内部監査のためのビジネス知識は、内部監査に必要な会計、IT、マネジメント等の周辺ビジネス知識の試験となっています。
したがってPart3は他のPart1,2と比べ明らかに異質な内容です。そのため試験も独特で難しいので、それに合わせて準備する必要があります。
そのためPart1,2と良い流れで突破してきた人も、このクセのある内容に苦戦しているように思えたので、少しでもPart3における自分の経験と勉強法を伝えることで役に立てるかと思い、今回作成することにしました。
どんどん値上げしているCIAの受験料。
皆様が次の受験で一発で突破し、無駄なお金をIIAに支払わずに済むように、全身全霊でサポートしたいと思っています。
Part3の範囲が広く、内容が多岐にわたるため、どこから手をつけていいかわからない。
IT関連の問題が多く、ITに詳しくないので難しく感じる。
財務管理の問題が多く、財務管理に苦手意識を持っているので苦戦している。
得意・不得意分野が登場しやすいため、どのように対処すればいいかわからない。
根底となるビジネス知識がなく、どのようにインプットしたら良いのかわからない。
そのような人に是非読んでほしいnoteです。
逆に事前知識も持っていて、順調に取り組めている人はそのまま進めていただければ良いので、読む必要はないと思います。
またこれからPart3の勉強を始めようとしている人は、「敵はどのような存在」で、「どこから攻めるのが最も効果的」かすぐわかるようになるので、初学者にもおすすめです。
記事の作成にあたり、私もリサーチしましたが、難しいPart3に特化した勉強法でここまで詳しく述べているものは他にないと思います。
CIAはネットに情報が少なく、他の資格のように市販の書籍もほぼありません。教材も市販のものは数えるほどしかないのが現状です。
そのため、私も受験時情報収集に苦労しました。
こうした皆さんの一助になれるよう努めていきたいと思います。
それでは参りましょう。
本noteの構成は以下のようになっています。
また、本noteをお読み頂いた皆様には、より効率よく学習が出来るよう以下2点の特典を用意しております。
特典① ChatGPT 「CIA専用プロンプト」
Part3では、ChatGPTを使った勉強法が効果的です。
CIAの中でも、ChatGPTはPart3で最も有効に使え、その使い方次第では超強力な武器となります。
本勉強法では、以下のようにChatGPTを使用します。
ChatGPTはあまりに専門性の高い用語は上手く説明してくれないことがありますが、「浅く広く」出題されるCIAのPart3にはうってつけのツールです。
膨大なテスト範囲は最新のツールを使って、「時短」で取り組んでいきましょう。
もちろん、ChatGPTとは正確性に欠けた情報を提供してくる可能性も考慮しながら付き合う必要があります。(その対応策についても記載しています)
今回実例を交えながらCIA勉強に特化した「CIA専用プロンプト」を紹介します。
プロンプトとは、ChatGPTに質問する際の質問文のことで、ChatGPTから精度の高い答えを引き出せるかどうかは、プロンプトの作り方にかかっています。
本来ならプロンプト作成のコツを一通り学んだ上で、CIA用に落とし込む必要がありますが、皆さんはお教えするプロンプトをコピペして、そのままChatGPTに質問するだけでOKです。
例えば①の「知らない用語を噛み砕いて平易な表現で解説してもらう」について、仮にIT分野の「ピアツーピア処理」という用語の意味がわからなかったとします。
お教えするプロンプトを活用すると、以下のようにChatGPTは答えてくれます。
特典② Part3試験直前最重要語句チェックリスト
試験直前に見返せるようなチェックリストを作成しました。
CIA試験は問題集の問題がそのまま出ることはなく、過去問の公開もないため、重要語句をいかに理解しているか、自分のものになっているかが問われます。
そのため、これだけは押さえておきたい出題頻度の高い用語を厳選してまとめました。
全4ページ、70トピックとなっており、PDF版でお読み頂いた皆様に配布いたします。
チェックボックスがついていますので、印刷してチェックしながら、確かめて頂くのもありかと思います。
Part3の出題範囲
それでは初めに、Part3の出題範囲について確認していきましょう。
出題範囲はIIAのCIAシラバスで公開されています。直近だと2019年に改訂があり、現在の出題範囲となりました。
CIAシラバスはこちらからご確認ください。
そして早速ですが、ここでCIA Part3の学習において最も重要なことをお伝えします。
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