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下村岳人
2024年10月3日 22:04
~プロローグ~「あなたは500万円をこの期日までに支払いをしてください」23歳の時だった。家庭裁判所に10か月間毎月通い続けていた。精神的には何が正しいとか何が起きているとか認識することに時間がかかった。
2024年5月12日 07:54
500万円の借金。この返済をすることを目的にオープハウスという会社に入社した。面接を5回くらいしただろうか。試験のようなものはなくすんなり入ることができた。
2024年5月11日 10:13
初めてのサラリーマン。29ヶ月過ごしたオープンハウス。夢中で駆け抜けた。借金はしっかり返済できた。最後に手元に残ったのは13万円の現金。そして契約を作ってきた自信だ。
2024年5月10日 08:23
「俺の案件ファイルが食い散らかされてる!!」借地の新築戸建ての引渡し。個人の方へ受け渡す時に地主さんへの挨拶は物件を買ってきた担当者が行う。
2024年5月9日 10:57
「そうか、辞めるのか。お疲れ様」一瞬で仕事を辞めることができた。正確にはやめる前に取り組み中の案件の引継ぎをしなければいけない。
2024年5月8日 07:55
「下村くん、辞めちゃえばいいじゃん?」500万円あった借金。これは先日の賞与ですべて返済が終わったところだった。区切りとして自分で定めた数字をクリアした。
2024年5月7日 07:51
「ちょっと変な契約だな」若干の違和感を覚えた。目黒区青葉台三丁目の土地は31坪の大きさで整形地。売主の希望金額は5,500万円。
2024年5月6日 06:46
「下村のボーナスは200万円」この数字の査定になった会社に入れた半年の利益の金額は15,000万円だった。
2024年5月5日 11:11
電通の営業は面白いのか。僕はこの問いかけに答えることができる。今から13年前六本木のバーレスクの初期のころ。ギャラ飲みという言葉がまだなかった。ダンサーで働いている女性と仲良くなった。契約を取った不動産業者と飲み会をする時はバーのVIPで彼女たちに踊ってもらい一緒に飲んだ。
2024年5月4日 11:26
「お前の報告は聞かないよ」営業ミーティングに寝坊した次の日。目黒区中根の案件を相談しに行った。間口が4mなのだが2項道路から位置指定道路を新たに設定すれば3宅地の戸建が建てられる。
2024年5月3日 09:46
営業ミーティングは日曜日の夜8時からだ。浴びてきたアルコールを洗い流さなければならない。ここまでにたいらげたビールとテキーラ、そしてソーセージの山。
2024年5月2日 07:19
日曜出勤そして朝イチの出発駆け足で向かう日比谷公園
2024年5月1日 09:56
「数字が全て」大企業を目指しておりかつブラック企業そして営業会社ではこれはウソである。
2024年4月30日 08:26
上司は誰よりも上手く使う。サラリーマンやるなら覚えたほうがいい必殺技だと言える。そう、これは必殺技なのだ。