ゴジラ怪獣ここが好き Gフォースメカゴジラ編 その1
ゴジラ怪獣の好きなところを書いていくシリーズ。
今回紹介するのは、Gフォース製メカゴジラ。
劇中での開発の流れ、そしてその機能を紹介。
よろしければご覧ください。
平成生まれのメカゴジラ
一口にメカゴジラと言っても、実はいくつかバリエーションがあることはご存じでしょうか。
昭和ゴジラシリーズに登場した宇宙人の手によるメカゴジラのほかにも、地球人の手で作られたメカゴジラというのが二体います。
今回紹介するのは、そのうち「VSシリーズ」と呼ばれる作品群に登場したメカゴジラ。
歴代でも大きいほうの部類に入る同シリーズのゴジラと共演した影響でサイズ設定が巨大になり、結果全メカゴジラ中最大級の質量を得た機体です。
あ、アニメ版メカゴジラは別物としてとらえているのであしからず。
ともかく、今回紹介するのはそんな、デカいは強いを体現したようなロボット怪獣、Gフォースメカゴジラの紹介です。
まずは、その外見をご覧ください。
ゴジラ(東宝特撮)チャンネル「ゴジラVSメカゴジラ 予告編」より
https://www.youtube.com/watch?v=TvbWZB1k5t0
だいぶ小顔になりました。
昭和体型から平成体型に世代が変わった感があります。
全体のフォルムも丸みを帯び、胸板や太ももがマッシブな感じに。
直線的で角ばったデザインだった昭和メカゴジラとは真逆のデザインと言っていいでしょう。
ですが、メカゴジラの名を冠するだけあり、その身体に備えた武装は容赦ない過剰装備ぶり。
すこし冗長になりますが、開発経緯を含めて一つ一つ見ていきましょう。
超兵器・メカゴジラのスペック
今作のメカゴジラは、国連の組織なのになぜか日本人ばかりが所属していることで有名なゴジラ対策組織、「Gフォース」が開発したもの。
過去と未来の技術が集約された、まさに人類の英知を注いだ決戦壁です。
Gフォースは、過去作で23世紀から送り込まれたサイボーグ怪獣、メカキングギドラを回収。
その身体に施された未来の技術を徹底的に解析します。
ちなみに、この映画の公開は1993年。
当然、未来の技術を解析するのはバカでかいブラウン管モニターの昔ながらのパソコンです。
そのパソコンでは23世紀どころか2020年のYouTubeを観るのさえ苦労しそうですが、どうにかデータ解析は行えた模様。
データの保管にフロッピー何枚使ったんでしょうか。
いや、さすがにCD-ROMはもうあったかな。
そんなわけでメカゴジラには、メカキングギドラからの技術流用が見て取れる箇所が多くあります。
口内に装備されたビーム兵器「メガバスター」や、ワイヤー兵器「ショックアンカー」など。
おそらく、巨大なロボットを動かす駆動プログラムにも未来の技術が使われているのでしょう。
しかし、プログラムが最先端でもハード自体は90年代。
処理速度が絶望的に足りないのか、メカゴジラの動きはかなりゆっくりです。
ちょっと慌てて操作したらフリーズしそうで心配になりますね。
また、腹部には「プラズマグレネイド」を装備。
体表に施されたダイアモンドコーティングにより、ゴジラの熱線を吸収・増幅して腹部から打ち出すカウンター兵器です。
この辺はさすが、「装甲の形を変えれば熱線を受け流せる」でゴリ押ししていた昭和版とは違いますね。
この装備は過去作に登場したスーパーX2という対ゴジラ兵器の技術を発展させたもの。
未来の技術だけでなく、これまでの経験値から生まれた武器というわけです。
この世界はゴジラへの経験が豊富すぎるのか、うっかり未来の技術を凌駕した破壊力を出してしまうパラドックス兵器でもあります。
23世紀では失われた技術なのかもしれないですね。
これらの装備に加え、目からはレーザーキャノン、両肩と腰の左右には麻痺弾としてのミサイルを装備。
昭和メカゴジラがミサイルなら、Gフォースメカゴジラはビーム兵器主体の全身武装というわけです。
さらに、ボディにはやはりスーパーX2の技術を発展させた耐熱合金を使用。
ダイアモンドコーティングと合わせ、その防御力はゴジラの熱線をものともしない頑丈さ。
これらの重装備の結果、耐久力・攻撃力は著しく高いが機動力は劣悪という、極端なスペックの機体になっています。
重装備のせいか、サイズ・重量もすごいです。
全高は120メートル、重量は15万トン。
対戦したゴジラが身長100メートル・体重6万トンですから、重量は倍以上です。
そのくせ、飛行速度はマッハ1。
背中の左右と両足、計4つのジェット噴射のみでこの推進力です。
何気にこの飛行性能が、メカゴジラの一番の謎技術かもしれません。
噴射口が背面側にしかないのになぜ垂直離陸できるのかとか、まあ気にしたら負けなんでしょうけど。
妄想とロマンが溢れる
このように、さまざまな機能を備えたメカゴジラ。
VSシリーズ世代としては、それまでのシリーズの要素を盛り込んだ設定が嬉しいですね。
シリーズを通してみていくと、あの機体やあの技術がこう発展していって…といった妄想もはかどります。
物語のなかでも対ゴジラ兵器の技術の結晶的機体ですが、キャラクターとしてもシリーズ総決算的設定が燃えますね。
そして、このメカゴジラの最大の特徴は、劇的なパワーアップが行われるある機能を備えていることです。
ゴジラ(東宝特撮)チャンネル「ゴジラVSメカゴジラ 予告編」より
https://www.youtube.com/watch?v=TvbWZB1k5t0
この戦闘機とメカゴジラが、ロボット物おなじみのアレをしてパワーアップ。
この辺りは、映画のストーリーに触れつつ、次回まとめて紹介します。
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