
獲物を捕れなくなったライオン
どなたか忘れましたが、
「年老いて獲物を捕れなくなったライオンはもう怖くない」
というお話をされていました。
何のことかお分かりでしょうか。
アメリカ
かつては世界の警察官と言われ、その圧倒的な軍事力と経済力で世界をコントロールして来たアメリカですが、ここに来て急速に衰えが見え始めました。
もちろん、衰えていることを隠すための努力を懸命にしていますので一見元気なように見えます。
しかし現実はバイデン政権下での数々の失策やウクライナ戦争での出費に伴うインフレが止まらず利上げも限界に来ています。
それに加え、バイデン大統領の数々の犯罪行為が明るみに出てきていて、来年の再選はおろか任期中に弾劾での有罪確定→退任、または辞任を迫られる可能性が高まってきました。

こういった情報はメディアやSNSを使った隠蔽工作も空しく米国人の60%が知るところとなりましたが、日本のメディアはまず取り上げませんし、
Youtubeなどにアップされても「真実の検閲」に引っかかって削除されてしまいますのでご存じない方が多いと思います。
しかし何れはすべての日本人の知るところとなるでしょう。
世界を裏側から見る
ここで、少し脇道に逸れて、世界を裏側から見ることができる格好の題材をご紹介いたします。
本題とも深く関連している話で、ご存じの方はご存じの内容です。
地中海に面したアフリカの国リビアに、カダフィー大佐という指導者が居ました。

2011年に反カダフィー勢力、リビア国民評議会によって政権が転覆するまで、42年間も独裁者として君臨し、国民を圧政で苦しめたとされています。
私はカダフィー大佐が失脚、殺害されたことを当時ニュースで知り、彼は権力を握ることで闇落ちしてしまったのだとずっと思っておりました。
しかし実際はそうではなかったようです。
失脚するまでの42年間、国民の幸福を真に願いリビア国民から英雄として称えられた人でした。

つまり国民からの評価と世界の評価が真逆な人で、これは大きな謎です。
ここで問題となるのは、
世界とはいったい何を指すのか
です。
私たちの住む世界はアメリカを親分とする西側諸国(日本を含む)です。
日本のメディアもこの世界から見た視点で報道しますので、これ以外の世界での見え方は違っていて当然なのです。
ですのでカダフィーはリビアやアフリカ諸国にとっては英雄、アメリカとその子分にとっては憎き敵という真逆の見え方になります。
カダフィー大佐のやろうとしていたことはリビアを始めとするアフリカ諸国の自立でした。
アフリカ諸国が資源に恵まれていながら発展しない理由は経済的な搾取です。
彼はアメリカをはじめとする西側諸国からの事実上の植民地支配から逃れるための方策として、米ドルに代わる新通貨での石油などの資源の取引をアフリカ諸国に提案していました。
これがアメリカの逆鱗に触れました。
米ドルは世界中の石油の取引に使用されることで石油価格とリンクし通貨の価値が担保されてきました(ペトロダラー体制)。
しかしカダフィーのようなことを考える指導者が出てくるとその体制が崩れてしまいますので、カダフィーはアメリカにとって絶対に始末しなければならない敵だったのです。
カダフィー政権を倒した国民評議会というのは国民の見方っぽい名前ですがバックはアメリカを中心とするNATOです。

それに日本も含め西側諸国が付き合わされているという格好で、イラクのフセイン大統領も同じ構図でやられました。
ウクライナの前政権も同じ。
世界の戦争は常にこういう形で起こっていますね。
これが世界の裏側です。
日本も状況は同じ
日本にも、アメリカに立てついてやられた政治家は数知れずです。
共通することは、彼らが国民を愛し、国民のための政治をしようとしていたことです。

上の動画の橋本龍太郎元総理、中川正一元農林水産大臣、上げればきりがありません。
この方たちが犯したミスは一人で巨悪に立ち向かったことです。
当時はディープステートが強かったこともあり、みんな消されてしまいました。
同じ手が通用しなくなってきた
しかし、今アメリカはバイデンとウクライナでぼろぼろです。
子分の西側諸国もロシアからの食糧やエネルギー供給が絶たれ気味な上にウクライナの戦争に協力させられ瀕死の状態です。
こういった暗殺めいたことを主導していたディープステートのメンバーは次々に粛清されて行っており、今いるのはほとんどゴムマスクを被った連中です。

こういう状況ですので、カダフィーが果たせなかったアフリカ諸国の自立が現実味を帯びてきました。
赤いところはロシアと軍事同盟を結んだ国々で、今後はこれらの地域でルーブルや地域通貨を使った交易も実現されていくでしょう。

そのうち南アフリカなんかも加勢すると思いますので、アフリカはほぼロシアが牛耳ったと考えてよいと思います。
アメリカと米ドルの崩壊
もちろん、今後ロシアがアフリカの救世主であり続ける保証はありません。
これまでのアメリカやフランスと同様にロシアがアフリカで植民地的な搾取を行う可能性があります。
ーーー加筆 2023年8月13日
私はおそらくそうはならないと思っておりますが、何れにしましても、今後米ドル離れ、アメリカ離れが加速する方向にあることは間違いなく、米ドルの下落、紙くず化は避けられないでしょう。
ひょっとしたら、あるタイミングで各国保有の米国債が一斉に売られ始めるなんてことも起こるかもしれません。
ーーー加筆終わり
私たちが「揺るぎない世界」と思っていたアメリカを頂点とする西側諸国の世界が終焉し、代わりにロシアなどBRICS諸国やアフリカ諸国が台頭することになるのは時代の流れです。
日本はいつまでもアメリカに尻尾を振っていて良いのかよく考えないといけませんが、
ーーー加筆 2023年8月13日
これは日本人が戦後の永い眠りから覚めて真の独立を勝ち取るチャンスでもあると思うのです。

ーーー加筆終わり
おしまい
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