参議院で神谷議員が鋭い質問
3月12日の参議院予算委員会で参政党の神谷議員が質問されました。
こちらがその様子です。
全部で5項目(予定では6項目でしたが時間がなくなり1つ減りました)でどれも重要な内容でしたが、今回はそのうちの最初の質問について考えてみたいと思います。
日本の財政破綻はあるのか
最初の質問は日本の財政についての質問でした。
平たく言うと、日本が財政破綻することがあるのか、という質問です。
ざっくり言うとこんな質問でした。
神谷さんがなぜこんな質問をされたかというと、3月7日の所信表明演説で
「頑張ってプライマリーバランス黒字化達成しますよ」
みたいな大臣のご発言があったからのようです。
さきほど私が書いた「ざっくり要旨」にある、ある一つの指標というのは、このプライマリーバランスのことです。
プライマリーバランスというのは収入と支出のバランスのことですが、現在の日本政府は収入(税収)に対して支出が上回っているため、足りない分を国債発行で補っている形をとっています。
政府はこの一面だけを捉えて、日本は赤字が膨らんでいると言っているのです。
借金は返すものという常識
家計に置き換えて考えますと、例えば月30万円の収入で毎月50万円使っていたら年間240万の赤字になります。その分を毎年サラ金から借りていたら利払いで火の車になってしまいます。
こんな説明をされると、
「なるほどそれは確かに良くないことだ」
と思ってしましますよね。
「増税もしかたないよな」
と多くの国民は納得してしまいます。
そこが大きな落とし穴
しかし、これはあくまでも家計や会社経営の話であって、この考えを国レベルに拡張して考えるところにそもそも問題があります。
実は日本国においては財政均衡やプライマリーバランス黒字化など意味がないどころか害悪でしかないのですが、ワクチン問題と同じでなかなか理解されない(財務省が理解させたくない)ところです。
ですので、いきなりそういう議論を吹っかけても難しいでしょう。
ですので今回の質問は本丸を落とす前の外堀を埋める作業の一環なのかなあという氣がします。
日本は本当に赤字なのか
質問は、プライマリーバランスに加えて政府純利払い比という指標も使うべき、と言う趣旨でした。
随分とオブラートに包んだ言い方だと思います。
政府純利払い比というのは、政府が発行した国債の利払い(支出)と、対外資産などから得られる利息(収入)の差の対GDP比です。
日本は世界一の債権国で世界中の対外資産からの収入があります。
一方、国債の利払いは低金利のため金額的に大したことはないのはもちろんですが、そもそも誰に対する利払いなのか、というところを考えると、実質0円です。
国債発行の大部分は国内向けで、最大の引受先は銀行です。
日本銀行が政府から国債を買って、それと交換でお金を発行しますので、政府は日銀に対する利払いが発生します。
しかし、日銀は日本政府の子会社ですので、企業で言えば連結決算でチャラです。
赤字どころか大黒字
つまり利払いは実質0円
ですので氣に病むことはなく、しかも対外資産からの利息で大黒字です。
プライマリーバランスというものを持ち出すから大赤字のように見えていますが、政府純利払いで見ると漆黒の大黒字なのです。
しかもプライマリーバランスなどそもそも無意味な指標です。
こういったことを明らかにしていくために、神谷さんはあの一つ目の質問をされたのだと思います。
借金返済の必殺技
それでも借金するなんて気持ち悪いというのであれば、こういう手段があります。
松田プランのように日本政府が通貨を発行すればよいのです。
それだけのことです。
デジタル通貨なんてややこしい、もっと簡単にやりたい、と言うことであれば、こういう手段もありますね。
造幣局(日本政府)で1兆円玉を1000枚くらい製造し、それを日銀に渡して今までの分の国債を買い取れば良いのです。
お金なんて唯のデータ、記録にすぎません。
日本政府が造幣局で金属の丸い板切れに「1兆円 令和〇〇年」と刻印すれば1兆円が生み出されます。
ヤップ島の住人が石貨 フェイを作ったのと同じ原理です。
お金を生み出すための、この単純な原理を理解すれば日本に財政問題など存在しないことが明白になるのですが、政治家を含めた国民の洗脳がきつくて一筋縄ではいきません。
神谷さんや私たちが頑張らないとです。
おしまい
アキラ100%ハリウッド版
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