UIデザインは🔵や🟩のボタンを置くだけの簡単なおしごとです😆👌
こんにちは!
健康管理システムCarely(ケアリィ)で働くひとと組織の健康を創る事業を展開している株式会社iCAREのUIデザイナーめいじんと申します!!
さて、
タイトルを読んで、UIデザインを生業にされている方や、今現在必死に学んでいる方は
「なに言うとんねん、われぇ💢😡!!」
と、なったと思いますが、
安心(?)してください。私もUIデザインを10年ほど仕事にしてきて、簡単に見えるようなUIデザインでも決して見た目を整えるだけのお仕事ではなく、専門的な視点に合わせて、他領域を横断する多様な視点やコミュニケーションも必要になってくる高度な仕事だと思っています。
では、なぜこんなタイトルのnoteを書いたかと言うと、
以前の自分の経験から「組織とセクショナリズム」についてこのタイミングでもう1度考えてみたいと思ったからです。
セクショナリズムとは?
セクショナリズム(sectionalism)とはある組織を構成している各部署や部門(=セクション)に所属している者たちの間で、組織全体のことよりも自分たちのセクションだけの利益や優位性に重きを置いて行動し他と強調しないことで、組織全体の連携や健全性が損なわれ、生産性が落ちる現象やその傾向を指します。
営業「このデザインなら、俺でも5分でできると思うねん」
さて、冒頭のタイトルについて実体験であると述べましたが、私は以前働いていた会社でスマートフォンアプリのUIデザインをしていた時に、営業の同僚にこの言葉を言われたのです。
確かにiOSとAndroidのUIデザインの主流が一気にフラットデザインに変わり、見た目は大変シンプルなものだったのでその営業の方にとっては簡単に作れるように見えたのかも知れません。
その時は「じゃあ自分でやってみろ💢😡」と声に出そうになりましたが、今振り返って、本当に彼が「簡単な仕事」だと思って口にしたわけではなく、セクショナリズムに陥ったがためにそういった言葉が出てきたのだろうと思っています。
当時は受託の会社だったため、営業は基本的に外回りで、夕方になってから帰社しそこから終電まで資料を作成するという毎日がスタンダードでした。
一方のデザイナーや開発チームはイヤホンをしながらもくもくと業務に取り組むスタイルだったため、営業の人とのコミュニケーションが発生しづらかったのです。
そんな中で、
多忙な環境もあって当時営業の方に対してツンケンした態度で業務連絡をしていたり、仕事を受注してくれていることに感謝や労いの気持ちを表すことが出来なかった自分にも原因があったと反省しています😓
さて、
この経験については自分にとって手痛い結果となりましたが、こういったセクショナリズムをどうしたら防げたでしょうか?
株式会社iCAREの場合
上記の記事にあるようにGoogleで検索すると「営業」「開発」「対立」とサジェストされるように該当部署の対立は多くの会社で悩みの種となるような、言うなれば「あるある」なのですが、iCAREではそういったことを本当に感じていません。
細かい業務において摩擦が生じることはどうしてもあるのですが、少なくとも「お前の仕事は俺でも簡単にできる!」なんてことを口にする方はいなく皆互いにリスペクトしあっていますし、これからもそうした雰囲気は守っていきたいです!
具体的にどんなことを実施しているか?
1.GJ Carely
GJ Carely(ジージェー ケアリィ)については他の社員もBLOGなどでよく取り上げているのですが、簡単に言うとSlackの中で相互に賞賛しあうことを促すアプリです。お互いに褒め合うという行為をうまくシステムで実現し、また普段あまりコミュニケーションを取らない全リモートのスタッフの方への賞賛も可視化できる素晴らしい仕組みだと思っています!
正直な話をすると、
いい歳したおじさんの私も何度かいただいたメッセージに感動して泣いてしまうこともありました・・・😭笑
この仕組みがセクショナリズムを回避してくれている側面は間違いなくあるでしょう。
2.株式会社iCARE文化村
文化村は、
・社内交流イベント
・社内勉強会(iStudy)
・部署を越えて交流を促すランチ会(シャッフルランチ)
等、様々な社内の文化施策を実施しています。
新入社員の方を歓迎するランチや、ひっそりと行う夜のBarイベントなどもあります。
緊急事態宣言時はリモートでのシャッフルランチも企画してくれて、リモートで働いている方ともランチをご一緒することができました。
業務と関係ない話も気軽にできる機会があるというのは普段のコミュニケーションを円滑にしてくれますよね!
3.ワンフロアのオフィス
オフィス移転の際にCxOもこだわったと聞いている「ワンフロア」のオフィスは物理的に部署間の壁が無いことで心理的な壁も感じにくくなっているなと思います。
セールスが受注すればみんなで拍手しますし、開発がリリースすればみんながお疲れ様と言ってくれます。社員のプライベートでおめでたい事があった時もみんなが喜んで祝福してくれる空気があります。
また、普段から商談が漏れてきて「セールスの人たちはこういう言葉を選んでCarelyを売ってくれているのか」とか「CSの人たちはお客様のお困りごとにこうやって寄り添っているのか」と気づくこともたくさんあります。
当たり前ですが、自分や自部署だけの力で会社や製品が選ばれているわけではないことは日々、内省しないといけません。
4.ネームカード
iCAREも社員が100人を超えていよいよ顔と名前が一致しなくなってきました。私は写真をとったり名刺を作ったりするので覚える機会も多いのですが、それでもだんだん分からなくなってきました・・・・
そんな状態を防ぐためにコーポレート部は色々と企画を考えてくれます。
こういった社内のコミュニケーションの活性化や環境の整備のためにデザインを依頼されるのは本当に嬉しいことです。
5.クラブ活動
社員の有志で勝手に作れるクラブ活動も社内のコミュニケーションには一役買っています。
多すぎるので、割愛しますが、私が所属してるもので
・競馬部
・街コン部(卒業後名誉会長)
・ランニングクラブ(たまに)
・お笑い部(あんま活動してない)
などがあり、ロゴなんかも作っています。
競馬部の活動は基本的にG1の時なので日曜日です笑
いつか競馬場でもみんなで観たいな〜🏇🏇🏇🏇🏇
文化は1日にしてならず
以上、
自分の痛い経験を元に、iCAREの文化を作る運動がいかに素晴らしい組織を作っているか、またその大切さを改めてアピールしたいと思い記事にしました。
プロダクト開発と同じく、文化は簡単に醸成できるものではありません!
iCAREの文化に好感を抱いてくれた方、あるいはその文化づくりに参加したいと思ってくれた方はぜひご連絡ください!!