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スタートアップ会社員を奮い立たせるMOROHAというオンガク〜無敵のダブルスツアーの参戦レポによせて〜
こんにちは。株式会社iCAREでBtoB領域の健康管理SaaS Carely (ケアリィ)のデザイナーをしている高橋名人(@zouzei8to10)です。
主な業務担当はCarelyの新規機能のUIUXデザインやデザインシステムの設計、アクセシビリティ改善提案、ユーザーリサーチなどを行なっております。最近は外部講演でもよくその辺りの苦労話について発表しております。
これは iCARE Dev Advent Calendar 2022 の7日目の記事です。
もうクリスマスがこんなに近いとは、毎年のことですが、時が経つのは早いですね・・・
昨年に続いて好きな音楽の話を書きます。
さて、私のアドベントカレンダーですが、ずっと技術の話ばかりでは読むのも書くのも辛いと思っておりまして、去年テーマにした「くるり」に続いて今年はMOROHAというアーティストについて書こうと思いました。
MC:アフロ | Guitar:UK
舞台上に鎮座するアコースティックギターのUKと、汗に染まるTシャツを纏いマイクに喰らいつくMCのアフロからなる二人組。
互いの持ち味を最大限生かす為、楽曲、ライブ共にGt×MCという最小最強編成で臨む。
その音は矢の如く鋭く、鈍器のように重く、暮れる夕陽のように柔らかい。
相手を選ばず、選ぶ筈が無く、「対ジャンル」ではなく「対人間」を題目に活動。
ライブハウス、ホール、フェス、場所を問わず聴き手の人生へと踏み込む。
道徳や正しさとは程遠い、人間の弱さ醜さを含めた真実に迫る音楽をかき鳴らし、賛否両論を巻き起こしている。
2021年の記事はこちら↓↓↓
ちなみにデザインの技術的なことやデザインシステムやアクセシビリティについては日頃から記事にしているので気になる方はこちらのトップページからご覧ください。
2022年11月5日 MOROHA × ランジャタイ の”無敵のダブルスツアー”観戦
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年の瀬に向けて開催されている「MOROHA × 芸人」という異色の座組で全国を廻る「無敵のダブルスツアー」の初日にあたる「MOROHA × ランジャタイ」のライブに参戦してきました。
MOROHA ✕ ランジャタイ
— SaaSで働く高橋名人 😎 | UI DESIGNER (@zouzei8to10) November 5, 2022
感情ブチ壊してきます🕺 pic.twitter.com/ZqJv1Kb97e
ランジャタイは生で見るのは初めて。
MOROHAは確か5、6年前くらいに小さなフェスで見た記憶があります。
11月5日夕方、割と冷え込む秋の日に在来線を乗り継ぎ、熊谷市立文化センター文化会館まで行ってきました。
きっかけはカジュアル面談?!笑
実は今回のライブのきっかけがBtoB SaaSの同業他社のデザイナーの方との繋がりを作ることを目的としたカジュアル面談でした。
デザイン系のイベントでよく内容の書き起こしをされていて注目していたリンクアンドモチベーションの辻井さんという方に面談を申し込み、組織についてやデザインについてお話ししている中で音楽やお笑いなどの趣味がめちゃくちゃ近い!ということになりお誘いいただきました。
面談はオンラインだったので、会場で「はじめまして」でお会いすることに・・・これはなかなか新鮮でした笑
ライブ後にも食事しながらいろいろお話しできてその後の交流会にもつなげることができました。やはり同業他社の方とお話しすると、同じような課題や苦労などの共通点も見えてきて、自社のことも客観的に捉えられて気づきになることが多いと最近よく思います。
『BtoB SaaSのデザインについて語りたい!』というクソ真面目なMeetyで知り合い、趣味が合いすぎて意気投合した@zouzei8to10 さんと、こちらのライブへ!
— 辻井 耀 / プロダクトデザイナー (@DShuhari) November 5, 2022
デザインの話、ほとんどしてない笑。濃ゆいライブでの初対面、新しい体験でした。楽しい夜だったな〜。 https://t.co/Klfj8krGJg
笑い、泣き、笑い、笑い泣きの怒涛のダブルス
さて、
ライブはというと、まさかのこんなタイムテーブルとなってました笑
①ランジャタイ
(転換)
②MOROHA
(転換)
③ランジャタイ
(転換)
④ランジャタイ × MOROHA ( UK 遅れて登場 )
MOROHAをランジャタイで挟むカタチにw
これはアフロさんが「最後は笑顔でライブを締めくくりたい」ということからこのような流れになったそうです。
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会場はキャパ500席ほどのホールで、息づかいや飛び散った汗が反射して見えるような近さでした。
まず登場したランジャタイは「やぁ…なんでこの順番なんでしょうね?笑」というつかみからいつもの奇抜なコントの応酬。生で観る分、動きや声色のキレに感心する場面が続きました。アフロさんと国崎さんの声が似てるという話題でのガソリンスタンドのバイト中のエピソードも大笑いしましたw
続いて、一転、
MOROHAの出番になると、会場は一気に静まり返り、壇上に佇む2人を息を飲んで見つめはじめました。
「MOROHAと申します。よろしくお願いします。」
と、一言あいさつすると、
会場全体を、美しくも鋭く抉るようなギターのメロディーが包み込み、それに合わせて叙情的で、熱を持って畳みかけるアツいラップに、真正面からぶん殴られるような衝撃を受けます。それは、もう事件なのです。
先ほどまで大笑いしていた観客は、誰ひとりとして声もあげず、ただただ2人のアーティストの剥き出しのアクトを見つめていました。
「音の余韻」と自らの「人生の余韻」が重なった瞬間、たまらなく胸が締め付けられ、何度も涙が浮かんできました。
MCトークでは、先ほどまでの雰囲気とは打って変わって「気の良い兄ちゃん」になるアフロさん。終始、「芸人さんをリスペクトしている。今日は一緒にやれて嬉しい!」「最後は笑ってたほうがいい。俺らはそれまでの道すがらで歯を食いしばったり、手をギュッと握って頑張る時に力をあたえられる音楽でありたい。」ということを話していました。
最後は笑顔で「弓矢」でコラボ
改めて本日、熊谷、ランジャタイ、お客さん、ありやした
— MOROHA AFRO (@MOROHA_AFRO) November 5, 2022
頑張ってるとご褒美あるんだなー
って思いました
嬉しい気持ちで電車乗ってます
最後に打った矢があなたの日々に届きますように pic.twitter.com/gPItQpENki
今回のライブ、参戦された方はもちろん最後の『もしMOROHAがランジャタイだったら 「革命×弓矢」』の本人たちによる逆再現のコラボが印象に残ってるのではないでしょうか。
もともとはファンがMOROHAの「革命」のギターに合わせてランジャタイの「弓矢」を合成した、いわゆる“MAD”と呼ばれるもので、たまたまアフロさんが街で会ったファンの人に話しかけられて本人が認知したとのことです。
エピソードだけで終わると思いきや、最後に「その動画今をからみんなで一緒に見てみない?」と言ってスマホを取り出してマイクに近づけ、わずかに拡張された微かな音に会場全体が耳を澄まします。それは、かなりシュールな状況でした笑
そんなこんなで本当に満足した感動ライブになりました。
ご一緒した辻井さんと入った美味しい中華料理のお店に後ろ髪をひかれつつ、終電の関係で先にお別れし帰路に着いたのでした・・・
お願いします。どうか聴いてください。
このライブがきっかけでまたMOROHAを通勤中や家で聴くようになりました。
・・・が、妻からは「朝からそんな暑苦しい音楽流さないで…💢」と怒られたりもしました。
「お願いします!どうか聴いてください🙇🙇🙇」と頭を下げる日々ですが、いつか「あたし、MOROHAもっと聴きたい…!」と言わせられるように、頑張りたい(?)と思います。
スタートアップは辛い暗い、時に苦しい
MOROHAを聴く時は、だいたい、いつも何かに立ち向かって心折れそうな時なんです。そんな時に自分を奮い立たせるために聴くんです。
そんな瞬間がスタートアップってのは、よくあるんです、キラキラして見えてるのだとしたらそれは結構キケンだと思います。
そんな現実をお伝えしつつ、それでも頑張ろうとする仲間と協力し合える環境というのは魅力的だと素直に思います。最後にそんな時に心に刺さるMOROHAの曲と歌詞を紹介して終わろうと思います。
億千万のため息吸い込んで
希望の言葉に変えて吐くんだ
億千万の涙飲み干して
決意の言葉に変えて吐くんだ
億千万の雨風に殴られ
億千万の花が散り それでも
一回きりの人生に 命を懸けて 命を描け
ごめんな友よ 俺はもう行くよ 居酒屋だけの意気込みじゃゴミだ
おまえもほんとは気付いてるんだ シラフじゃ語れぬ夢は惨めだ
現実は辛い 暗い 時に苦しい それでも妄想よりは眩しい
勝ち負けじゃないと思える所まで俺は勝ちにこだわるよ
勝てなきゃ皆やめてくじゃないか
勝てなきゃ皆消えてくじゃないか
「諦めるなんて格好付けんな お前は飽きただけだろ?」
去ってく奴に吐き捨てた唾
本当ありがとう 待ってくれてる人
もうちょっとだけ 待っていてくれ
ごめんな 待てずに去ってった人
いつか必ず迎えに行くよ
何かを成す為にやって来たんだ 誰でもない自分の話を口走れ
負け犬はリアリストを気取りたがる 黙れ 野次馬じゃ走れぬレースを走れ
何かを成す為にやって来たんだ 誰でもない自分の話を口走れ
運をねじ伏せる実力を確かめ その上で最強の運を掴め
ハートを切ってダイヤを残せば 例え勝ったって味気ないポーカー
持ってる手札で勝つしかないんだ 例え不利でも平気なフリしろ
保険証ないなら体壊すな 頭わりーなら一生勉強
働け 何でも屋の頑張り屋 ラップ 文章 CMナレーション
共通言語 限度なき 熱量 俺を求めてくれて ありがとうございます
iCARE・産業保健・ヘルスケア・BtoB・SaaSデザイナーなどに興味のある方はぜひお話ししましょう
ここまでnoteを読んでいただき誠にありがとうございます。
最後に、採用情報をまとめておきます。
私たち、株式会社iCAREは産業保健業界をHR SaaS Carelyと専門家サービスの領域から変えていこうと考えているスタートアップ企業です。
もしもこの note をご覧になって興味を持った方がいらっしゃればお気軽に話しだけでも聞きにきていただけると嬉しいです!
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他の人のアドベントカレンダーもぜひ読んでみてください!
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