仕事場にDTM環境を作った話し
4回目となるnote記事は仕事場にDTM環境を作った話しを紹介します。
仕事場にDTM環境を作りたい
僕は個人事業を営んでいるのですが、ここ数年は自宅に帰宅できず宿直することが多くなっており、仕事場でも本格的にDTMに取り組める環境作りを真剣に検討する必要に迫られていました。
そこで、事務室として使っていた部屋にDTMスペースを併設する計画を立てましたが、何をするにしても不便な位置にあるため、別の部屋を事務室としてリフォームした上で移転することに。
移転先の事務室はあまり広くはありませんが、仕事の合間や宿直時に打ち込みや作曲などの作業に取り組むことが可能。なお、ギター演奏の録音やミックスなど、仕事場で難しい作業は自宅で行うなどの住み分けを考えています。
DTM環境を1台のMacBookに集約するプラン
僕のDTM環境ですが、自宅に設置しているインテルiMacの2019年モデルをDTM用途、仕事場ではM1 MacBook Proの13インチモデルを事務作業に使用。
MacBookは仕事用途で買った建前もありDTMに使うことは消極的でしたが、一応はiMacとMacBookを2台活用するプランを検討してみました。
しかし、2台のMac間でプロジェクトデータの互換性や再現性を同一にするのは思っていた以上に大変そう、、、(つまり面倒)
色々と考えた結果、仕事用途のMacを動員してムリくり使うのではなく、思いきってAppleシリコンの特盛りMacBook Proを購入し、DTM環境を1台に集約するプランを検討することにしました。
プランの主な目的は2つ
MacBookに全てのDTMアプリをインストールしITBで完結する
MacBook1台で自宅↔️仕事場を移動できるようにする
※ (ITBとはIn The Boxの略で、PC内部だけで制作を完結すること)
自宅スタジオの環境を1台のMacに詰め込み、持ち運ぶ様子をイメージすると分かりやすいかもしれません。このプランが実現するとMacBook1台で仕事場と自宅スタジオ間をシームレスに移動できるようになり合理的です。
更に仕事場や自宅のみならず、出先のホテルや車にMacBookを持ち込めば場所を問わずモバイルDTMが可能になります。
実際にこのようなシチュエーションがあるのか分かりませんが、音楽には合理性だけではなくロマンも必要だと思います(笑)
なお、インテルiMacについてですが、27インチの5K Retina 5,120 x 2,880ディスプレイという仕様は、Appleシリコンが主流の現在においてもとても魅力的(2024年現在のiMacは24インチ4.5K Retina)メモリも96GB積んでいるので動画編集や普段使いで引き続き活用していく予定です。
あとはDTM専用となるMacBookに必要なスペックを決めて、購入資金の問題をいかにしてクリアするかの問題だけが残されました。
MacBook Pro M2 MaxをMNG!
見出しの通りMacBook Pro M2 Maxを購入しました。
M2Macは1つ前のモデルですが、2023年に発売されたばかりなので、M3モデルとの性能差は殆どありません。しかも、Apple整備品なので現行品に比べればそこそこ安く買えました。(それでもかなり高かったですが)
スペックについては内蔵ストレージが4TB SSD。これだけあればDTMアプリの全てをインストールしても専有率は45〜50%程度でまだまだ余裕があります。
メモリは最大容量の96GB。果たしてこんなに使う場面があるのか分かりませんが、Macは後からメモリを足すことができないので思い切って奮発しました。
購入資金に関しては、以前の仕事で使っていた不要な仕事道具をまとめて売却し、不足分はギター貯金の一部を充当。この辺は前回記事で取り上げたトレードオフの経験が役に立ちました。
まだ大して使いこんではいないのですが、試しに4K動画素材を複数並べて処理してみたところビックリするくらいサクサク動作します。Logicのプロジェクトデータも余裕で再生できてビクともしない。私見ですが、Appleシリコン以降のMacであれば余程の使い方をしない限りスペックで困ることはないと思います。
ギター貯金を取り崩してしまいましたが、今の自分はギターを増やすよりも、少しでも音楽に向き合いやすい環境作りに全振りしていくことが重要だと考えています。
感覚としては音楽に取り組むための時間を買ったつもりでいます。残り時間が多いとは言えない年齢になってきた今、音楽に取り組む時間は何より貴重なのです。
仕事場のDTMスペースが完成!
先日、事務室のリフォーム作業が遂に完成しました!できるだけお金をかけず今あるものを最大限に利用してDIYしています。
そして念願だったDTMスペースも併設!広さにして机一個分のスペースですが、DTM環境の全てをMacBook1台に集約しているのでこれで十分です。
過去3回のnote記事ではコロナ禍の間に自分が取り組んできたことを紹介してきましたが、仕事場にDTMスペースを作ることは最もやりたかったことの一つでした。これで、仕事が終わった後の宿直時も自宅とほぼ同じ環境で音楽制作に向き合えます。
今回、紹介した仕事場や自宅のDTM環境の詳細は、また別の機会に記事を書けたらと思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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