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ライブ活動復帰への道のり

先日、投稿した初めてのNOTE記事「バンド活動を断念してDTMに全振りした話し」予想以上にリアクションを頂きました。ありがとうございます。

仕事と家庭を持ちながら音楽を続けるのは誰にとっても大変なことだと思います。特に離島環境に身を置く僕にとって、1回のライブに費やす時間や労力そして金銭的なコストが大き過ぎる。

そこで、現実的にできること、できないことに向き合い、選択と集中した結果がDTMに全振りだった訳です。しかし、ライブ活動への未練がないかと問われればそんなことはなく実際は未練タラタラw

そこで、自分なりにライブ活動に復帰するための条件や道のりを考えてみました

音源を作りライブ活動をする

数年前にとあるミュージシャンからカバー曲だけがやりたいなら付き合えないと告げられたこともあって、最近はオリジナル楽曲での活動を強く意識するようになっています。

カバーバンドもやりたい気持ちはありますが、僕の年齢からすれば残された時間であれもこれもできる余裕がない。単発のカバーセッションのような活動は例外としても、基本的には人生後半戦の核となるようなオリジナル曲を演奏する活動をライフワークにしたいと考えています。

なので、再びライブ活動に復帰するまではDTMによる音楽制作を学びながらオリジナル曲をストックしその日に備えようと思います。

音楽から活動資金を得るエコシステムを作る

以前やっていたバンドはギャラが頂けるパーティーやイベントなどを中心に活動していたので、手元からお金が出ることはありませんでした(むしろちょっと黒字なくらい)しかし、自分がやりたい音楽は演奏できないジレンマを抱えて退会した経緯からすれば、再び同じような活動をするのは理に叶わない。

自分がやりたい音楽はオリジナル曲のインストなので採算性に関してはかなりハードルが高いのですが、世の中にはマニアックな音楽でも自力で発信して収益をあげている例もあります。

お金のために音楽をやっている訳ではないのですが、活動原資に私費を充て続けるのではなく、持続可能な活動のためにも必要なお金は自分がやりたい音楽から得るエコシステムを作る。

ちょっと理想論が過ぎるとは思うのですが、少なくとも赤字幅を圧縮するスタンスは持ち続けようと思います。音楽の収益ノウハウを実践している方のNOTE記事はたくさんあるのでそれを参考にしつつ、自分のライフスタイルに合った方法を研究していこうと思います。

石橋を叩いて渡る

夢はシンプルにあきらめない。周囲を見渡しても同世代で今も音楽を続けている人はごく少数で、続けているだけでもまぁまぁスゴいことだと思うのです。

僕は2020年に世界中を襲ったパンデミックで活動を自粛して以降も音楽をやめることはなかったし、音楽活動に必要な貯金も地道に続けてきました。その時自分ができることを一生懸命やれば良いと思うのです。

コロナ禍の4年間で貯めたお金でDTM環境や録音設備などの音楽的インフラに投資したおかげで、仮にライブ活動への復帰が志半ばで絶たれたとしてもオンライン上での音楽活動はそのまま継続できます。人生のバックアップは心の余裕。何も失うものはありません。

これは僕の人生哲学ですが、夢を追うために仕事や家庭を捨てる必要はないし、エキセントリックに振る舞う必要もありません。僕はそう言うタイプじゃないし、不必要なリスクはできるだけ避けながら石橋を叩いて渡れば良いと思っています。

でも勝負時にはためらわず行動する

いきなり僕の人生哲学に反する話で恐縮ですが、音楽で活動する以上は勝負所ではリスクを負って飛び込むことも必要ではないかと考えています。

とある選挙で参謀をしていた時の話ですが、負け戦になることが濃厚で周囲からも翻意するよう促されるも、あえて付き合っていました。青臭い話ですが、勝ち組に回って汚い連中の片棒を担ぐくらいなら負けた方がマシと思っていたのです。

とは言え、負け戦に飛び込む訳ですから当然、色々なものを失う訳で、それはまぁ辛かったです。しかし、後に自分の行動を粋と感じる人たちの存在により思わぬ形で報われたことがありました。目先の利益や損得感情で行動していたらありえなかった話しです。

これは音楽でも同様で、自分では背負いきれないような話しが舞い込んできた時にあえて飛び込んだことがあります。こういう時に石橋を叩いている暇はなく、一瞬で判断して飛び込まなければ他の誰かに話しが流れると思い即断即決。しかし、即答したのは良いものの飛び込んだ先は想像以上に雲の上の世界ですから、今すぐどこか遠いところに旅立ちたくなるくらいのプレッシャーに苛まれながら演奏していたことを覚えています。

この体験は今の自分を形成する非常に大きな出来事となり、今でも思い出さない日はないくらいです。飛び込んでみなければ知り得ないことがたくさんありました。何も知らないまま人生を終える可能性があったことからすれば、勇気を出して参加して本当に良かったと思っています。

勝負時にリスクを考えずに飛び込むことができる人たちは、9割は積み重ねて残り1割で果敢に冒険する。たぶん、そんな世界線で生きているんだと思います。

僕に残された人生で再びそんなチャンスに巡り会えるのかどうかは分かりませんが、その日に備えて地道に積み上げていこうと思います。


最後まで読んで頂きありがとうございます。
音楽で感じた夢やロマンはずっと追いかけていたいですね!

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