『 #魔女エステリーゼの事件簿 』【闇と大蛇編】2024/11/08,10 感想記事 現代 #ネタバレ
まえがき
魔女エステリーゼの事件簿の最新作【闇と大蛇編】(ヤミトオロチ)を見に行きました。ダンスやアクションも多くあり過ぎて、本当は11月8日の1回だけしか観劇予定なかったのですが、どうしても、もう1回見たくなってしまったので、11月10日に急遽、休みを得て、大千穐楽を見にいきました。
いやぁ~、様々な魅力が詰った作品だったな~…というのが率直な感想です。
タイトルの画像は、戦利品の一部です(購入したブロマイドで、闇と大蛇編・現代編の座りポーズの面々に集まって頂きました)。
劇団ココア旗上げ7周年ということもあり、これは買わないと…と、大量購入してアルバムの中身がドエライことになってます(笑)。できることなら、やれるものなら、次あたり「出演者の皆さんのブロマイド1つずつください」とか言いたいものですけどね。8周年の時にやろっと。
感想記事をお読みいただく前の注意点
個人的な考察で語っております。
画像を多用しております。
秘密結社やらキャラと国との関係性やら、難しいカタカナの名前やらいっぱい出てきます。そしてそれを、かなり省いています。覚えきれるはずもなく(笑)、ニュアンスだけ伝われば、良しかなと勝手に思います。
今回は「現代編」と「過去編」で分けて書いてます。
さらにいうと「姫と魔笛編」「おまけ」として4本立てですw
出演(キャスト)
エステリーゼシリーズの特徴として、現代と過去を行ったりきたりしながら上演される舞台です。過去と現代の人物において交流があったりなかったりもします。同じ舞台に立つけれども、絡みが一切無いとかあります。
まとめるとこんな感じ。過去と現代を繋ぐ人物が「メサイア」です。すごい重要というわけではないですけどね。この記事では、左側「現代 1933年編」を中心に書きます。「過去 1917年編」は別記事予定です。
登場人物の補足
観劇前であれば知られている情報をサラっと埋め込みから見て頂ければより楽しめるのではないでしょうか。
邂逅
ビューネイ、ヘカテーとオルトロスの牙
ビューネイ、オルトロスの牙の邂逅から始まる今作。ギャンブル狂いで、お調子者のビューネイ演じる葉山こはるさんと、過去作で兄ケルベロスの牙をアテネに殺害され、復讐に燃える弟オルトロスの牙を演じる磐城信治さんのカッコイイ殺陣から始まり、なんかもういきなりドエライことなってます。もうカッコいいなぁ~と。一部、映像が上げられているのでご覧くださいまし。本番は、照明とか音とか迫力が桁違いなのでもっともっとカッコよかったです。
エステリーゼと形見箱
「呟き続ける男」というのが、メサイアになります。これ以降、現代編には出てきません。
船上での出会い
見知らぬ少女がいきなり話しかけて来た事に対して、警戒心強めで200歳とウソをつくエステリーゼという構図から青の島に向かう事になった事を濁しながら、自身たちの正体を話すビアンカ。陽キャらしくて良いかと思います。でも、こう書くと、ビアンカがアホの子っぽくなってしまうのは、なんででしょうかねぇ(笑)。200歳の下りについても、くすくす~と笑いがきたりして、まぁ、ワタクシは「エステルらしいな~」と思いましたけど、皆さんはどうでしたかねぇ。
客室での出会い
ここで、自己紹介の流れからアドアリネ三姉妹のキュートな歌とダンスが披露されます。いいですねぇ。小鳥遊彩乃さん、葉山こはるさん、小鳥遊恋さんは、現役のアイドルですからね~。しかも、生歌っていうね。今回、全部、生歌なんですよ。すげーなー…と感嘆しておりました。
で、舞台の観劇している人たちにだけ、オルトロスの牙(磐城信治さん)の声が場内に響くと。たぶん、舞台上で「誰?!」とか無反応だったので、ナレーションみたいなもんだったのかなと。
見ての通り「コハク」と「黒いフードの男」については、誰とも相関をほぼ持っていない状態なんです。観劇してた人からしてみると「あんた、いったい、どこのだれ?」状態です。
宴
最初のダンスシーン(旅芸人御一行/butterfly)は、圧巻でしたね。動画も上がっているので、ご覧になってください。
このダンス中、実は、ずっと、オズワルド役の中島拓巳さんを凝視してました(凝視…って)。渡森さやさんが公演前にポコチャでライブ配信してたんです。そこに拓巳さんもチャットで参加してて交流して楽しんでたんですが、今作について「今回のダンスは、苦手なタイプで苦労してる」と話してたんですね。殺陣師として、もうビシッと決められる、指導までされている方が、苦手なタイプのダンスで苦労してるとかどんな萌えポイントなんですか!と。もうね、そう言われてしまうと、注目せざるえないじゃないですかと(笑)。実は、ココアが上げている稽古中の動画で、ダンスのフォーメーションチェンジ中に危うく接触しそうになったりとかしてるんですよ。ただ、もうそこはね、さすがプロ。本番はバッチシ、決めてきました。拓巳さん本人は、どう思われているのか解りませんが、皆さんと一体感あってド迫力でカッコいいダンスシーンでした。
ストーリーの展開については、マリアの過去についてワクワクしたり、アリアドネ三姉妹の陽気さ(特に彩乃さんのニターッ顔はやられてしまいますね)もあるのですが、何と言っても、この場面では、エステリーゼとジェームズの色模様ですよね(迫真)。前回の巫女と童編からですが、ほぼ間違えなく、変態的な被害妄想癖があるのは、エステリーゼの方だと思っているので(笑)。今回は「誰かと踊ってきていいよ」とジェームズが話してはビアンカとマリアに殴られ、誘った後にエステリーゼの妄想癖から殴られようとしたところを避けるという変化球で楽しませてくれました。まさかの変化球ということもあり、これからの宮瀬聖さん演じるジェームズから目が離せませんね(笑)。
いくつもの分断が発生している状態となり、次へと進んでいきます。
衝突
ビューネイとオズワルド
舞台袖から、ばたんきゅーな恋さん、かわいい。で、こはるさんと拓巳さんですよ。もう、かわいいからの殺意という上下の落差がハンパねぇなぁっ!と。スタイリッシュなアクションやら拓巳さんとのコンビネーション(殺陣)もバッチシで、惚れてまうやろ~と。うん。これはやばい。
ビアンカとアリス
オズワルドからしてみれば、アリスが言う「偽者のコハク」だったという結論を知ってるなら、別にコハクが言おうとしていた答えを知らずに切って捨てて構わないんですよねぇ。結構、ここのやり取りはキーで、コハクが答えようとしていたことが後に大きなポイントになってます。
先に言いますが、青の炎についての謎が残されながら今作は終わります。一番、気になることがありまして、オズワルドが言う、創設理由となった「あの男」の存在についてです。結局、誰のことを指しているのか不明のままです。伏線を残したまま次回へ…といった感じでしょうかね。
話が変わりまして、崖からの落下シーンですが、千穐楽を見ていた方はご存知かと思われるのですが、コハク役の鈴木わこさんが落ちて行く際に、凄まじい衝撃音、ワタクシの浅い浅い観劇歴からしても聞いた事無い「どんっ!」という、過去最大の鈍い衝撃音が劇場中に響き渡りましてですね…「え?本当に大丈夫なの?」と。劇中の効果音とか、それどころじゃなく、下手したら関係者一同、ざわつく音がしましたよね。後に本人の振り返り配信で「実は足がつっていて、そのまま落ちたら壁に穴開けちゃった」(要約)というくらいの衝撃だったというね。次の舞台が約三週間後に迫っているというのに大怪我じゃなくて、本当によかったなと…。
マリアとヴィンセント
なのはさんのキリっとした目線、声ともによかったですね~。マリアのただ物ではない使用人ということで、まだまだ謎がありそうですねぇ~。
狂乱
予め…ここから先は、殺陣シーンと怒涛の展開が待っており、ワタクシの中で記憶がかなりゴチャゴチャになっていて、ストーリーの整理がついていない状況ですし、今後もつかないと思うので、絡みあるキャラクターを小出しにして、感想だけ述べていきます。ご容赦ください。
アテネとルドガー
実は、ルドガーは「変装していたオルトロスの牙だった!」という導入から始まりました。ワタクシは、かなりビックリしたのですが…軽く、冒頭の方で変装が得意的な話はしてたんですよね。そして、客室の黒いフードの男がオルトロスの牙自身だった事が明かされます。
この後の殺陣シーンでは、オルトロスの牙の強さ、狂気が目立ちましたね。もうストレートにいうなれば、アテネは半殺しにになるまで追い込まれます。アテネの悲鳴や表情から痛みが伝わり、その痛み、危機感、そして狂気が伝わる殺陣は、まさに名シーンと言えるのではないでしょうか。
止めを刺そうとした瞬間、ジェームズとマリアが乱入。間一髪で救出、オルトロスの牙は、一時撤退を余儀なくされます。
ビューネイとヘカテーとオズワルド
ここから先、ゴチャゴチャになってて、誰と誰のシーンが先だったっけ?と思い出せない状況です。確か、オズワルドが、ビューネイとヘカテーに対して、二人まとめて来い的な挑発をする場面が先だったかなとボンヤリしてて、どうやって終着していったのか、覚えてないんですよねぇ(汗)。
ヴィンセントとルドガーとオズワルド
何かの最中にルドガーが乱入してきます(もう記憶が…)。えっと、ルドガー(本物)は、オズワルドに騙された的な事を言って別の島に行ってしまっていたと言います。オズワルドは、オストロスの牙がルドガーに変装していたことを知っていました。
オズワルドは、ルドガーを他者を出し抜くため「実は他の島にある」とかなんとか言って、島を下ろさせようとしたが、急にいなくなると不自然極まりない。そこでルドガーは、オルトロスの牙を雇ったのではないかなぁと思ってます。そして、変装役がオルトロスの牙であることをオズワルドはルドガーから計画遂行のため、オルトロスの牙がいることは知らされてはいましたが、オルトロスの牙の真の目的、復讐心に満ちた狂人であることは知らなかったのではないかなーと思っております。
ここでジェームズ、マリアも加わり、オズワルドと共にヴィンセントとルドガーは殺されます。
アリアドネの三姉妹とオルトロスの牙
語らずとも…いった感じなのがこの場面ですね。
まさか、まさかのビューネイ、ヘカテー同士討ちからの、二人を同時に剣で貫くとか、よう考えたなと。もう直視できないほどの悲劇が目の前で起こっているわけですよ。二人の姉アテネ、救出したジェームズとマリアの目の前で起こっている悲劇に対する感情は、文章に何かできないし、言葉でも言い表せないほど。
オズワルドがかけつけて、激昂するのですが、ここでオルトロスの牙と初対面だったのではないかなと思ってます。初対面だった理由は前述の通りですが、ここでオルトロスの牙の真の目的を知り、目の前の悲劇とオルトロスの牙から感じた狂気から生かしておけないという判断を下して、ジェームズに共闘を提案したと。そして、二人してオルトロスの牙を戦闘不能にした上で、アテネの銃弾によって、兄と同じように亡くなるといった感じでしょうかね。
そして、ビアンカが駆けつけ、エステリーゼがアリスと同じように落ちていったということ、そして「誤った推理をしていた」ということを伝えて、今度はエステリーゼ救出のために動き出します。
形見箱
ラストシーンですね。アリスの正体は、処刑を免れた皇女の生き残りで、生きていたと世間が解れば世界の勢力図が変わる。それを知らしめるために、エステリーゼに託されていた形見箱が必要だったということです。なので、形見箱はアリスのものだったことが判明します。そして、形見箱の中身をエステリーゼは知っていて、船上で出会った時からもしやと思っていた事も話します。ここで、アリスは存在自体はしているのですが、皇女なので、コハクがアリスのことを呼ばなかった理由が判明したわけですね。
このシーン、洞窟の中を演出するために懐中電灯で花道から降りてくるシーンから始まって、雰囲気ばっちりだなぁ~…そして舞台上が少し明るくなって全容が見えたのと同時に、コハクがいたことにまずびっくりして、え?生きてたの?と。
シリーズ作品4作見てきた中で、はじめてエステリーゼのアクションシーンがあって「おぉっ!?」と思ったり、最後はガソリン被って拳銃をぶっ放してコハクが銃殺されたのと同時に皇女は燃えてしまい、エステリーゼは視界が歪むなか、意識が遠のいていきます。
気が付いたら船上で帰路の最中でした。
そして、ひとりになったアテネ、今後のことについて語りながら、ひとり寂しく、想い出の歌を歌い…幕は切れていきます。
そんでもって、カーテンコールへ。
あとがき
「あとがき」まで読んでくださり、まずはありがとうございます。
まぁ、最後は寂しい幕切れになりましたね~と思いながらもカーテンコールは明るく終わっていきました。んー、対比えぐい。
記憶もゴチャゴチャになってしまいましたが…冒頭にも書いたように面白かった、魅力ある作品でした。もう長くなってしまったのでね、あとがきくらい短くしたいと思います(笑)。
改めて、最後まで読んでいただきありがとうございました。
まだ続くのが信じられませんが(笑)、まずはいったん、ここまで。
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