takaさんぽ【番外編】~大谷石文化ガイド講習~
大谷石文化ガイドとは?
そもそも大谷石って何?
栃木県宇都宮市大谷付近に分布し、今から約1500万年前の火山の噴火によってできた凝灰岩の地層から採れる石(大谷層軽石凝灰岩)の略称のことです。
大谷石の歴史
大谷石は太古の昔から様々な用途で使われており、古くは古墳時代まで遡ります。
その古墳時代には、竪穴式住居のカマドや古墳の石室などに利用されていました。
その後、各時代において様々な建物の建築材料として利用されてきました。有名なのは現代建築の巨匠の一人フランク・ロイド・ライトが手掛けた旧帝国ホテルがありますね。
そのような歴史やストーリーが『地下迷宮の秘密を探る旅~大谷石文化が息づくまち宇都宮~』として平成30年に日本遺産に登録されました。
大谷石文化ガイドの役割
そんな宇都宮市が誇る日本遺産である大谷石の歴史や魅力、そこに秘められたストーリーを宇都宮市や大谷地域にお越しになった皆さんに紹介する人たちのことです。
ガイドになろうと思ったきっかけ
きっかけは世界遺産検定
元々世界遺産検定のマイスターに合格したあと、日本遺産検定の存在やそれに合わせて宇都宮市の大谷石についても深く知りたいと思い、色々な関連イベントに参加していました。そこで市の文化財担当の方に世界遺産や日本遺産、大谷石に興味があることを伝えたところ、『それならガイドになってみませんか?』とご紹介していただいたのが始まりでした。(世界遺産検定やってて良かった(笑))
いざ、講習へ
さっそく講習会へ参加してみると最初はオリエンテーションということで、今後は班ごとに分かれての講習になるため班員の顔合わせと、大谷石の座学といった感じでした。
特に座学では大谷石の歴史から案内する際のポイントなど、今後ガイドすることを想定した実践的な内容で大変面白かったです!
現場実習!!
講習は全4回で、そのうち第2回と第3回は、上の写真で出した実際の大谷地域にある構成文化財の見学や市内の大谷石建築物を見学し、ガイドする上でのポイントや注意点などを先輩ガイドさんに丁寧に教えていただきました。(初めていく場所もあって、めちゃくちゃ楽しかったです(笑))
あっという間に最終回
ガイド講習が始まってあっという間に4回目となってしまいました。最終回はこれまでのふりかえりテストと、グループワークで実際に案内するコースを考えて発表するというものでした。
ふりかえりテストはガイドマニュアルを見ながら、これまで見てきたものや学んだことを確認していくような感じで良い復習になりました。
グループワークはメンバー同士で和気あいあいとプランを考えて、県外の方向けのモデルコースを考えてみました。個性豊かなメンバーの皆さんに助けられて無事に終了することができました。
講習をふりかえって
学んだことは大谷石文化だけにあらず
今回、大谷石文化のガイド講習ということで大谷石の歴史やストーリーを学び、それを人に伝えることの難しさや楽しさを学びました。
ただ、それ以上に同じグループメンバーの方が色々な知識をお持ちで沢山のことを教えていただきました。私自身も世界遺産のことや他の日本遺産、趣味のイラストや恐竜のことなど色々話していく中で興味をもっていただいて、とてもいい繋がりをもつことができました。
これからは、これまで出会った方々やこれから出会うであろう方々に楽しんでもらい、『また遊びに来たいなぁ』『またtakaさんにガイドしてもらいたいなぁ』と言ってもらえるよう頑張っていきたいと思います。
今回も最後まで読んで下さり、ありがとうございました。ぜひ、北関東や栃木県にお越しの際は宇都宮市や大谷地域に寄っていって下さい!!
それでは、また次回のさんぽでお会いしましょう、さようなら~
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