永劫児童と花海棠
は 今は何処
両者とも、互いに何故、自分が相手から、離れられぬのか、忘れられぬかも、わからぬし、わからなくてもいい、と想っていたのかもしれない、話したくても一言もやり取りもしていないのに。
純粋とは何なのか、不純とは……
ただ、自身が純なる存在でいたい、そう感じ生きているだけ。
人と花、花と人、人は花、花も人──
愛は愛、愛に恋、恋が愛、恋の恋、愛が愛
「愛を知った為に涙が運ばれて、瞳を濡らした時」
花海棠は自信を保てない、幾ら、愚者が彼女がただ咲き笑い、話し共に居てくれるだけでいいといつも想っているのに。
待ち侘びる中、互いの心を察するだけで、何も進まぬ状況に動けぬまま、時は過ぎ行く。
幾星霜、花の色も人の心も移りにけりな、と云われても、動かぬものがある。
愛逢月の繁れる青葉と水色の空、白雲が風に動かされ、世界が動いているのをただ、丘の上の愚者は見つめている。
いいなと思ったら応援しよう!
お気に召しましたら、サポートをお願いいたします🙏 自身と同志・仲間の夢を実現するために使わせていただきます💓 もし、よろしければ、あなたも同志になられません❓ 一緒に楽しく活動して参りましょう✌️