今とても辛い君へ
──この文章を読んでくれている君へ……
おらあ、南部の田舎もんの〜たかふみ〜TakaFumiっていうおどごだ
今、この干支が一回りば超えだ人生ば想いけえすどよ、色んたなごどがあったな
まんつ、物心ついだどぎぬ、迷子ぬなったんだ
3歳くらいだった
従兄弟のトシぼうの後ば追って、十字路で方向わがんなぐなって、氷雨の降る中ば泣ぎながら、歩ったんだ
ずーっと、氷雨ぬ濡れながら、歩ってらったら、親切なおばさんが、おらあば家ぬ入れでくれで、よぐは覚えでいねども、なんが食わせでくれだど想う
んで、名前聞がれでよ、「なや たかふみ」ってへたんだ
おばさんはよ、「顔が木村のふとぬ似でる」ってへてよ、母親のずっかのある上町までバスで送ってくれたんだ
ほんと、色んたなごどがあって、へてえごど、ずっばりあるんども、話すたら、5日でも足りねな
んだがら、それはいづがぬってごどぬさせでけさまい
すんげえ労苦や辛えごどに直面すてる人ぬは、ただただ、敬意が湧いで来るだげだ
そいさ耐えで頑張ってらあんだは偉え
おらあ、3けえ程、すぬべど想った
其の内一回は睡眠薬1瓶全部、飲んだども、漢方薬だったせいが、かえって目覚めずまって、居酒屋行って、朝ぬ高速バスさ乗って東京さ行って、パチンコすたら、大勝ちすて、遊んで、まだ、高速バスで帰って来た
んで、最後は楽天が日本一ぬなった年ぬ、自宅の2階の屋根がら、目瞑って、前転すて、隣の畑の柔土の上さ落づだんだ
一生、チタンプレートが、腰のどごさ、入ったまんまらすい
ほんと、様様あった──
人生ば呪ったごども、人ば憎んだごども、世界がなぐなればいい、ってなんてな
んだどもよ、たった今、この文章打ちながらよ、感謝の涙ぬ暮れでるずぶんがいんだ
おめはんが、何歳だがはわがらね
んだどもよ、生ぎでれば、多分、人やずんせいぬ、すんげえ、感謝出ぎるずぶんずすんぬ会える
なすて、そう言えるが?
それはな、おめはんがこれば読んでくれでだがらだ
だがら、「けっぱれ!」