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東大読書⑤:STEP5「議論読み」とは?(+今までの読書を振り返り、"読まず嫌い"が無いか確認してみよう)
読書ノート(70日目)
さて、本日もこちらの本からです。
本書ではSTEP1~STEP5にかけて
読む力と地頭力が身につく読書法として
STEP1:装丁読み
STEP2:取材読み
STEP3:整理読み
STEP4:検証読み
STEP5:議論読み
が紹介されています。
そして5日目の今日は議論読みについてです。
・議論読みで、本の内容をずっと記憶する。本と会話をする。
読んだ内容を噛み砕いて理解し、それに対して
自分が感じた事を表明する事で感想は生まれる。
・インプット→アウトプットという過程の中で、理解は深まる。
アウトプットしようと考えるからこそ、インプットの質も高まる。
・東大生は感想とアウトプットが大好き。
著者の東大2年間の中で東大生同士で最も盛り上がった話は
「源氏物語で一番素晴らしいヒロインは誰か?」
結論は「花散里」だった。
・議論読みでは、STEP1で作った仮説が
本当に外れなかったのかを確かめる「答え合わせ」をする。
・STEP3での「要約読み」より、
もっとコンパクトに要約を行う「アウトプット要約」をする。
・そして今までのすべての読解を踏まえて
自分の感想・意見をアウトプットする「自分なりの結論」をつくる。
本を読み終わった後にこの「3つ」を行えば、
"読みっぱなしになる"ということはあり得なくなる。
・「答え合わせ」の例:
ある本を読むときの目標を
「心理学とは何なのかを知る」とした場合、
読書後に「何なのか」はわからなかったが、
「心とは何なのか。人間のどの器官に存在するか」は分かった。
(など、当初の目標に対する差異と達成できたことを明確にする)
・アウトプット要約は、
読んだ本の「帯コメント」を考えることで鍛えられる。
初対面の人に簡潔に本のエッセンスを伝えるには?
30字以内や1行ないしは1言のまとめを作ってみる。
・自分なりの結論とは
著者との議論を通じ自分の感情を明らかにする。
著者の考えに同意できたかどうか。について結論を出す
5回に分けて紹介してきた東大読書ですが
今日は最後のSTEPの紹介となりました。
「東大読書」の本からは
・読書を選ぶ段階からの目標設定の大切さ
・インプットの質を高めたければ
アウトプットを意識して、記者の姿勢で読む
・自分なりに考えて結論を出す
(著者の主張に対して、賛成か反対か)
・そのためにも読む本は偏り過ぎないように
"似ているけどちょっと違う2冊"を同時に読む
といった多くのことを気付かせてくれました。
最後にもう一つ「読むべき本の探し方」について
本書から紹介させていただきます。
・東大流「読むべき本」の探し方
①売れている本、ベストセラー
ベストセラーの本だから必ずしも良い本とは限らないが、
世の中の”今”の空気を知るきっかけになる。
②信頼できる人のレコメンデーション
③時代を超えて読み継がれている古典(古典に外れなし!)
・読まず嫌いを避けるには…
2軸のマトリクスでチェック表を作ってみる
・2軸の例
過去↔未来
文系的↔理系的
フィクション↔ノンフィクション
日本的↔世界的
随筆的↔評論的
男性読者が多そうな本↔女性読者が多そうな本
・著者のオススメは、過去↔未来、文系的↔理系的の2軸
なるほど!
自分の今までの読書をマトリクスで整理し
「読まず嫌い」を防ぐという方法は
とても興味深いと思いました。
僕の場合は
日々の読書を通じて人生を豊かにしたい
という思いや目的があるので、
本を偏りなく網羅的に読む
という目的とは少し違うのかなと思い
自分なりの2軸を考えてみました。
これは、重要度と緊急度のマトリクスを
読書版として当てはめてみたのですが、
手前みそですが…結構しっくりと感じていて
僕の目的に対しての整理がしやすそうです。
![](https://assets.st-note.com/img/1672026356493-9r40Id11V0.png?width=1200)
重要度と緊急度のマトリクスは
7つの習慣でも有名ですので
普段からセルフマネジメントで活用されている
方々も多いことと思います。
「7つの習慣」の著者のコヴィー博士によると
本当に重要な最優先事項の活動は
「緊急ではないが重要な活動」ということで、
僕自身の読書も年間で読める70冊のうち
どの程度の冊数を「左上の緑色の領域」の
「緊急ではないが重要な本」として選び、
読書ができたかを評価軸にしてみようと考えています。
具体的には、2023年はこの4象限に対して
どの比率にすることを目標として本を選ぶべきか
そんなことを、あと数日ある2022年内に
考えてみようと思います。
(シンプルに、先程の4象限に2023年の読書の
配分目標の%を入れてみよう!ということです)
![](https://assets.st-note.com/img/1672026385478-jI9RhuYjqX.png?width=1200)
これができれば
東大読書から得たヒントから
2023年の僕の読書計画に向けて
良いスタートを迎えられそうです!
今年も残りあと僅かですが、
読書ノートの今年の更新は今日までとして、
ここから数日間は、
・2022年の自分の読書の振返り
・2023年の読書配分のベストバランス
・具体的に2023年に読む本
を考えていこうと思います。
…ということで、今日はこの辺で!
明日は2022年の自分の読書の振返りを
してみようと思います。
それではまた明日―!😉