夜の告白:見せられない手
こんばんは。
私はよく銭湯に行くし、家のお風呂もちゃんと浴槽にお湯を張って入る人なんですが、コンプレックスがあります。
お湯に浸からなくてもそうなんですが、お湯に浸かったらより目立つので本当に嫌なんですが、指先が人に見せられないのです。
皮膚むしり症って言うようなんですが、まあ簡単に言ってしまうと噛みグセがある。
爪だったらまだ良いんですけど、爪に留まらず指先の薄皮を噛んでしまうのです。
そのせいで、お湯に浸かると指先が真っ白になってそれが嫌です。
お湯に浸からなかったら薄ら赤んでて、それも嫌です。
元々は、爪だったと思う。
一旦高一くらいまで収まってたのに、高二のピアノの発表会の練習が負担過ぎて爪を噛むようになって、指が痛いから余計に弾けなくて……という悪循環に入りました。
受験があったのでピアノは辞めましたが、残念ながら爪を噛む習慣は抜けませんでした。
(大学受験がストレスだったんでしょうかね…)
振り返ってみると、中学の時にトゥレットになってしまって、親はそれを分からずに辞めるように言うし、塾では心配されるしで地獄でした。
高校受験が成功して治ったので、あれはストレスだったんだろうな。
爪や皮膚を噛むのは、不安障害の一種であるようです。
別に飲食業をしている訳でもなく、テレビに出るような者でもないので、指先まで凝視する人は居ないと思うんですけど、やっぱり後ろめたい。
別に一緒に行く人も居ないので良いんですけど(妻はまあ、分かってくれてるので良しとして(それでも気にするけど))、やっぱり銭湯に入った後の指は真っ白になるので見られたくない。
なので、誰かと温泉旅行に行ったりする時は、お風呂上がりは手をグーにしてたり、タオルで隠しています。
難しい話だ。
どうしたら治るんでしょうか。
一種の安定剤みたいになってるんでしょうけど、ほのかに痛みがあるし、本当は辞めたいんですけどね。
30手前にもなって、恥ずかしいというか、嫌な気分になります。
私が過去に執筆した戯曲から、一節引用させて頂きます。
仲間がいらっしゃったら……いや、克服された方がいらっしゃったら助けてください。
よろしくお願いします。
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