広告で孝告24 ありがとうの大切さ
NOMURA/ありがとう。
オリンピック、
パラリンピックともに、
はじまる時は、
広告も賑やかだった。
でも、おわる時は、
これと言って、盛り上がらない。
当たり前の話だ。
終わるのだから。
人は基本的にそんなものだ。
何かをはじめる時、
何かをお願いする時、
何か協力を求める時、
そんな時は丁寧に、頭を下げる。
でも、済んでしまえば、
その熱も冷めている。
でも、この「ありがとう」こそ、
大切なのではないか、と思う。
そういう意味で、
この広告はすばらしく思える。
だとすると……。
小池都知事や菅首相、橋本聖子さんなどが、
一同に記者会見をし、
「選手やボランティア、
都民ひとりひとり、周辺の県民の皆様、
支えてくれた、見守ってくれた、
全国民のおかげで、
歴史をつなぐことができました。
日本人としての誇りです。
ありがとうございました」
このくらいの感謝の言葉くらい、
あってもいいような気がする。
選挙だって同じだ。
散々、選挙期間中は頭を下げるのに、
当選したらパッタリ。
選挙期間中と同期間、
感謝期間を設けて、
当選者も落選者も選挙カーで、
「ありがとう」と、
言って回るくらいあっていい。
それをしない人は、
きっと次はないだろう。
ビジネスだって、
愛だ恋だ友情だって、
「ありがとう」が、
また次の何かを連れてくる。