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なるほど!わかった!RICOH GRⅢとGRⅢxの使い分け

RICOH GRⅢ と GRⅢx どちらがどういうシーンに適しているのか。

GRⅢx を購入したのが2022年9月。GRⅢを購入したのは2024年9月。
今日(2024年10月18日)時点で一ヶ月少しの期間2台持ちをした結果を自分のためにも客観的にまとめてみる事にした。
そして、何人かに「GRⅢ と GRⅢx どちらが良いですか?」との質問ももらっているので、これも考えてみよう!


28mmと40mmさてどっち?

当たり障りのない無難な答えにするなら今後も両方!2台持ちが良い!
となるのだろうけれど、(RICOHさんへの忖度も踏まえて。w)残念ながら僕はそう思わなかった。
28mmと40mmその差は12mm。比べればもちろん違うけれど、28-40mm F2.8なんてズームレンズものがあっても誰も買わないように、焦点距離の差が近すぎて、画角という面では撮影時に自分自身が動けば済む範囲。
2台持つ必要性は感じないので、どちらか一台で良い。

動画も撮りやすく汎用性の高いGRⅢ

RICOH GRⅢx + OPF 550-L

さて。28mmは標準というよりは少し広角域なので、パースを意識しないといけないという面で使いこなすには少しテクニックが必要。だけど、iPhoneをはじめとしたスマートフォンの標準カメラは28mm前後の焦点距離を採用していて、手持ちで動画を撮るには24から28mmくらいが使いやすく(焦点距離が長いと手ブレが目立つので)静止画は35mmくらいが使いやすいので、間をとって28mmにしているのだろうし、そういう意味で汎用性が高い。

スマホでは撮れない写真が撮れるGRⅢx

40mmは所謂標準レンズと言われる画角で、パースは多少感じるものの写真の基本である水平・垂直さえ意識すればZ軸は意識しないでサクサク撮っても問題ないレベルの画角なので、カメラ慣れしてない人でも撮りやすい。
だけれどAPCSサイズのセンサーとF2.8のレンズでは、ボケを意識した撮影をするには物足りない。もちろんiPhoneの望遠側カメラと比べたらGRⅢxは非常によく写るので、スマートフォンでは撮れない写真を撮ることが出来る。

RICOH GRⅢx + OPF 480-L

こういうのはiPhoneじゃ撮れないよね。

なるほど!わかった気がする 28mm と 40mmのマーケティング戦略的住み分け。

ちなみに最近でたLeica Q3 43mm。
通常のQ3が28mmだから焦点距離はGRⅢシリーズと完全に被っていて、これがとても興味深い。Leicaだったら50mmを出しそうなところを何故か43mm。同サイズで作る上では設計上の限界なのか、意図して焦点距離を43mmにしているのかわからないけれど、まさかLEICAがGRⅢシリーズの焦点距離を真似したなんて事はないだろうし。きっとマーケティング戦略的な意図があるはず!

28mmはまあ良いよね。LeicaはM用のレンズで昔からよく出してる焦点距離だし、上記でも書いた通り多くのスマホの標準カメラは28mm前後で、動画と静止画の両立を考えるとそのあたりの焦点距離が最適なのでしょう。

そうか!何と組み合わせて使うかだ!

僕が28mmのGRⅢではなく、GRⅢxを先に買った理由は簡単で。先ほどから言っている通り、28mmはiPhoneの標準カメラ画角に近い。しかも28mmなんてボケを活かすような撮り方はほぼしないので、28mmはiPhoneで良いかな。と思った訳です。

要するにこういう事だよね。
iPhoneをはじめとしたスマホとGRの2台持ち多い人は、iPhoneよりも明らかに撮れる絵が違う 40mmのGRⅢxで。

レンズ交換式カメラとの2台持ちの場合は、広角域をGRⅢに任せてしまってレンズ交換式カメラは50mmとかボケを活かせるそれ以上の中望遠にしてしまうという割り切った使い分けが出来る!

結論!RICOH GRⅢ と GRⅢxどっち?

どっちでも良い。じゃなくて結局どっちもでした。w

α7シリーズなどレンズ交換式カメラを持ち出さない散歩ではGRⅢx。
カメラを持ち出すキャンプや山では GRⅢ。

ちなみに。どうしてもどちらか一台選べと言われたら…
僕は28mmのGRⅢですかね。何でかって?28mmが好きだからです!w

風景とかはiPhoneでも綺麗に撮れるんですよね。特に純正カメラでもRAWで撮れるようになってからは、ドギツイ加工も入らないしRAW現像したらすごく綺麗なの撮れるんです。

iPhone 14 Pro

でも。GRⅢを買ってみて。こういう風景以外にも寄り気味のカットで使う28mmが面白くなってきちゃって。

RICOH GRⅢ + OPF 550-L

こういうのとか。アジがあって良くないですか。

最後に宣伝!弱点のゴミ混入も防げる!

GRⅢ / GRⅢx ともに唯一無二の素晴らしいカメラです!ちょっと壊れやすいのがたまに傷なので、その辺りは考慮してメーカー保証をしっかりつけて購入した方が良いです。

あと。GRシリーズの良いところなのですが。とにかく絵が硬いんですよね。
シャープさも凄いし、コントラストも高い。このGRシリーズの特徴とも言える絵作りが僕は昔から少し苦手で、HDF(Highlight Diffusion Filter)なんかも出てるくらいだから。少し描写を柔らかくしたい人多いのかもですね。

とにかく手前味噌ですが。コントラストを抑えて描写を柔らかくする OPF 480-L と OPF 550-L がよく合う!650も試したのだけれど、GRシリーズ自体少し赤っぽく傾向にある気がしていて、赤みを抑える 480 か 550 がとにかく良く合います。

レンズフィルターを使うには、アダプタを装着する必要があってせっかくの携帯性が少し劣ってしまうのだけれど、アダプタとフィルターを付けることで、防塵仕様となりGRⅢ / GRⅢxの弱点でもある繰り出し式のレンズへのゴミ混入が防止出来るので。ぜひOPFつけて楽しんでください!

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