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仮説力、観察力、置換力

自分の会社は決算が早いので、現在数字とにらめっこの日々が続いております。

何十年ってこの通信簿を作る作業をしていますが、どーも慣れません。

嫌いではないのですが、好きでもありません笑

人間って得手不得手ってあるのは否めないですね。

そんなこんなで頭がクラッシュしているときにNetNewsを見ていて、とっても「そうだ!」と思う記事に遭遇しました。

本当に、こういう事を書ける人って素敵です。
読んだらステップアップ出来ると思いますよ!

仕事を上手く進める極意というより、人生を生きる上での考え方って言っても良いと思います。

★基本は「だろう」ではなく「かも」

1つ目は、仕事の質を深める要素のひとつでもある「仮説力」についてです。私がまだ若手として奮闘している頃、上司から「○○だろうで仕事するな、○○かもしれない」と考えるように教わりました。
きっと大丈夫だろう、何とかなるだろうではなく、「もしかすると、こんなことが起こるかもしれない」という思考を持つということです。みなさんも仕事をする上で、想定通りということばかりではなく、想定外のことも含め、さまざまな事案があることでしょう。これまでの経験や過去の失敗から学ぶということもありますが、「○○かもしれない」という仮説があらかじめ立っていれば、さまざまなイレギュラーが起きたとしても、事前に想定していた範囲のことなのですぐに対処できます。「〇〇だろう」という思い込みや決めつけが前提にあると、お客様とのコミュニケーションにも認識の齟齬(そご)が生まれます。客観的事実が何であるのかと、それに基づく自分の意見が何であるのか。思い込みや決めつけに囚われない思考を持つことで仕事の質を高められます。

★「思考パターン」は繰り返されている

2つ目は、思考パターンの習慣に「気づく」という「観察力」です。例えば、上司からあなたに「来週水曜日にお客様へ新規サービスのプレゼンを任せた。プレゼン資料も準備するように」と指示があったとします。
思考パターンの例として、
①私に依頼するということは、どんな意味があるのか、何か意図が含まれているのではないかと裏を読む
②過去の否定的な体験を引きずって、何で私なのと悲観的になる
③これは絶好の機会と捉え、肯定的に考える
④先のことを考えて、不安になったり、心配から焦りを感じる
など同じ経験や体験をしても、捉え方や考え方は人それぞれですね。誰にでも、思考のパターンがあり、その人が持っている考え方のパターンは、これまで何度も、何度も無意識のうちに繰り返されています。

★自分の思考パターンを観察すると…

どの考え方が、望ましいという話ではなく、思考のパターンは繰り返すということに、「気づく」という観察力が、これからのキャリアを広げる機会になるのではないでしょうか。
多くの人が自分自身のことは知っていると信じているようですが、組織心理学者ターシャ・ユーリック博士の研究結果では、自己認識(セルフ・アウェアネス)はわずか10~15%だったと発表されています。
思考のパターンが繰り返されているのですが、多くの方は固定観念に縛られていることに気づいていないということではないでしょうか。もはや自己認識は、希少性の高い資源でもあります。
無意識に働いてしまう思考パターンに陥ることなく、客観的に自己分析し、今ここの状態がどの思考パターンになっているかを観察することで、同じ体験や経験からでも仕事への向き合い方が変わり、気づきを得られます。

★無意識に先輩のスタイルを真似た

3つ目は「置換力」です。先人達が経験してきたことを、自らに適用できるように置き換え、位置づける能力と言われています。1つ目の仮説力、2つ目の観察力でお伝えした、固定観念や思い込みを置換力により、身の回りの状況に適用できる能力を養うことができます。
私自身、学生時代は、サッカーがうまくなりたいという欲望から、プロサッカー選手のプレースタイルを真似ることにより上達していきました。おそらく、みなさんにも同様の事象があったかと思います。普段から仕事をする上で、無意識のうちに先輩やお客様のスタイルを真似ている部分があると思います。
置換力は真似るということだけでなく、仕事を依頼してくれた人の意図や立場を置き換えて、どのようなパフォーマンスでお返しすると、喜ばれるのかを、自らに置き換え、仕事をすることです。その結果、最短で仕事の質を高めることに繋がります。

★「置換力」を仕事の最大の武器に

3つ目の置換力は、当事者になりきってしまうという意味では、思い込みも重要です。自身の思考パターンに捉われることなく、置換力で、客観的かつ、多様な物事の見方を養うことで、私の体験からの考察ですが、仕事の視界が広がり、働くをもっと面白く捉えていくことができるようになっていきます。
これだけ社会が流動的になってきて、「みんな一緒」という働き方が、幻想的となってくると、固定観念や思い込みが皆さんを不自由にしていきます。働くことのモチベーションも、人それぞれ異なるように、「これが正解」という回答はなく、さまざまな側面から、客観的に物事を見たり、感じたりする思考が求められます。
仮説力・観察力・置換力を客観的な視点で理解することで、今ここよりも、仕事を面白くすることができ、仕事の質を高めることとなれば嬉しい限りです。

自分の経験上、仮説力の高い人は「成功」しています。まさしく今ですよね。

疑うとは違い、"◯◯かもしれないから、☆☆しよう"と能動的に、ポジティブに行動した人が…って感じですかね!

その仮説の仕方で、観察の仕方→置換の仕方が大きく変わると思ってます。

楽しく生きるって言葉では簡単ですが、それまでの過程や思考は、意外と訓練しないと出来ないって事ですね!

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タック

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