米国在住スポーツマーケターが好きな7つの米国スタジアム
noteで #好きなスタジアム のお題企画が立ち上がったので、米国在住スポーツマーケターとして、今まで訪問した米国スタジアム・アリーナ視察メモを残します。
頑張って7つに絞りましたので、お付き合いください。
1. リーバイス・スタジアム
2013年9月7日に東京オリンピックが決まり、ソチオリンピックが終わって2014年4月に東京へ引っ越し、東京オリンピックPJ初期メンバーとして検討するにあたり、新国立を世界中の人から愛されるスタジアムにしたい、と思った。
そのためには世界一UXが良いスタジアムを観なきゃ始まらないと思い、2014年12月に一人で訪問したのが、2014年に完成したばかりのスマートスタジアム、リーバイス・スタジアムだった。
(2016年リオオリンピック後に、東京オリンピックPJから離れ、米国勤務になるとは思ってもみなかったが…)
リーバイス・スタジアムはカルフォルニア州サンタクララにあるNFL 49ersの本拠地。シリコンバレーと呼ばれるエリアで、UXデザイナーがスタジアム設計に携わったらしい。
早速、49ersのグッズを身にまとう私。
さて、話を試合日から2日ほど戻して、試合観戦前々日のスタジアムツアーに申し込んだ。待ち合わせ場所はメインゲート内のエレベーター前だったと思う。
スタジアムの最上階にあるクローズドのテラスラウンジの視察
バックヤードの廊下を歩きながら、上の配線を説明。全観客が同時に接続できるWi-fiはUXの一つ。2014年頃はスタジアムで携帯が使えないとかよくあった気がする。
そして、フィールドレベルのVIPホスピタリティラウンジ視察、そして、フィールドへ
ビジターの選手ロッカールーム、チアリーダーの化粧室へ案内
スタジアムにあるミュージアムへ
最新のデジタルを活用したアトラクションもたくさん
そのまま、グッズ売り場へ。最初の写真で来ていたパーカーなどを購入!満足なスタジアムツアー。
ビジネスとしても、スタジアムツアーからミュージアムチケット販売、最後にグッズ販売までの流れと導線が素晴らしく、ビジネスが上手い!
シリコンバレー訪問の機会があれば、スタジアムツアーはお勧めしたい。
さあ、試合当日、スタジアム専用アプリが使ったサービスを体験。
チケット情報から最短のゲートを選択、位置情報を利用した経路案内や最寄りの交通網の時刻表検索機能を活用してスタジアムへ
ゲートに着いたらポップアップが。50ドル払えば今より良い席で観戦できますよ!とアップグレードの案内。
食事を注文し、自分の席まで運んで来てくれるサービスも体験。結構みんな使っているイメージあり。寒かったので毛布を購入。そうグッズも持って来てくれる。
もちろん、試合のスタッツや選手情報、直前のリプレイ動画やハイライト動画も視聴可能。トイレの混雑状況データもあり。
そして、初のNFL試合観戦もめっちゃ楽しかった!
スタジアムの外観も
2014年に完成のUXを考えた最新のスマートスタジアムでした。
2. フェンウェイ・パーク
フェンウェイ・パークは、MLBボストン・レッドソックスの本拠地。1912年オープンのMLB最古の野球場。
この記事のサムネイル画像には、フェンウェイパークのレフトのフェンス、通称グリーンモンスターの写真を選んだ。条件なしに1つだけスタジアムを観に行くならどこ?と聞かれたら、フェンウェイ・パークと答えるだろう。
グリーンモンスターの上からの写真
こちらはグリーンモンスターを背に
吉村さんのご厚意でフェンウェイ・パークを色々と案内してもらった。
2013年4月15日、ボストンマラソン爆破テロ事件が起こった。翌4月16日のレッドソックスは、クリーブランドでのインディアンズとの3連戦。ボストン市民を励ましたいと掲げられたのが、BOSTON STRONG 背番号617のユニフォーム。617はボストンのエリアコード。
その後、レッドソックスは「Boston Strong」を掲げ、選手は過去最多のボランティア活動をしながら、レギュラーシーズン、ポストシーズンを粘り強く戦い抜き、6年ぶりのワールドシリーズ優勝でボストン市民を勇気づけた。
そして、ボストンレッドソックスといえば、スィート・キャロライン。一度、球場に足を運んで、レッドソックスファンと一緒に歌ってみて欲しい。
フェンウェイパークは野球場だけど、新しいファンを獲得するために、いろんな仕掛けをしている。例えば、RedBull Crashed Ice イベント。
東海岸にくる機会があれば、是非、フェンウェイ・パークへ!
3. トゥルーイスト・パーク(旧サントラスト・パーク)
2017年、初めて仕事で訪れたのは、MLBアトランタ・ブレーブスの本拠地 旧サントラスト・パーク。
2019年にサントラストバンクがBB&Tと合併しトゥルーイスト・ファイナンシャルとなったため、2020シーズンよりサントラスト・パークからトゥルーイスト・パークへ名称変更した。
スタジアムを中心とした商業施設やホテル、住宅などのバッテリー・アトランタと呼ばれる街づくりプロジェクト。
オープン戦中でしたが、新球場周辺は工事の真っ只中、雰囲気はオリンピック1か月前、工事中のオリンピックパーク内にある完成されたメインスタジアムのイメージでした。
アトランタ・ブレーブス前本拠地 ターナー・フィールドは、1996年アトランタオリンピックのメインスタジアムとして活用された後、改修を経て、1997年から野球場として再活用されてきました。
アトランタ・ブレーブスが新球場開発プロジェクトのメンバーに当社を選んだ理由の1つに、オリンピックパートナーとしての実績だと話してくれました。
アトランタオリンピックの計画段階から野球場への改修を見据えたシステムAV機器提案。そして、大会終了後にも改修に携わり、球場を完成させた実績を評価している、とのことでした。
オリンピックでの実績と信頼のブランド力で、アトランタ・ブレーブスの球場を中心とした街づくりプロジェクトに参画出来たと知り、アトランタオリンピックに携わった先輩方に感謝でいっぱいです。
4. ロサンゼルス・メモリアル・コロシアム
ロサンゼルス・メモリアル・コロシアムは1923年に開場し、1934年 第1回ロスオリンピック、1984年 第2回ロスオリンピックで使用され、2028年 第3回ロスオリンピックでも陸上競技場と開会式第2会場として3度目の活用が決まっている。
初めて訪問したのが2017年4月、2023年の開場100周年に向けてリニューアル工事をしていました。
現在は、カレッジフットボール USCトロージャンズの本拠地。2018年9月の開幕戦を観戦。高校野球の甲子園に似た雰囲気を感じたカレッジフットボール。
5. マディソン・スクエア・ガーデン
マディソン・スクエア・ガーデンは、ニューヨーク・マンハッタンの中心、ペンシルベニア駅の上に位置する有名なスポーツアリーナおよびエンターテインメント会場。NHLレンジャースとNBAニックスの本拠地。
こちらはホームなので、何度もNHL, NBA観戦に訪れるアリーナです。
アイスホッケー観戦。
バスケットボール観戦。
結構、良い席でも観戦
マディソンスクエア・ガーデンの外観とエンパイア・ステート・ビル
バスケットボールコートからアイスリンクへの転換
6. ドジャー・スタジアム
ドジャー・スタジアムは、MLB ロサンゼルス・ドジャースの本拠地。1962年に開場したドジャー・スタジアムは、MLBで3番目に古いスタジアム。
弥生さんのご厚意で、スタジアムを案内してくれた。
新メジャーリーガーへの開拓者 野茂英雄さんの写真も飾られていた。
大学時代にロサンゼルスでお会いした記憶もある、ラソーダ監督にもお会いできた。
初めてドジャースタジアムに観に行った試合でマエケンこと、前田健太投手が登板!
ダイヤモンドバックスの平野佳寿投手も登板!
7. ヤンキー・スタジアム
ヤンキー・スタジアムは、MLBニューヨーク・ヤンキースの本拠地。サッカー、アメリカンフットボールなどにも使用される。
もう幾度となく足を運んでいるホームのスタジアム
何といっても、ヤンキースと言えば、まずはマー君、田中将大投手!
色んな種類の席やラウンジがあります。
MLBの7回といえば、みんなで歌おう TAKE ME OUT to the BALLGAME
9回は炎の守護神 チャップマン!
エンジェルス大谷翔平選手の応援!
一旦、なくなっちゃったかな。。。
ヤンキースタジアムの外観
このnoteを書いてたら、興奮と感動を思い出して、早くスタジアムで生のスポーツ観戦がしたくなった!
シカゴのリグレー・フィールド、NJのメットライフ・スタジアム、NYのシティ・フィールド。。。まだまだ忘れてはならないスタジアム・アリーナはありますが、、、ご理解のほど、おねがいします。
以上、次世代のスポーツマーケターに向けて米国スタジアム視察メモでした。
スポーツが大好きな次世代のために