イベントメモ「ぼくらのスポーツ」
HALF TIME主催 トップアスリートによるオンライントークセッション「ぼくらのスポーツ」に参加しましたので、一番気になったテーマ「デュアルキャリア」についてイベントメモを残します。
登壇者は、凄いアスリートの面々です。
野村忠宏さん 柔道 男子60キロ級 オリンピック3連覇
北島康介さん 競泳 男子平泳ぎ オリンピック2冠
太田雄貴さん フェンシング 北京オリンピック個人フルーレ銀メダル
竹下佳江さん バレーボール 女子 ロンドンオリンピック銅メダル
大畑大介さん ラグビー 元日本代表
そして、彼らの現在の肩書がこちら
野村忠宏さん Nextend代表取締役、東京2020聖火リレー公式アンバサダー
北島康介さん 東京都水泳協会会長、IMPRINT代表取締役社長
太田雄貴さん 日本フェンシング協会会長、国際フェンシング連盟副会長
竹下佳江さん 姫路ヴィクトリーナ 取締役球団副社長
大畑大介さん 神戸製鋼コベルコスティーラーズアンバサダー、東京2020大会組織委員会アスリート委員会委員
現役選手引退後も、一線で活躍されていることがよく分かると思います。
そんなレジェンドたちが語るデュアルキャリアについてのコメントをメモしました。
まず、トークイベントの前に、デュアルキャリアについてですが、スポーツ庁委託事業「スポーツキャリアサポート推進戦略」の一環で創設されたスポーツキャリアサポートコンソーシアムのホームページでは、このように書かれている
これからの時代を生きるアスリートは、「人」としての人生を“歩みながら”「競技者」としての人生を歩むための『デュアルキャリア』という考えを持つこと。
すなわち、デュアルキャリアとは、「現役中から将来のキャリアを形成し、2つの人生を歩むこと」 と言えるだろう。
本題に戻り、トークイベントでの登壇者のコメントは、
大畑さんから、ラグビーの福岡堅樹選手が明確な目標とスケジュールを持って、ラグビーと医学の道をデュアルキャリアとして両立させた例を挙げた。一方、今、目の前にある自分の道に全力で取り組む重要性を強調した。
太田さんは、セカンドキャリアに向けて現役時代から準備しておいた方が良いと語り、引退時期にもよるが、身につけておかなければならないスキルはある。加えて、英語など無駄にならないスキルは身につけておいた方がいい。私は子供にダンスを習わせたい。と語った。
野村さんは、競技者として高みを目指すほど、競技に集中しなければならない。ただ、将来のために、練習の合間の時間で人生の武器を身につけていく意識を持つことは大事。競技に関係しても、栄養学や心理学など学ぶきっかけはたくさんある。
北島さんは、今後はスポーツの形と大きく変わる。どうやってスポーツの価値を見出すのか。セカンドキャリアも含めて、長くスポーツを楽しめることも重要になってくる。
と、語られていた。
彼らの話を聞いて、アスリートが持つ目標達成へのあくなき追求心や集中力は変わらず大事なこと。一方、時代や環境の変化に合わせて、柔軟に考え方を変えることも大事、と思った。
また、
太田さんは、地区大会を勝って、県大会に出場して陸上では到底敵わないと悟った。戦う場所をフェンシングに絞った。
野村さんは、野球や水泳など色んなスポーツを試したが、チームスポーツより個人スポーツ、自分の記録を高めることより、相手を倒すことスポーツが自分に合うと思い、柔道に絞ったと話された。
彼らは置かれた環境に合わせて適応し、自分がすべきことに集中して、勝ち続けることが出来たので、今後も環境や時代に順応していくことが大切なのだとのメッセージだと受け取ったので、メモとして共有したい。
スポーツが大好きな次世代のために