外食業界で働きたくない!
外食業界の厳しさを知ってしまうから
これはいくつかの理由が考えられますが、最も大きな要因の一つは「働く環境と将来への不安」にあると言えるでしょう。外食業界では、忙しさと労働時間の長さが厳しい現実として立ちはだかります。アルバイトとして働いていた学生たちは、その厳しさを目の当たりにし、「自分の将来のキャリアにこの業界を選ぶべきか」と考えたとき、他の業界に比べて待遇や働き方が厳しいと感じてしまうのです。いわば、外食業界の現状を知っているからこそ、就職先として避けてしまうという現象が起きています。
アルバイトでの経験と「一生の仕事」としてのギャップ
また、外食産業はサービス業としてお客様の満足を第一に考える職場です。そのため、柔軟な対応や笑顔の接客、時にはトラブルへの対処など、対人スキルが問われる場面が多々あります。これらの経験は非常に貴重で、学生時代のアルバイトとしては素晴らしい学びの場となるのですが、それを「一生の仕事」として捉えたとき、心理的なハードルが高くなるのかもしれません。
外食業界を魅力的なキャリアにするために
では、この状況を変えるためにはどうすれば良いのでしょうか。外食業界がもっと魅力的なキャリアパスとして認識されるためには、業界全体の働き方改革や、キャリアアップの道筋を明確に示すことが重要です。例えば、労働時間の改善や給与・福利厚生の見直し、そして従業員一人ひとりが成長を実感できるような教育・研修制度の充実が必要です。
外食業界のイメージを変えるために奮闘する
私はキャリアコンサルタントとして、そして現役の労働組合委員長として、この「外食業界のイメージ」を変えるために日々奮闘しています。外食は多くの人に愛され、私たちの生活に欠かせないものです。1980年代にアメリカからマクドナルドがやってきて、日本ではすかいらーくが登場し、もう50年の歴史があります。この50年で外食の形は大きく変わり、今もなお進化を続けています。だからこそ、これからの外食業界をもっと魅力的なものにしていきたい。業界に対する「厳しい」というイメージを払拭し、働く側にとっても魅力的でやりがいのある場所に変えていくことが、私の目標です。
外食業界はこれから変わる
このような取り組みを通じて、学生が「アルバイトだけでなく、ここでキャリアを築きたい」と思える外食業界を目指していきたいと考えています。外食業界はこれから変わります。そして、変わらなければならない。だからこそ、私はキャリアコンサルタントの資格を活かし、この業界で働く人々のキャリア形成をサポートし続けていきます。
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