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社長の右腕CMOの必要性 | その① 社内ナンバー2の役割とは
こんにちは、Tak@外資流マーケティングです。
外資系企業やグローバル日系企業営業が数名いるような会社であれば、CMO(チーフマーケティングオフィサー)または、その役割を担えるコマーシャル部門から抜擢されるナンバー2ポジションがありますが、日本の中小企業であっても数十名規模の会社であれば、必要なポジションだと考えています。
なぜ、CMOのようなナンバー2ポジションが必要になるのかというと以下の通り、経営戦略に大きな影響を与え、実行していくコマーシャル部門のトップになるからです。社長の右腕としてアドバイスを行い、社長の考えを全社で実行できるよう、マーケティング戦略という形で扇動していく立場になります。
・企業のビジョンやミッションに沿ったマーケティング戦略を策定・実行する
・マーケットリサーチを通じて顧客動向や競合他社を分析し、データに基づいた意思決定を行う
・マーケティングチームのリーダーとして、チームメンバーの指導や育成を行う
・他部門との連携を図りながら、一貫したブランドメッセージを発信する
・経営陣との連携とコミュニケーションを図り、マーケティング戦略を経営戦略に反映させる
尚、昨今の潮流として、CGO(チーフグロースオフィサー)へ切り替えているグローバル企業も出てきています。グロースとは成長です。より一層、成長戦略に特化し、つまり『お金を生むマーケティング』が出来るコマーシャルトップが求められていると言えます。
私自身、これまで複数の会社で、マーケティングとセールスを担うナンバー2ポジションを歴任してきました。業務としては多岐に渡り、会社の成長戦略を考える重要なポジションになり、社長の右腕としてやりがいのあるポジションです。しかしながら、日本の会社で、特に中小企業で、CMOを置いている会社は非常に少ないのが現状です。
ひとつの要因として、マーケティング自体が、ブランド戦略、広告、デジタルプロモーションなどを行う部門だという誤解があることに原因があると考えています。
本来、マーケティングとは、より幅広い守備範囲とならなくてはなりません。
マーケティングとは、『顧客価値=お金 を生むこと』を目的とし、4P戦略(製品・販売チャネル・販売&プロモーション・価格)を組み立て、実行するものです。3C分析によるデータを元に、社内外を見渡し、自社の経営全体を司るポジションとも言えます。4Pの要素には、営業活動、製品戦略が含まれ、また、価格設定と利益の確保まで戦略的に実行していくのがマーケティングとなりますので、まさに経営の中枢として、CMOの重要性もお分かり頂けると思います。
お読みいただきありがとうございました。