采配。(1月7日)
勝負事といえば、能力や適材適所などに左右されますし、運も必要な要素ですね。
ただこれらの他にも重要なのが流れを読む力かなと感じたりもします。
例えばプロ野球。
日本シリーズやWBCなどの短期決戦では、ちょっとしたことで流れがガラリと変化しますね。
昨年の日本シリーズでは前も挙げた第5戦の8回の中嶋監督の采配は小さなミス(ただし、中嶋監督は責められませんが)ではあるんですけど、タイガースサイドはイケるという雰囲気を作ってしまった……というのも。
他にもサッカーのワールドカップでも、この選手が入るだけで動きが大きく変わったチームもありましたしね。
元旦の日本とタイの試合でも、前半は日本は点が入らずもどかしい状態でしたが、後半に堂安選手と中村選手が入ってからは面白いように点が入っていってましたからね。
流れが膠着しているときに、動くことでいい効果も悪い効果も出たりしますから、采配はおもしろいなと感じたりします。
また先日の箱根駅伝もそうですね。
青山学院大学は原監督がインフルでダウンした時期はあえて休養にあてて、疲労も回復させたそうで、このような事態も想定していたそうです。
そして本番では適材適所で選手を巧く起用し、選手を巧く鼓舞しながら進めていたのが印象に残りました。
全国の方々が見ていると言葉をかけられた選手がいましたけど、これも1つの例で、他の選手にもすごく力が湧いてくる言葉をかけられてました。
これも采配の1つともとれます。
声をかける場面、どんな言葉をかけるかも選手の気持ちも変わりますからね。
さて、これはスポーツだけではありません。
勝負事はちょっとしたことで流れが変わってしまうこともありますし、雰囲気に飲まれてしまうことでも動揺したりするもんです。
バラエティー番組でも勝負事、クイズ番組でもそうですし、よく私が見ている「ゴチになります」もそうですね。
残念ながら昨年末、卒業する人はある程度予想通りでした。
ただ頼んだ料理を見ると、卒業するべくして卒業したなという感覚でした。
雰囲気に飲まれてしまうというのは確かでしたが、下位に沈んでいるとどうしても焦ってしまうという心理も働きますね。
でもそれだけではありません。
過去に卒業した人を見ると、ちゃんと冷静に考えて頼んでいたか……という問題も。
どんなものでも最後となると今までと違うアクションを起こしてしまうという心理は出るもので、私も仕事とかでも最後と思うとかなり慎重になってしまうんですよね。。
普段もある程度は慎重にはなるんですけど、いらないくらい余計に。
もしくは食べたいものを食べてしまい、何も考えてなかった人もよく見られましたからね。
どうすれば勝つのか……と楽しみつつも戦略を考えてやらないといけない、どんな料理なのか考えながらやっていかないと残れないところも。
楽しみたいというのは事実、でも当然負けないことも大事。
払うことはともかく、負けたくないという人もいますから。
負ける人は大抵、「流れを読まず、どんな料理がくるか想像できないもの」を頼んでしまっている傾向があると思います。
昨年の小芝風花さんは、ほぼ負けずにきて残留を決めてましたが、ゴチノートで研究しているのが明らかで巧く攻めてましたし、負けそうな雰囲気がありませんでした。
この研究も采配の一部分に繋がるのではないかと。
バラエティーでも勝つために巧く研究しながらやっていると勝つといういい見本かなと思いました。
もちろん盛り上げながらですけども。
さて今回、プロ野球や箱根駅伝などで見ていきましたが、やはり勝つときは運も必要ですけど、勝つためにはやはり研究したり、コンディションの見極め、心理状態はかなり大きなものかなというのは感じましたね。
テレビで見ても、この人は勝つだろうなとかは大体は想像はついてしまうこともあります。
でもやはり最終的に決断するのは監督(ゴチなどの個人戦はメニューを選ぶときは自分自身が監督)ですし、勝負はこういうことで決まりますね。
大きな決断するとき、勝負のときは自分自身の「采配」で未来が決まるっていうことはよくあること。
慎重にいくべきか勝負にいくべきか、しっかり自分と向き合いながらやっていきたいなと感じた年末年始でした。