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ゴールからの逆算 〜プレスリリースの活用〜

“メガバンクとメガベンチャーの経営企画で学んだ99のこと“その2

仕事はゴールから逆算して進めるべし、というのはよく言われることだろう。

これは特に大きく且つ長期間に亘るようなプロジェクトの時に有効になるのだが、私がある上司から教えられたやり方の一つが、

“君はこのプロジェクトの終わりにどんな見出しでどんな内容のプレスリリースを出すイメージを持っている?そして、そのプレスリリースをもとにどんな記事を書いて欲しい?“

というものだ。

仕事の内容にもよるが、大きなプロジェクトになると、その目的は究極的に企業価値を高めること、ひいては株価を上げることだったりする。

そうなると、そのプロジェクトが世の中にどういうふうに受け取られ、どう株価に反映されるか、ということがoutputとして非常に重要になる。

そのゴールから逆算するために、プロジェクトの初期であっても、プレスリリースのドラフトを作ってしまうのだ。そうすることで、見出し=プロジェクトを通じて達成したいゴール、内容=ゴールを達成するのに必要な要素、が明確になるのだ。

これは、別の機会にもう少し詳しく書きたいが、Amazonではパワポ資料ではなく、ワードで企画書を出させるということにも通ずるものでもある。

また、何も大きいプロジェクトでなくても、プレスリリースを活用することで、この仕事は結局何を目指していて、何を求められているのかということが明確になるので、あらゆる仕事でぜひ

“この仕事を世に発表するとしたらどんな見出しをつけ、どんな内容を発表するのか“という想像をして見てはいかがだろうか。

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