Quick and Dirty
“メガバンクとメガベンチャーの経営企画で学んだ99のこと“ その1
quick and dirtyという言葉を聞いたことがあるだろうか。社会人であれば一度は耳にしたことがある人も多いかもしれない。
汚くてもいいから、まずは迅速にoutputを出す。それを起点にfeedbackを得ながら、改善して行った方が結果的に早く良いoutputに辿り着けるというようなことだ。
この言葉は奥深く、以下のようなポイントを内包している
1) outputから逆算して今の手を考える思考がベースになっている
2) 資料の見た目や細かい部分よりも、outputの根幹を固めることを重視している
3) 独りよがりにならずに、早く上司や他者からのfeedbackを得ることが質と速さの改善に繋がる
4) 上司にとって、部下の作業状況がわからず、納期直前になって“やっぱりできませんでした“となるのがとても困る。適宜、報連相を行うことが基本
頭ではわかっていながら、現実には、自分のoutputに自信が持てない、あるいは短時間で提示することで“時間を費やすという努力をしたという免罪符“を持てない恐怖から、ギリギリまで粘って“頑張って力作作りました!“という人がいかに多いことか。学生時代に答えのあるテストに対して直前の一夜漬けで乗り切った経験をそのまま社会人にも持ち込んでしまうのだ(そして、outputではなく、努力のinputで評価してしまう上司も多い)
ということで私もこのNoteをquick and dirtyでoutputしてみることにした次第。
上司が欲しいのはinputでも君の独創的な素晴らしいアイデアでもない。求められていることに必要十分に答えることだ。そのためには、まずはやってみること、outputしてから考えることが重要だ。