誰でもできる100万円を貯める方法【実践 投資編】
こんにちは、2級ファイナンシャル・プランニング技能士の紗麻と申します。
当ブログではお金を貯める方法についてお話しします。
お金を貯める方法は様々ありますが、今回は実践的な方法(投資編)を紹介します。
前回、前々回とお金の基本である「貯めかた」を紹介しました。
そして今回の投資編は前提条件として、「生活防衛資金」が貯まっているまたは貯める力があるかたが進めるステージになっています。
生活防衛資金(生活費1年分)があるかたや、1割貯金と並行して投資ができるかたは投資にチャレンジしましょう。
結論
・生活防衛資金が貯まったら投資にチャレンジ!
・1割貯金と並行して投資を行うのもヨシ。
・2024年1月から始まるNISA制度は必ず活用!
投資で資産形成
貯金だけでなく、投資をすることも将来の資産形成につながります。
投資にはリスクがありますので、事前に情報収集や投資リスクを十分に理解した上で行うことが大切です。
投資には、株式投資や投資信託などがあります。
投資によって資産を増やすことは、誰にでもできることです。
しかし、資産を守りながら増やすためには知識と経験が必要です。
あと、やめない根性は必須です。
投資にはリスクがつきものです。
リスクを減らすためには、分散投資が必要不可欠です。
投資対象を複数の銘柄や分野に分散させることが重要です。
また投資対象の銘柄や分野の情報を収集し、自分なりの分析をすることも大切です。
次に自分の投資スタイルを確立することも重要です。
自分がどのような投資スタイルで運用するかを決めることで、自分に合った投資対象を選ぶことができます。
定期的に投資対象の情報を確認し、必要に応じて見直すことも大切です。
投資対象の状況や経済情勢が変化することがあるため、投資対象を見直すことでリスクを回避することができます。
最後に投資を行う前には、自分の資産状況や投資目的を明確にし、リスク許容度を決めることが大切です。
投資は将来の資産形成を目的とするものであり、急激な利益を求めるものではありません。
リスク許容度を決め、自分にとって適切な投資を行うことが大切です。
投資は必ずリスクがあるため、知識と経験を身につけ、冷静な判断を行うことが重要です。
投資信託や上場投資信託(ETF)は、運用実績や信託報酬、手数料などの要素を総合的に考慮し、自分に合った投資対象を選ぶことが重要です。
最初に投資信託について説明します。
個人がひとつひとつの会社の株式(以下、銘柄と称する)を調べて、業績や経営状況を判断してその銘柄を買うことは難しいことです。
ましてや投資の世界にはプロが存在します。
プロの売り買いで株価が大きく変動することも少なくありません。
そのなかを知識も付けずに挑むのは無謀というものです。
PBRやROEなどの言葉を理解するのも難しい話です。
投資をしたいが銘柄を選ぶのは難しいので、投資信託というものがあります。
投資信託はその道のプロが投資資金を運用するので、安心があります。
手数料も安く、運用実績が豊富な投資先を選べばOKです。
以下に投資初心者にもおすすめできる投資信託とETFを2本ずつ紹介します。
おすすめする投資信託とETF
【投資信託】
『eMSXIS Slim全世界株式』
運用実績が良く、株式市場全体を対象にしたグローバルな投資信託です。
世界中の企業に分散投資することで、リスクを分散し、安定した運用が期待できます。
信託報酬も低く、手軽に投資を始めることができます。
証券会社で1番人気の商品です。
『eMAXIS Slim S&P500』
S&P500指数に連動する投資信託のひとつです。
S&P500指数は、アメリカ合衆国の大型株式500銘柄を対象とした株価指数で、アメリカ経済の代表的な指標の1つとされています。
この投資信託は、S&P500指数に連動する投資を行うことを目的としています。
投資家はこの商品に投資することで、アメリカ経済を代表する大企業の株式に投資することができます。
この商品は手数料が業界で最低なので、費用対効果が高いです。
低コストでS&P500指数に連動する投資ができます。
全米株式市場を対象にした投資信託で、信託報酬も低く、手軽に投資を始めることができます。
運用実績も優れており、日本の投資家にも人気があります。
米国株式市場は世界最大の市場であり、投資の幅を広げることができます。
【ETF】
『バンガード米国高配当株式ETF VYM』
VYMはバンガード社が運用する高配当株式ETFで、アメリカ株式市場において高い配当を出す銘柄を中心に投資することで、投資家に高い配当を提供することを目的としています。
VYMのポートフォリオは、大手の消費財メーカーや電力会社、金融機関などの株式が含まれており、株式市場全体のトレンドに敏感に反応する傾向があります。
また、VYMは低コストであることが特徴であり、ETFの中でも低コストなものの一つとして知られています。
投資家は、VYMを通じて株式市場の高い配当を享受することができます。
しかし、高配当株式は一般的にリスクが高く、株式価格の変動も激しい傾向があるため、投資家はリスクを把握した上で投資を行う必要があります。
また、VYMはアメリカ市場の株式に投資するため、アメリカ経済や政治の変動に影響を受ける可能性があることも注意が必要です。
『バンガード米国増配株式ETF VIG』
『VIG』は、米国におけ増配株式に特化したETF(上場投資信託)です。
過去10年間連続で増配を続けている企業の株式を選別して投資することで、高い配当性向を持つ企業に投資します。
つまり、企業が長期的に成長し配当を増やし続けることが期待される株式に投資することで、高い配当を得ることができるというわけです。
このETFには米国の大手企業や著名なブランドが含まれており、配当利回りも比較的高く、安定した収益を期待できるとされています。
ETFという商品構造上、少額から投資ができることも魅力の一つです。
投資信託とETFの違い
投資信託とETFの大きな違いは、配当金の有無です。
基本的に投資信託は配当金を自動的に再投資するようになっています。
配当金には税金がかかりますが、再投資する場合はかかりません。
なので効率よく資産を増やすことができます。
ETFは配当金を受け取るため、税金(20~30%)がかかります。
税引き後の金額を受け取るかたちになります。
配当金でおいしいものや欲しかったものを買うのもありです。
NISAを活用
2024年1月からNISA制度が大きく変わります。
NISAとは日本政府が用意した非課税制度のことです。
基本的に投資には税がかかります。
NISAはその税を非課税とする制度です。
株式を売った時や配当金には20%の税金がかかります。
NISA制度を利用すると20%が免除されます。
そして2024年1月からのNISAの主な特徴は以下の通りです。
・非課税限度額1800万円まで(期間は恒久化)
・スイッチングができる
・年間投資枠は360万円まで(つみたて投資枠120万円、成長投資枠240万円)
非課税投資額は2023年12月31日まで「一般NISA」で年間120万円(5年間の非課税期間)、「つみたてNISA」で年間40万円(20年間の非課税期間)です。
一般NISAは計600万円まで非課税、つみたてNISAは計800万円まで非課税です。
なお、2024年1月からのNISAとは別物として取り扱いますので、現段階で保有しているNISAでの商品は売る必要はありません。
2024年NISAのスイッチングとは簡単に言えば商品の入れ替えです。
現行のNISA制度ではNISA枠の再利用ができません。
なので株を売って、その枠で新しい株を買うことができませんでした。
2024年NISAではそれが認められるので、間違って買ってしまっても安心です。
つみたて投資枠は現行のつみたてNISAと一緒で投資信託が主な対象です。
長期に渡り保有することで資産を増やすことができます。
15年以上保有すると過去の実績から資産は増えることが確認されています。
成長投資枠は現行の一般NISAとほぼ同じで株式を買うことができます。
また購入不可の銘柄は発表されていませんが、ETFも買うことはできるでしょう。(情報がわかり次第、お知らせします。)
なお非課税金額1800万のうち成長投資枠は1200万円までです。
パターンとしては1800万円すべてをつみたて投資枠として利用する。
この場合は投資信託で1800万円を使うことになります。
『eMAXIS Slim全世界株式』100%で運用するもの大いにありです。
安定した運用が期待できます。
もしくはつみたて投資枠600万円、成長投資枠1200万円とするなど考えられます。
この場合は『eMAXIS Slim全世界株式』600万円、『バンガード米国高配当株式ETF VYM』に1200万円などのプランが考えれます。
得られる配当金は年間72万円ほどです。
毎月6万円の収入があると考えれます。
当方はつみたて投資枠1000万円。成長投資枠800万円で考えています。
確実な資産増加とそれなりの配当金というプランです。
得られる配当金は年間48万円ほどで、毎月4万円の収入があると考えれます。
給料以外の収入源を確保するのは、お金を貯めることにおいて重要なことです。
生活防衛資金が貯まったら迷わず投資をはじめましょう。
証券会社を選ぶとき、特別な理由がない限り『SBI証券』にしましょう。
マイナンバーカードがあれば10分程度で開設することができます。
思い立ったが吉日、すぐに始めましょ!