ロボマスターになりました.

2024年秋に岩手県立大学大学院博士前期課程(修士相当)を半年遅れで修了しました.
ようやく晴れて自由の身と言う訳です.
娑婆の空気は最高です!と言いたいところですが,そのまま博士後期課程に進学します.
私は秋修了,秋入学なのですが,修了式が9月20日にあって,入学は10月1日からとなっており厳密には今はただの人間です.

学位記がカッコ良すぎる

なぜ留年した

半年留年した理由としては,私は趣味でロボットを作る会社を経営しているのですが,昨年後半が非常に忙しく,1単位も取れなかったのが原因です.
学部生の頃に早期履修などしておけば良かったのです.
元々1浪なのに,半年留年しちゃったので,ストレートで進んでる人に比べて1年半遅いことになります.
ここからキャッチアップできればと思うのですが.

学部と院で学んだこと

私はソフトウェア情報学部及びソフトウェア情報学研究科に在籍していた訳ですが,大学で学んだことが直接役に立っているかと言われると,10%くらいしか役に立ってない気がします.
結局のところ,大学というのは専門学校等と違って,個々の技術を身につけるのではなく,体系的に学んでそれぞれの技術の背景や関係性を学ぶので直接役に立つというものは少ないです.
例えば,OSI参照モデルを知らなくても,Webサイトなら誰でも作れるみたいなのと一緒です.
ただ一方で,文章力はかなり向上した気がします.
学部生の頃にはおんぶにだっこでしたが,現在は自分でもそれなりに論文を書くことができるようになりました.

なぜ博士課程に進むのか

修士を取るのは今時当たり前ということで,修士号を取得した訳ですが,マスターという響きが,ふと,かっこいいなと思いました.
ポケモンのサトシも,ポケモン”マスター”を目指していますからね.
一方,博士号さらにその上であり,一つの権威ですので非常に憧れてしまった訳です.それに修士はみんな持っていますし.

ドクタースランプあられちゃんという鳥山明氏の作品のキャラクターに,ロボットのあられちゃんとそのロボットを開発したのりまき博士という方がいるのですが,あられちゃんに自分のことを博士”はかせ”と呼ばせています.
現実に置き換えてみたら,自分が作ったロボットに博士と呼ばせるのは,少しどうかしていますが,これは博士号を取った人だけができる特権です.

私の中では,学部で卒業する人は,ポケモンの四天王とチャンピオンを倒して満足するタイプな気がします.
修士課程では育成したり,手持ちのポケモンをレベル100にするって感じでしょうか.
博士課程では,たまごの段階からポケモンを厳選したり,もう一個のソフト(パール,ダイヤモンド的な)をやってる超絶ガチ勢です.

やっぱり,私の中では極めるということがやりたかった訳です.

学会発表楽しい!

最近,学会発表の楽しさに気づいてきました.
発表自体は学部時代に1回,修士に1回,今月2回発表しました.
自分の発表をして,客観的にどのような評価が得られるのか楽しいですし,あくまで査読のない予稿集ですけど,論文として形に遺るのが嬉しいのです.
一つの芸術作品を作り上げた感覚です.
これから論文誌掲載や国際会議を目指して,さらに頑張っていこうと思っています.
モチベーショが高いうちに修了要件が満たせるといいですね.


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?