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成功の秘訣
三が日は、例年同様、自宅でテレビで駅伝を観戦していました。
ニューイヤー駅伝では、昨年予選落ちで出場できなかった富士通が優勝しました。
4区3選手が並走する中で富士通・中村匠吾選手がロングスパートで抜け出したシーン、日立物流の躍進、SGH佐藤悠基選手の復活等、見どころは盛沢山でした。
2位トヨタ自動車の、服部勇馬選手の区間賞の走りと駒澤大学出身の窪田忍選手が久しぶりに出場したことも嬉しいものでした。
箱根駅伝は、10区での大逆転劇もあり、駒澤大学が13年ぶりの総合優勝となりました。東洋大は総合3位となりました。走行中の監督の煽りには賛否両論あるでしょうが、駒澤大学の最後まで諦めない姿勢には、感銘を受けました。
19世紀後半にイギリスで首相を2回務めたベンジャミン・ディズレーリの言葉に、
One secret of success in life is for a man to be ready for his opportunity when it comes.
人生の成功の秘訣は、チャンスが来たときに、準備が整っているということである。
というものがあります。いつどこでチャンスが訪れるかわからない、チャンスが来たときにチャンスを掴めるよう、入念に準備することが大切だ、ということになります。
二代目山の神・柏原竜二さんも文化放送のラジオ中継でこのように話しています。
柏原「ゴールするまで何が起こるかわからないということ。諦めずに追った結果。世界を目指す中高生がこれを聴いていたら、この走りをしてほしい。絶対に諦めないぞという気持ちをもって取り組んでほしい」#文化放送 #ekiden1134 #radiko #箱根駅伝 #文化放送の駅伝中継はツイッターで2倍楽しい
— 文化放送大学駅伝独り占め (@ekiden1134) January 3, 2021
稲盛和夫さんのフィロソフィーの中にも、
強い持続した願望をもつ
成功するまであきらめない
有言実行でことにあたる
真の勇気をもつ
という言葉がありますが、諦めない気持ちの大切さを改めて実感しました。
駒澤大学が最後に優勝したのは2008年。その翌年2009年、柏原竜二さんの衝撃のデビュー・東洋大初優勝に始まり、青山学院大学の躍進もあり、優勝から13年も遠ざかっていました。
しかしながら、その間、五輪代表の富士通・中村匠吾選手など、優れた選手を育ててきました。熱田神宮と伊勢神宮を結ぶ全日本大学駅伝では、東洋大にとって大きな壁となりました。
平成の常勝軍団と呼ばれた駒澤大学が、今年の全日本や来年の箱根を盛り上げることは間違いありません。
ちなみに、青山学院大学が33年ぶりに出場したのも、2009年大会でした。その後の躍進は周知のとおりです。
その青山学院大学の原監督は、次のようにツイートしています。
箱根駅伝ご覧頂いた国民の皆様いかがでしたか⁈コロナ禍開催賛否ありましたが、学生達の嘘偽りないレース内容。チーム一丸となって箱根駅伝に向き合う姿勢。私は全チームのチームに関わる全ての皆さまにアッパレあげたいです。我が青学大チームも精一杯戦った二日間でした。来年は必ずリベンジします。
— 原晋 (@hara_daisakusen) January 3, 2021
東京五輪が開催されるかどうか予断を許さない情勢ではありますが、かりに開催される場合には、箱根で活躍しマラソンで世界に挑む、大迫・中村・服部各選手が、男子マラソンの開催地である札幌にて、最高の結果を出すことを願っています。