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母介護の罪悪感撲滅キャンペーン
ここ数日言い合いや籠城(笑)、体調不良合戦、等々を経験して、危機状態の中で繰り返し自分に言い聞かせたことは『自分がダメになったらおしまいであり、そのために罪悪感を抱かないこと』でした。
疎ましいが出来れば相手を理解したい、今すぐ消えちまえと何度も思いつつ塩分とか味を気にしたりする。自分の感情の位置を何次元の座標で表せるかわからんのです。これは介護に限ったことじゃありませんが。
厄介なのがその中に潜む罪悪感がモグラのようにぴょこぴょこ出ては齧ってくること。これは確実に心を掻き回してくる病源です。
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罪悪感から解放されるためには、罪悪を設定します。ここからはみ出しちゃいけない、というガイドを設定する必要があります。道路の車線みたいなもの。
一対一の母息子、とりわけ昔から反りの合わない同士ともなれば、リアルタイムの感情のやり取りの中で簡単に道が逸れてしまいます。その点はこのマガジンの主題でもあります。
守らなければならない、守りたいと思ってるもの、できれば守りたいのは、ざっとこんなもんかなあ。
・法
・道徳
・社会通念
・親の感情
・親の身体
ここで気付くのですが、よく考えればどうでもいいものが混じっています。優先順位をつけてみましょう。
1. 親の身体
2. 法(が定める身体的・心理的虐待)
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3. 親の感情
〜〜〜〜〜〜
4. 社会通念
5. 道徳
それぞれの説明は省きますが、1〜2から逸れなければいいと思います。4〜5は指標が曖昧でロバ売りの親子レベルのジャッジがされるだけ。ひとまず置いておきます。
自らの介護行動が、親の身体に直接的に害を与えない限り、また法が定める虐待の定義に当てはまらない限り、罪悪感に苛まれる必要はありません。
誰もが難しいと思ってるのが『3.親の感情』です。感情は予想以上に体調を左右してきますから、罪悪感のポイントになりやすい。しかし、自分の言動が『2.法(心理的虐待)』を逸脱しない限り、ここを理性的に切り離すことが特に重要なんだと思います。
親の感情に沿うことがやがて自分を殺す場合はどうしますか?おのずと答えが出てくると思います。僕はここにエネルギーを注ごうとしてぶっ倒れてこうして寝そべって綴ってます笑
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とはいいますが、親の感情も進んで無碍にすることはしたくない。出来れば尊重したいものです。そこで、感情、に関係するいろんな言葉がネットで拾えます。たいていはより良くなるために、の言葉ですが中々よくて、中々難しいです。
☆ありのままでいいんだよ
このメッセージをいつも相手に送れればどんなにか幸せだろう。でも、この言葉を投げかけることの効果は相手によりますよね。ウチの場合はこのフレーズを印籠にされ好き放題です笑
☆ 向かい合う、ではなく2人とも同じ方向を向く
理想の夫婦の条件、みたいなものにしばしば登場するこのフレーズ。一瞬コレいいな、なんて思いましたね。まあ独裁者が仮想敵設定して庶民を団結させる手段に使われそうではあるけれども。
大層に感じますが、共感ポイント探し、あるある探し、みたいなもんでしょうか。
今日は雨ですね晴れですね暑いですねクーラーつけましょうかとか。おいしいものは好きですね、お風呂は気持ち良いですね、
しかしここで待てよ、というラインがありますね。一旦、各々の感性に左右されるような題材に差し掛かった途端に争いになりますね。ウチは政治の話は御法度です笑
そのラインを見極めていくことができれば、暇つぶす、気持ちをほぐす、言語障害検知、まあいろんな効用があるでしょう。
といいつつ、ほんと実践が難しいのはここですよね。まだ僕は臥していますので想像の段階ですが、想像だけでも苦痛です。パートナーならばそこから十分に話し合ってお互いを知って高め合ってく、なんていうのがデートのうちだったり、それなりにシンドくも楽しかったりしますが、もう価値観が固定されてしまって、変化を過剰に恐れる相手とそれをやるのはハード。たいてい子が疲弊します。まあ、体調と相談ですね。
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以上、罪悪感を最小限にするために、どういった整理をしていけば良いか、ということをまとめたいと思った次第です。これはまた後日アプデしやす。
まずは今回のいちばん大きいポイントである、心理的虐待、について、益々わからなくなってきたので勉強してみようと思います。
〈参考〉
https://www.my-kaigo.com/pub/individual/chiebukuro/gyakutai/0020.html
今日はこのへんで。今度は親が目眩するってよ。次回は『オカルトは相手を縛るためじゃなすて自分を癒すために使うのよ。』というようなことについて綴ったりしますの予定。
〈FINE〉