京都府前期|公立高校入試確率問題2020
分類 28【研究】少なくとも1つ起こる確率
まずは表をかきますが、
白玉4個と、黒玉2個にそれぞれ区別をして、〔白1〕,〔白2〕,〔白3〕,〔白4〕,〔黒1〕,〔黒1〕とします。すると、この6通りの場合が起こることはどれも同様に確からしいことがらになります。
偶然は2回起こりますので、表をかいて起こりうる場合を書き並べるのが便利です。
取り出した玉は袋にもどしませんので、(白1,白1)、(白2,白2),(白3,白3),(白4,白4),(黒1,黒1),(黒2,黒2)という組は存在しません。表から消します。
起こりうるすべての場合は30通り、ということがわかります。
少なくとも1!
「黒玉が少なくとも1個は袋に残る」なので、「少なくとも1」→[じゃない方の確率を考える」! と、自動的に思った人もいると思います。
「黒玉が少なくとも1個は袋に残る」じゃないとき、というのは「黒玉が0個袋に残る(1つも残らない)」ということです。つまり、2個取り出したのがどちらも黒玉だったとき、ということになります。
表から、そのような場合は2通りということがわかります。
というわけで、「黒玉が0個袋に残る(1つも残らない)」確率は$${\dfrac{2}{30}=\dfrac{1}{15}}$$。
求める確率はこれじゃないときでしたから(それを忘れてはいけません)、$${1-\dfrac{1}{15}=\bm{\dfrac{14}{15}}}$$ となります。
答
問題を解いた後で
実は、この問題はこの【研究】の通り、
取り出して戻さずもう1回だけど、条件を判定するのに、取り出した順番は関係ないので、C型の表で考えてもよい、という問題でした。余裕のある人は、そちらで解いてみましょう。
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