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大阪府①(A問題)|公立高校入試確率問題2021

 二つの箱A,Bがある。箱Aには自然数の書いてある5枚のカード[1],[2],[3],[4],[5]が入っており,箱Bには奇数の書いてある3枚のカード[1],[3],[5]が入っている。A,Bそれぞれの箱から同時にカードを1枚ずつ取り出すとき,取り出した2枚のカードに書いてある数の和が4の倍数である確率はいくらですか。A,Bそれぞれの箱において,どのカードが取り出されることも同様に確からしいものとして答えなさい。

分類 17「偶然2つの分母」お互いに影響しない2つの偶然

お互いに影響しない・・・とは

 今回起こる偶然は「箱Aから取り出す」「箱Bから取り出す」の2つ。この2つは全く別々で、お互いに影響はしませんね。
 たとえばAの箱は北海道で、Bの箱は沖縄で,それをそれぞれ午後2時ちょうどに取り出そうね,と約束しておいて、その結果を後で集めてまとめる、というもいいわけです。
 と言うわけで、偶然2つですので、表をかいて考えると便利です。お互いに影響しませんので,表はそれ以上いじりません。

 和が4の倍数になるところは,表から4通り。すべての場合の数は15通りですので、求める確率は$${\dfrac{4}{15}}$$になります。

 $${\bm{\dfrac{4}{15}}}$$

この年の大阪府B問題はこちら↓


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