見出し画像

基礎編10* 「分子判定の基礎⑤」そのほか四則

 1から6までの目が出る大小1つずつのさいころを同時に1回投げるとき,出る目の数の差が2以下となる確率を求めよ。
 ただし,大小2つのさいころはともに,1から6までのどの目が出ることも同様に確からしいものとする。(都立戸山高2013)


問題を解く前に・・・

 10~13では、表をつくった後、判定材料を作って表に書き込んで、それを見て判定、という問題を並べています。

 「2けたの整数を作る」「和」の他に、「積」「決めたルールで点数化」「式に代入」などがあります。

 「判定材料を作って表に書き込んで判定」というのに慣れる問題をもう1問。

分母は・・・

 大小1つのさいころは・・・なので、もう表はこれっていうのでいいでしょうか。ダメな人は基礎編3を。

プレゼンテーション1

 分母は、6×6=36 でいいですね?

分子は・・・

判定材料は「差」です。大ー小ですね。

プレゼンテーション3

このうち条件「2以下」にあうのは・・・

プレゼンテーション2

 数えるのがメンドウそうですが、2以下になるのは 24

答えは・・・

24/36 = 2/3

2/3

問題を解いたあとに・・・

 このnoteのシリーズでは「表を書き、全部の場合に判定材料を作って表に書き込んで、それを見て判定」というやり方で解説しています。これがいちばん素直なとき方だと思います。・・・ということは、だんだん「素直じゃない」解き方、テクニックがあると速く解ける問題へとつながっていきます。


-----------------------
<前の問題     次の問題>
問題一覧

類題

栃木県2021

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?