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埼玉県|公立高校入試確率問題2023

 100円硬貨1枚と,50円硬貨2枚を同時に投げるとき,表が出た硬貨の合計金額が100円以上になる確率を求めなさい。
 ただし,硬貨の表と裏の出かたは,同様に確からしいものとします。
(※学校選択問題では、図はないが問題文同じ)

分類:22 コイン3つ・3回以上

50円硬貨が2枚だと?

 50円硬貨が2枚あることに注意が必要です。
 確率では、「同様に確からしいことがら」をすべての場合として並べなければなりません。同様に確からしいことがらを上げるためには、この2枚に区別をつけて考えなければなりません。2枚の50円硬貨にそれぞれA・Bと名前を付けて別物として考えていくことにしましょう。

 どうしてこの2枚を別物にする必要があるの? というのは、こちらの(1)の解説を見てみてください。

偶然3つ(以上)は樹形図

 というわけでコイン3枚「100円」「50円A」「50円B」で、それぞれ影響をしない別々の偶然が起こりますので、(表ではなく)樹形図をかいて考えることにします。

 考える条件は「表が出た硬貨の合計金額」ですので、それぞれの場合の左側に書いておきましょう。
 すると、すべての場合は8通り、そのうち合計金額が100円以上になるのが5通りになりますので、確率は$${\bm{\dfrac{5}{8}}}$$ですね。

$${\bm{\dfrac{5}{8}}}$$

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