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千葉県|公立高校入試確率問題2020

 大小2つのさいころを同時に1回投げ,大きいさいころの出た目の数を$${a}$$,小さいさいころの出た目の数を$${b}$$とする。
 このとき$${\dfrac{\sqrt{ab}}{2}}$$の値が,有理数となる確率を求めなさい。
 ただし,さいころを投げるとき,1から6までのどの目が出ることも同様に確からしいものとする。

大小2つのさいころなので

 大小2つのさいころなので表をかいてみることにしましょう。

 各マスに何を書くか、というところは迷うところかも知れませんが,計算をしやすい$${ab}$$を計算して各マスに埋めて、それを見ながら$${\dfrac{\sqrt{ab}}{2}}$$の値が有理数になるかどうか,ということを考えていきましょう。

 有理数ということばを理解しておかなければいけませんが、つまるところ(自然数)分の(整数)の分数の形で表せる数、ということです。確率の本筋ではありませんので、他のサイトの動画のリンクを張っておくことにします。

 ということは$${\sqrt{ab}}$$が整数になればよい、ということは積$${ab}$$が(何とか)の2乗(平方数)になっていればよい、ということです。

 条件に合うのは上の表で○をつけた8通りなので、確率を求めると$${\dfrac{8}{36}=\bm{\dfrac{2}{9}}}$$となります。

$${\bm{\dfrac{2}{9}}}$$

分類 A2平方根

https://note.com/tajif/n/n326763be929d


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