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滋賀県|公立高校入試確率問題2015

分類:融合《C3》座標・関数-放物線・双曲線

(1)は確率ではなく・・・

 問題文から、直線$${y=\dfrac{1}{3}x+2}$$上にあり、$${x}$$座標と$${y}$$座標がともに1~6の整数である点を求めればよい、ということです。

 $${x}$$に1~6の整数を代入して、$${y}$$座標が整数になるものを探せばよいでしょう。
●$${x=1}$$を代入すると、$${y=\dfrac{1}{3}+2=\dfrac{7}{3}}$$
●$${x=2}$$を代入すると、$${y=\dfrac{1}{3}×2+2=\dfrac{8}{3}}$$
●$${x=3}$$を代入すると、$${y=\dfrac{1}{3}×3+2}$$=3
●$${x=4}$$を代入すると、$${y=\dfrac{1}{3}×4+2=\dfrac{10}{3}}$$
●$${x=5}$$を代入すると、$${y=\dfrac{1}{3}×5+2=\dfrac{11}{3}}$$
●$${x=6}$$を代入すると、$${y=\dfrac{1}{3}×6+2}$$=4

 ですから、条件に当てはまるのは(3,3)(6,4)の2点、いうことになります。

(2)は・・・

 問題文の文字を使えば、$${\dfrac{1}{2}m^2}$$と$${n}$$を比べて、前者が小さければ太郎さんの勝ち、前者が大きければ花子さんの勝ち、ということになります。$${m}$$の横に$${\dfrac{1}{2}m^2}$$を書き添えて、$${n}$$との大小関係でどちらが勝つか(または引き分けか)を表に書きます。大小関係を間違えないように注意しましょう。

(1)(3,3),(6,4)
(2) 放物線の上側にあるのは12通り,下側にあるのは23通り,グラフ上にあるのが1通りで,全ての場合の数は36通りである。したがって,太郎さんと花子さんの勝つ確率をそれぞれ求めると$${\dfrac{12}{36}}$$,$${\dfrac{23}{36}}$$で,花子さんの方が勝ちやすいと言える。

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