見出し画像

長崎県A|公立高校入試確率問題2015

 図1のように,数直線上を動く点Pがあり,最初点Pは原点(0が対応する点)にある。図2のように、袋の中に同じ大きさの赤玉2個と白玉2個が入っている。それぞれの色の玉には1,2の数字が1つずつ書かれている。この袋の中の玉をよくかきまぜて1個を取り出し,次の規則にしたがって点Pを動かした後, 玉を袋にもどす。さらに、もう一度袋の中の玉をよくかきまぜて1個を取り出し,規則にしたがって点Pを1回目に動かした位置から動かす。

規則
・赤玉を取り出した場合,正の方向(右の方向)へ玉に書かれている数字と同じ数だけ動かす。
・白玉を取り出した場合,負の方向(左の方向)へ玉に書かれている数字と同じ数だけ動かす。
・2回目に取り出した玉の色と数字がどちらも1回目と同じ場合,1回目に動かした位置から動かさない。
 このとき、次の(1)~(3)に答えよ。
 
(1) 点Pの最後の位置が原点である確率を求めよ。
(2) 点Pの最後の位置が-1に対応する点である確率を求めよ。
(3) 点Pの最後の位置が1以下の数に対応する点である確率を求めよ。

分類:応用〈1〉動かす① すごろく型

やっぱり表をかいて考えましょう。

 表にしてみましょう。玉を取り出して戻してもう1個なので、表はいじらないX型の表になります。各マスには、規則に従って動いた点Pの最後の位置を書き入れます。

 (1)と(2)については、条件に合うマスを確認して,それそれ数えてみることにします。(1)は○、(2)は✔を表の中に印を書きいれておきます。

 すると、(1)は○印の4通りで、その確率は$${\dfrac{4}{16}=\bm{\dfrac{1}{4}}}$$。 (2)は✔をつけた3通りですので,確率は$${\bm{\dfrac{3}{16}}}$$。

 (3)は、表を見ると、ほとんどが1以下の数に対応するので、1より大きいところだけをチェックすることにしましょう。

 3つのみですので,残りは13通り。求める確率は$${\bm{\dfrac{13}{16}}}$$。

(1) $${\bm{\dfrac{1}{4}}}$$  (2) $${\bm{\dfrac{3}{16}}}$$  (3) $${\bm{\dfrac{13}{16}}}$$


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?