群馬県|公立高校入試統計問題2024
(1)四分位数・最大値
箱ひげ図では,第1四分位数・第3四分位数はそれぞれ箱(長方形)の左端・右端の位置で表されます。
最大値は右側のひげのいちばん右の線の位置です。ということで3つを並べてみましょう。
小松市の第1四分位数(イ) → 宮崎市の最大値(ウ) → 桐生市の第3四分位数(ア) の順ですね。
(2)箱ひげ図に対応するヒストグラム
箱ひげ図の方を見ると,宮崎市は左寄りにデータが偏っていて,桐生市が右寄り,小松市がその中間ぐらい,という感じです。
ヒストグラムを見ると,左寄りなのはウなので,これは宮崎市だと,はっきりわかります。
桐生市と小松市の違いですが,小松市の方が最大値は大きいですから,アが小松市,イが桐生市と判断できます。ヒストグラムの山の位置としても,あっていますね。
(3)箱ひげ図から読み取れること
選択肢1つ1つを見ていくことにしましょう。
ア データの範囲
範囲とは,最大値と最小値の差で,箱ひげ図では,図の長さで表されます。
確かに桐生市がいちばん大きいです。
イ データの四分位範囲
四分位範囲とは,第3四分位数と第1四分位数の差で,箱ひげ図では箱(長方形)の横の辺の長さで表されます。確かに桐生市の方が微妙に小松市よりも長い感じもありますので,確かに桐生市がいちばん,というので良いような気がしますが,選択肢には「箱ひげ図の箱の部分が最も右側に位置しているのは桐生市であるため」と書いてあります。この理由は違いますね。
ウ ある区間に含まれるデータの数の比較
最高気温が36.0℃以上の日は,桐生市は中央値以上の値,小松市は中央値よりも多い値ですから,桐生市の方が多いはずです。間違いです。
エ ある区間に含まれるデータの数 その2
まずは,文章に書いてあることを整理して,図に表します。
宮崎市の最高気温よりも,桐生市の中央値はそれよりも右側ですから,少なくとも16日あることがわかります。選択肢は正しいですね。
答
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?