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【大槌町地域おこし協力隊|川原田】活動報告_2023年6月

雨の日が続くようになり、梅雨の時期に入ったことを感じられますね☔
写真はReファームで採れたズッキーニです。きみのハートにズッキーニ💛💜 

活動報告1.全国林業後継者大会に参加

●日時:6月3日(土)
●場所:盛岡市民文化ホール
●内容:全国林業後継者大会に参加、聴講
●所感:
盛岡にて行われた全国林業後継者大会に参加して参りました。
オープニングは盛岡さんさ踊りのパフォーマンスで会場をあでやかに飾り、続いて岩手県下の林業事業体の活動発表が行われました。
私たちもお世話になっている、釜石地方森林組合の高橋幸男参事も登壇されました。
どの事業者さんも、単なる素材生産だけではなく、異なる事業とも複合化させて新たな取り組みをされていたり、最新技術を積極的に取り入れられて施業の効率化を進めたりなどされていました。
後半はパネルディスカッションが行われ、各登壇者からさまざまな提言がなされていました。
新しい林業従事者を増やすためにはどうすればよいか?まずは、われわれ林業従事者が楽しむことだと言われました。
また、かつては東北地方だと出稼ぎで上京している人が多く、地元にはお子さんが住んでいるパターンがよく見られたものの、今や若い世代も含め地元をどんどん離れてしまっている状況だそうです。そのため、今後は県外からも積極的に林業に携わりたい人を招く努力が必要だと述べられていました。
今回の大会に参加したことで、私自身も頑張らねば!と、改めて思いました。

全国林業後継者大会、今年は岩手で開催されました◎
普段お世話になっている高橋参事も登壇

活動報告2.たま掛け技能講習を受講

●日時:6月5日(月)~7日(水)
●場所:陸前高田ドライビングスクール
●内容:たま掛け技能講習の受講、座学・技能試験
●所感:
朝6時半に家を出て、7時半から夕方まで座学&筆記試験&実習でクタクタでした😇
「玉掛け作業は、作業者全員が受講しておいた方が断然に効率よく安全に行えます。」と講師の方も言われていました。
また玉掛けに限らず、重機を動かしたり材を運搬する際にも今回の技能講習で習ったことは活かせられると感じました。
講習が全て終わり、寝起きのボサボサヘアーのまま虚な眼をした下っ端工作員のような写真付きの修了証を無事受け取れました💮

暑い日差しの中、技能試験を受けましたι(´Д`υ)
証明写真て、だいたいダメな感じで撮られますね。。

活動報告3.炭焼き体験@遠野に参加

●日時:6月22日(木)
●場所:遠野 薪の駅
●内容:マツの炭づくり
●所感:
NPO法人遠野エコネット主宰の炭焼き体験に参加しました。私は今回で2回目となります。
講師は北上で『楽炭』を営まれる千田さんです。
以前にも千田さんから炭焼きについて色々と勉強させていただいていましたが、今回もまた炭に関する豆知識を聴くことができました!
「この炭窯から出る蒸気を冷やしたのが木酢液。これって何かの匂いに似てない?”正露丸”に似てるよね?正露丸ていうのは、当時の日露戦争で木酢液から抽出した木タール(木クレオソート)の薬が衛生環境の悪い戦地で使われていて、それが”征露丸”だったんだ。」
「炭窯に入るときはメガネを外した方がいいよ。炭はきめ細かい粒子だから、ホオノキの炭なんかは研磨剤として使われるくらい。だから、炭がついたメガネを拭いたりしたら傷がつくよ。」
などなど、非常に興味深い話を交えながら、前回分の炭を取り出し、その炭を寸法を揃えて梱包し、また窯には新たな原木をなるべく充填率高く詰める作業をしました。
一般的な炭ですと、コナラなどの広葉樹が使われるのが主流ですが、エコネットでは少しニッチな”松炭”を作っています。
コナラの炭というのは、一度火が付けば安定的に燃焼し続けるのに対し、松の炭は火がすぐ消えてしまうそう。一方で、風を送る分だけ温度が上がるため、火力の調整が可能なのが特長だそうです。そのため、松の炭はたたらや刀鍛冶に使われるそうで、今回の炭も島根にある伝統的なたたらをやられている業者さんへ販売するとのことでした。
午後はグループ介護を受けられている高齢者の方々が見学に来られ、窯の中まで入ったり、中には一緒に作業にもトライされた方もいました✨
一昔前はエネルギー源として使われていた炭が、かつての暮らしを支えていた炭づくりが、とても懐かしいと一人のおばあちゃんがこぼしていました。
千田さんより、「今や炭焼きはどんどん下落の一途を辿っている。自分としてもなんとかしたいと思って、こうした活動を通じて炭焼きの良さを、愉しさを伝えていきたい。今回ご縁ができた皆さんの地元でも、どうか炭焼きをやってほしいと願っています。」とのことでした。
私自身、伐り倒した木々をなんとか利活用できないものかと悩んでいますが、炭とはまさに伝統的な”アップサイクルプロダクト”なのではないでしょうか。また、千田さんのような古き職人的な気高さを持ちつつ、現代的な緩さ・優しさで門戸を広げられる姿勢にも感銘を受けました。
今後は、農業や林業(伐採)に加え、”炭” も新たな個人的事業として取り組みたいと改めて思いました。
「農・林・炭× X」的な生き方を、古くて新しい百姓の在り方を、模索したいと思います。
千葉さんより、お土産に端材の炭一袋と、木酢液ペットボトル一本いただきました!ありがとうございます😊
千葉さん、千田さん、この度もお世話になりました。またの機会でもよろしくお願いします!

釜の内部の様子。
どれだけ原木を詰めても、できる炭の量は目減りします。
見学に来られたおばあちゃんもイキイキと作業!

業務外活動1.「幸福を考えるワークショップ」@大槌町に参加

●日時:6月28日(水)
●場所:おしゃっち
●内容:岩手県民の幸福度に関する調査
●所感:
『いわてNPOフォーラム21』の事務局長である中村さんのお誘いで、岩手県からの委託事業である、「幸福について考えるワークショップ」というものを大槌町でも開催する運びとなりました。
かいつまんで説明しますと、地域の老若男女が集まり、それぞれの人たちがどんなことに幸せを感じるのか、また現在はどれくらい満たされているか(満たされていないか)、などをワークを通じて言語化・数値化していく取り組みかと思います。
当日は直前のよびかけにも関わらず、多くの方に来ていただき計11名で実施できました!また、参加者の方々と地域の安全や子育てなどのトピックで、有意義な議論をすることができました。
中村さん、澤田さん、参加者の皆さん、この度はありがとうございました!

前半は専用のワークシートを記入して、
それぞれの参加者の考え・価値観を深堀りしました。
最後はみんなの目標を記入して会を締めました!

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