アフターデジタルのその先へ
2020年8月9日(月)武蔵野美術大学大学院の造形構想研究科の「クリエイティブリーダーシップ特論」という講義にてビービット社の藤井保文さんのお話を聴講した。
藤井保文。1984年生まれ。東京大学大学院 情報学環・学際情報学府 修士課程修了。2011年ビービットにコンサルタントとして入社。2014年に台北支社、2017年から上海支社に勤務し、現在は現地の日系クライアントに対し、UX志向のデジタルトランスフォーメーションを支援する「エクスペリエンス・デザイン・コンサルティング」を行っている。2018年8月には『平安保険グループの衝撃―顧客志向NPS経営のベストプラクティス』を監修・出版。2018年9月からはニューズピックスにおいて、中国ビジネスに関するプロピッカーを務める。2019年3月に「アフターデジタル-オフラインのない時代に生き残る」を出版し、世耕元経済産業大臣をはじめ各界著名人からの推薦を頂いている。現在6万4000部を超えるヒットとなっていることから続編発売が決定(7月予定)し、現在執筆中の原稿を一般公開している。事例・方法論を随時アップデートし、アフターデジタル時代のUX/DXの道標を示していく。また、政府の有識者会議参画、FIN/SUM、G1経営者会議など「アフターデジタル」におけるアドバイザリや講演活動も多数行っている
捉えるべきはアフターデジタルの世界観
今後、オフラインというものが存在しなくなると、デジタル側に住んでいるような状況になるという。デジタルがむしろ起点であり、「リアル接点というレアで貴重な場」をどう活用するかという考え方に移行するという。コロナ禍を経て、いま私たちの生活はますますそのような変化へと加速していると感じている。
UXの時代が到来している
デジタル融合次代において、テックとUXは、社会アーキテクチャを作る最強能力であり、同時に責任と努力が必要であるという。