武道が人生に役立っている事
武道を日常生活に落とし込む
私は5歳の頃から伝統空手、実戦空手を約20年間やってきました。
現在は『営業マン』としてバリバリに働いております。
何が日常生活に役立っているのか?
大きく分けると2点あります。
1 冷静に人を見る事が出来るようになる
2 距離感をコントロール出来るようになる
冷静に人を見る
コミュニケーションとは?
「コミュニケーション」という言葉を検索すると、「伝達」「通信」「交流」「情報伝達」といった言葉が並びます。また、デジタル版大辞林には、「人間が互いに意思・感情・思考を伝達し合うこと」とあります。
人との関わり合いは人生避けて通れません。
私が空手を通じて肉体と精神を錬磨したことにより、得られた経験とは何か。
簡単に言うと『人が怖くなくなった』と言う事です。
素手素足で互いに殴り合う特別な経験の中で、恐怖との向き合い方が分かっていきます。
殴ったら痛いし殴られたら痛い。こちらが強く殴ると返ってくる攻撃も強く返ってくる。
対戦相手は鏡みたいなもので対戦相手を通じて自分を知る事ができます。
最後の試合の時は感情【怒り】で試合をしない事をゴールに置き
試合というルールは引退致しました。
冷静に試合に挑めた時はむしろ相手がいなきゃ試合が成り立たない。
試合中に『感謝』が出来るようになりました。
日常生活でも冷静に人を見る事が出来るようになっていきます。
その人の表面上の感情は気にならなくなります。
その人の本音は結局自分のフィルターを通して決めているからです。
例えば挨拶を返してこない人がいるとします
1 なんでこいつは挨拶してこないんだ!
2 嫌われているのかなあ…
これらは貴方が相手を見てその場で決めている感情です。
ですが、実はその人が今朝身内が亡くなってその中で出勤していたらどうですか?
もしくは大切な人と別れたばかりだったら…
そうなると上記のような考え方にはならないはずです。
表面上を見つつ、想像力を働かせ、相手の奥の感情を見る事が重要です。
距離感をコントロール
空手の試合を通じて営業にも活きている事に『距離感』があります。
試合の中では相手の攻撃が当たる距離とこちらが当てれる距離
『間合い』というものがあります。
営業などの商談や販売時に初対面からこちらの距離が近づきすぎると相手は引きます。
押されたら引くし、押したら引かれる。
ですが引いたら乗ってくる。格闘技でいう『カウンター』
主導権がこちらにあればこのコミュニケーションの空間を
コントロール出来るようになります。
人を冷静に見つつ、【押す 引く 詰める 下から行く 上から わざと引く】
間合いをコントロール出来るようになると
営業力も格段と上がっていきます。