「あいの風・IR・ハピライン連携 北陸3県2Dayパス」を使いました!
旧北陸本線 越中宮崎駅~敦賀駅間2日間乗り放題で2,800円
私の宿は1月末までお休みをいただいております。基本的には土日に旅行できるのは今の時期くらいです。先の投稿で書いた通り木・金と仕事のついでに滋賀県に行ってましたが、一日置いて今度は金沢・富山に行ってきました!
毎年この時期に個人投資家のグループの新年会があり、いつもは車で行くのですが、月曜の夜に福井駅前で飲み会があり、自宅まで車置いてまた来るのがめんどくさいので今回は電車で行くことにしました。
昨年の3月までは福井‐金沢間はJRだったのですが、開通後は福井県内が「ハピラインふくい」、石川県内が「IRいしかわ鉄道」という第三セクターになり、運賃も値上がりしました。福井‐金沢間は片道でも1,660円。JRの頃は1,200円くらいだったのですが・・・
福井から金沢まで国道8号線経由だとだいたい80㎞。自分の軽自動車の燃費がリッター20㎞でガソリン1リッター180円だとしても720円。いつも使っている駐車場24時間770円を考慮しても電車は割高。
何かおトクな切符は無いかと探していたら、上記の2社と富山県の第三セクター「あいの風とやま鉄道」が共同で発売している「あいの風・IR・ハピライン連携 北陸3県2Dayパス」なるものがあるではありませんか!福井県の敦賀駅から富山県の東端である越中宮崎駅まで2日間乗り放題で2,800円。これを使って電車で行くことにしました。
この切符、紙ではなくスマホアプリで購入して画面を駅員さんに見せる方式です。
福井駅から金沢駅まで1時間22分
「ハピラインふくい」は敦賀~大聖寺間、そこから先は「IRいしかわ鉄道」なのですが、乗り換えの必要はなく、最初から「IRいしかわ鉄道」の車両がやってきました。
福井を出た時にはそれほどでもなかったのですが、石川県内に入り加賀温泉駅あたりからお客さんが増えだし、金沢に着くころには立っている人も結構いました。日曜日だったせいか高校生大学生くらいの若い子が多かったです。
13:40に金沢駅着。福井駅から1時間22分です。車で下道だと2時間なので何だかんだ言って電車は早い。
さすがに金沢駅は人でごった返してます。有名な「近江町市場」の近くのビルで今年の相場の見通しなどについて情報交換しました。
因みに筆者は民泊宿主であると同時にファイナンシャル・プランナーです。株式投資には基本的には2つの手法があります。ひとつは経済や企業の基礎的な指標を用いて、株価や為替の将来の値動きを予想する「ファンダメンタルズ分析」、もう一つは株価や為替などの価格や取引量などの推移をグラフ化したチャートから将来の値動きを予測する「テクニカル分析」。私の入っているグループは基本的には後者のスタンスです。私はなかなか勝てませんが・・・
夕方から懇親会でした。酒が入ると色々な話題が出てきます。毎年この新年会をしているのですが、以前大勝ちしていたのに来なくなった人も何人かいます。この世界も新規公開株(IPO)とか暗号通貨とか米国株とか流行り廃りがありますが、絶対に勝ち続けられるような金融商品などというものはありません。大損して投資をやめたから来なくなったとかでなければいいんだけど、というような話をしてました。
株というか投資というものは、絶対に儲けて人生を変えてやるんだ、損しても後で取り返せばいいんだと頭に血が上った状態でやるものではなく、勝った負けたという話をこういう場でネタにして楽しむくらいの気持ちでやったほうが長い目で見たら結果も出るのではないかと思います。私も株で儲けるためというよりはこういう場で出る話が面白いから毎年来ています。
大浴場付きのカプセルホテルが1泊2031円
日付が変わるちょっと前くらいまで飲んでました。そこから福井まで帰るのは大変なので毎年泊まります。今年はBooking.comで近江町市場近くのカプセルホテルを予約しました。オフシーズンだったせいもあり2031円。自分の宿は宿泊予約サイトには登録してませんが、自分が旅行する時には活用しまくってます。
金沢駅近くには外国人観光客もけっこう歩いていたのですが、このホテルのポッドは半分以上空いていたようです。この日だけ見たら、賃借料や水道光熱費や人件費を考えたら明らかに赤字。もう少し暖かくなって宿泊客が増えたらもっと高くなるんでしょうが。
東京では宿泊施設が足りなくて宿泊料金が高騰しているようですが、需給バランスが崩れたら金沢みたいになる可能性はあります。収益目的で民泊ビジネスに参入する人もいると思いますが、こうなる可能性があることは頭に入れておくべきです。株と同様、確実に儲けられるようなビジネスというのは無いのです。
ブリの握りを食べに富山へ
翌朝はチェックアウトの10時ぎりぎりまで朝寝したり風呂に入ったりしてました。せっかく乗り放題なので11時過ぎ発の電車で富山まで行きます。
平日の昼前というビミョーな時間帯なのに金沢から富山までずっと満員でした。二両編成ですが1時間に2~3本出ているのです。「北陸三県」と言いますが、石川県と富山県は江戸時代ずっと前田藩120万石という一つの藩だったので、今でも結びつきが強いのでしょうか。
金沢から1時間弱、ほぼ正午に富山駅に着きました。朝食が遅かったのと帰りの電車が14:42と時間があったので、駅北の環水公園まで散歩します。
1月下旬というと例年ならいちばん雪の多い時期のはずなのですが全く雪がありません。因みに7年前のこの日もたまたま富山にいたのですがこんな感じでした。温暖化が進行しているのでしょうか。
富山駅に隣接したビルの1階にある「富山湾食堂」で待望のブリ握り。
美味しいのですが・・・福井県内のスーパーでも同じくらいの鮮度のものがあるんですよね(^^;)でも白エビの天ぷらが美味しかったので満足です。
こうやって旅先で酒が飲めるのは鉄道旅の特権。
JRの頃は特急がドル箱で普通電車は収益を生まなかったのでしょうが、車を持っていない人は案外いるものですし、中高生だって旅をしたいだろうし、最近では外国人労働者の人も結構乗ってます。地方は車社会、というのは少し前の時代の価値観ではないでしょうか?工夫次第ではもっとお客さんを増やせるのではないかと思います。出来れば、自分の宿のある越美北線やえちぜん鉄道は福井鉄道とかも使えるようになればいいのですが・・・