うめともひさ(梅友仁)/台北在住 自称お散歩ライター

・台湾デスティネーションスペシャリスト 休みの日は、街をブラブラしながら歴史スポットや…

うめともひさ(梅友仁)/台北在住 自称お散歩ライター

・台湾デスティネーションスペシャリスト 休みの日は、街をブラブラしながら歴史スポットやB級グルメを楽しんでいます。

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いつも素通りしている台北駅のホールで、旅を楽しくする演出を探してみる

  桃園空港からMRTに乗って台北駅に到着し、大勢が床に座り込んているホールの光景を見て、「台北に着いた!」と心の中で叫んでいる人も多いのではないでしょうか。 台北に住んでいる私も、高雄や台南から高鉄(新幹線)で台北に戻りホールに到着すると、「ただいま」と言いたくなる反面、旅行の余韻を楽しみたいので、しばらく用もないのにブラブラしています。 この空間には、台湾旅行をより楽しくする演出が仕掛けられているような気がします。そこで、今回はその仕掛けを探してみたいと思います。

    • わずか150円 台北駅前の白亜宮殿にある豪華絢爛なロビーを鑑賞してみる

      台北駅を出ると、道路の奥にまるでギリシャ神話の世界から紛れ込んできたような、白亜の宮殿が見えてきます。 ここのロビーは、足を踏み入れた瞬間おもわず息を飲みこんでしまうほど、豪華絢爛という言葉がぴったりな空間です。   今回は、このロビーをもっと豪華に感じるよう案内してみたいと思います。   日本円でわずか150円(台湾元30元)支払えば、身分や職業に関係なく誰でも自由に見学することができます。   Tシャツや短パンのカジュアルな服装でも、警備員に追い返されることはないので、安

      • 苦労して入った台湾の最高学府、台湾大学のキャンパスを散策してみる

        台湾の東大とも呼ばれる最高学府、台湾大学に無事に入った喜びを自慢したく、以前noteにまとめました。  期待とおりのコメントありがとうございます。   せっかく苦労して入ったので、みなさんにキャンパスをご案内します。   ただ説明するだけだと、途中で飽きてしまいスキのアイコンにたどりつかないと思うので(笑)、テレビのクイズ番組を見ているように、途中で問題を出しながらご案内して行きます。 きれいなヤシの並木道を散策台湾大学の正門から、きれいに整備されたヤシの並木道が続いてい

        • 台湾で一番つまらない街、空の玄関「桃園」を散策してみる

          台湾の空の玄関、桃園。   台湾に入国するとき、どの空港を使っていますか? ほとんどの人が桃園空港だと思います。   空港に着いたら、どうしますか? MRTで台北? 新幹線で台南、高雄? すぐに空港から離れますよね。   では、空港の街・桃園の中心部へは行ったことはありますか?   日本のガイドブックでは、「空港以外、何もないでしょう?」と言いたげに何も紹介しないでスルーしていますね。   台湾地元でも 空港以外何もない、美食・文化砂漠の街 と呼ばれ、 桃園のおすすめの楽しみ

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        いつも素通りしている台北駅のホールで、旅を楽しくする演出を探してみる

          台北の内科に行ってみた

          台北の街を歩いているとき、内科行き専用のバスをみつけた。   内科行きのバス? 外科には行くの? 眼科は? 耳鼻咽喉科は?   頭の中がクエスチョンマークでいっぱいになってしまった。 次から次へとあふれ出すクエスチョンマークをポロポロ落としながら歩いていたため、通りがかりの人が心配そうに声をかけてくれた。   見知らぬ人に心配をかけてはいけない。   そこで、内科の正体を確認しに行くことにした。   内科行き専用のバスの時刻を調べてみると、平日しか走っていない。   休日にか

          タピオカミルクティーの元祖は、カエルの卵だった???台湾ビックリB級グルメ4品

          最近台湾のB級グルメが注目されています。 魯肉飯(ルーローハン)や台湾カステラなど、日本でも味わえる機会が増えてきました。 タピオカミルクティーがブームになったのも、記憶に新しいですね。   でも、台湾のB級グルメはそれだけではありません。 今回は、台北在住で毎日B級グルメを食べ歩いている私が、   「え~~っ、そんなのあり???」   と目を丸くして驚いた、台湾ビックリB級グルメを4品紹介します。   その1 蘋果麵包(りんごパン) リンゴの絵が描いてあるパンで、スーパー

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          台湾の東大、台湾大学に無事入ることができた喜びをnoteに記す

          台北MRTの公館駅で降りてしばらく歩くと、きれいに整備されたヤシの並木道に出る。 まるで絵に描いたような、南国のイメージそのもの。 行き交う人は楽しそうに、軽快な足取りで通り過ぎていく。 心地よい風が吹き、時間がゆっくりと流れていく。   しかし、ここにたどり着くには、難関を突破しなければならない。 並木道の入口には、守衛室がある。 ここはふつうの並木道ではない。台湾大学のキャンパスなのだ。 台湾の東大ともいわれる、台湾の最高学府だ。 この関門を無事に通り過ぎないと、南国

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          バイクを巧みによけながら、台北郊外の寺町を散策

          台北駅からMRTで30分ほどの場所にある新荘は、台北付近で最も早く開けたところです。 旧市街は、お寺も多いことから中国語で寺町を意味する「廟街」とも呼ばれています。 日本の寺町のように、しっとりとした風情あるたたずまいとは大きく違い、バイクが行き交いとてもにぎやかで、生活感もあふれています。 日本の寺町をイメージしていくと、あまりにもギャップが大きくがっかりしてしまうかもしれません。 バイクの爆音をBGM代わりにして、 排気ガスを胸いっぱい吸いながら(笑)、 お寺巡りをして

          バイクを巧みによけながら、台北郊外の寺町を散策

          台北圓山大飯店で、VIPになった気分でパワースポットめぐり

          台北の小高い丘に建つ真っ赤な宮殿風のホテル、圓山大飯店。   海外からのVIPが数多く泊まったゴージャスなホテルとして有名です。 さらに、風水の良い場所に建ち、ホテルの中にパワースポットがたくさんあり運勢が向上する(かもしれない)場所としても知られています。   今回は、日本から来たVIPになった気分で、ホテルのパワースポットを巡ってみます。   ロビーのドアを開けると、朱に染められた豪華な空間が視界に飛び込んできます。一般庶民が入っていいのかためらってしまいますが、今は日本

          台北圓山大飯店で、VIPになった気分でパワースポットめぐり

          台北のすぐとなり わずか400円で清の時代にタイムスリップ

          台北駅からMRTでわずか6駅の場所に、たった400円(台湾元80元)で清の時代にタイムスリップできる庭園があります。   正式名称は「林本源園邸」ですが、「板橋林家花園」と呼ばれています。英語名で「The Lin Family Mansion & Garden」となっているように、林さんという富豪一家の豪邸兼庭園でした。   「一歩前に出るごとに景色が変わる」をコンセプトにつくられています。 歩きながら次から次へと変わる景色を楽しめる、コストパフォーマンス最高の場所です。

          台北のすぐとなり わずか400円で清の時代にタイムスリップ

          東京の京浜東北線で台湾散歩 上野から王子へ

          いつも台湾の街角を散歩する投稿をしていますが、今回は趣向を変えて東京の上野駅から京浜東北線で台湾(中華民国)と関係のある場所へ行ってみます。   新しい1万円札の顔になる渋沢栄一も、台湾と深い関係があるんですよ! 渋沢栄一ゆかりの地、王子にも訪れます。   この沿線に、おいしい台湾B級グルメもたくさんありますが、今回は紹介しません。 グルメを期待して見にきてくれた方、ごめんなさい。 さようなら~(笑)   まず、最初にJR上野駅の構内から台湾散歩を楽しんでみましょう。  

          東京の京浜東北線で台湾散歩 上野から王子へ

          台北の故宮博物院を、入場券を買わずにじっくり楽しんでみる

          台北の郊外に、世界四大博物館の一つとも言われている故宮博物院があります。翡翠でできた白菜「翠玉白菜」や、おいしそうな角煮「肉形石」など、一度は見てみたい芸術品がたくさん収蔵されている、とても魅力的な博物館です。   今回紹介するのは、入場料が無料になるお得な情報ではありません。 もちろん、ピンポンダッシュのように係員が見ていない隙を狙って入口を駆け抜けるという、常識外れの方法でもありません(笑)   博物館の周りにある、無料で見学できるエリアを紹介します。   「読んでもら

          台北の故宮博物院を、入場券を買わずにじっくり楽しんでみる

          台湾で富士山? ツッコミどころ満載 港町基隆の旅

          台湾で現地のニュースを見ていたら、山梨県富士吉田市下吉田の商店街から見た富士山とそっくりの場所があると紹介していました。 「こんなことがニュースになるなんて平和だな・・」 と少し見下すような気持ちで見ていたのですが、なぜか、いてもたってもいられなくなり、台湾の富士山を見に家を飛び出しました。   台北駅から基隆駅行きの高速バスに乗り約50分、終点で降りると目の前には港が広がっています。 どこまでも続く波打つブルーのカーペットを眺めながら、心地よい潮風を浴びていると、時間がた

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          ひとり寂しく台湾最北端の駅で哀愁を感じてみる

          北の最果ての地。 私はこの言葉を聞くと、雪が降る哀愁漂う光景が脳裏に浮かんできます。 暗い過去から逃げ出したい人が、コートで身を隠してひっそりとやってくる場所、と勝手にイメージしています。(ドラマの見過ぎ?)   そこで今回は、ひとり寂しく身をひそめて、台湾最北端の駅へ哀愁を感じるショートトリップをしてみようと思います。   まずは地下鉄淡水信義線(レッドライン)に乗り、北へ向かいましょう。 車内のざわめきをBGM代わりに聞いていると、電車はいつの間にか地上に出ます。 ここ

          ひとり寂しく台湾最北端の駅で哀愁を感じてみる

          台北郊外・金山 テレサテンの墓がある街は温泉天国だった

          台北から日帰りで行ける温泉は、台北の北にある北投(ほくとう)や、原住民タイヤル族の街烏来(ウーライ)が有名です。 しかし、テレサテンの墓がある街・金山にも温泉があり、兵庫県の有馬温泉に匹敵する泉質など5種類の泉質が一度に楽しめるということは、ほとんど知られていません。 今回は、この知られざる温泉の街を紹介します。 金山は鉄道が走っていないので、行くのに不便なイメージがありますが、台北駅に隣接するバスターミナルから国光客運の高速バス1815番「金青中心」行きに乗り終点で降

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          台北・北門 鉄道の博物館を「鉄分ゼロ」で古跡見学してみる

          台北駅から西へしばらく歩くと、レンガと木造の豪華な洋館が見えてきます。 ここを通る人は、誰もが建物の美しさの誘惑に負けて、立ち止まってカメラのシャッターを押しています。   外観からは想像もつかないと思いますが、鉄道の博物館になっています。   この建物は、台湾が日本の統治下だった1920(大正9)年に完成し、台湾総督府鉄道部の事務所として使用され、戦後は引き続き台湾国鉄の事務所として使用されました。 鉄道に深い縁があるので、修復をしたあと台湾の鉄道を紹介する博物館になりまし

          台北・北門 鉄道の博物館を「鉄分ゼロ」で古跡見学してみる