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創作:蒼空の歌謳

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昔書いてた創作話です。(途中まで)
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2016年3月の記事一覧

蒼空の歌謳 -9-

蒼空の歌謳 -9-

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俺の必死な説得のかいあって、白夜は森の入り口付近、俺の家の前のあたりですぐに地上へ着地。
同時に、俺もようやく地面に足を着けることが出来た。ふぅ、やっぱり地上が一番だな・・・・・・。

「ここからは、歩きでも大丈夫だよねぇ・・・・・・多分」

お、白夜の顔がやや引きつっている。まあ、当たり前だろうな・・・・・・あの先生を待たせているんだから。
白夜は急い

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蒼空の歌謳 -8-

蒼空の歌謳 -8-

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家の側から伸びている、村を囲う柵を超えるか超えないかスレスレの横道。
俺は、静かにその横道を進んでいる。この道の終着点を目指して。

「チチチ・・・・・・」

たくさんの鳥の声が重なる。俺の周りを、取り巻いている空気と共に音の波が押し寄せてくるようだ。
白夜が歌謳を使うときも、確か体中に音がこんな風にぶつかってくる感覚がするんだよなぁ。
俺は一旦その場に立

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蒼空の歌謳 -7-

蒼空の歌謳 -7-

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あの奇妙な事件から一夜が明けた。結局、あれは一体何だったのかはよく分からないままだけどな。
昨日酷い大ケガをしたデルアは、じいちゃんとばあちゃんの懸命の治療によってほぼ完治している。
まあ、ウチのじいちゃんはあれでも腕利きの治癒師(ヒーラー)だからな。
白夜の発作もしっかりと止められるぐらいの実力はある。
そして俺の方はというと、今日無事に先生に気付かれる

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蒼空の歌謳 -6-

蒼空の歌謳 -6-

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ようやく先生から解放された俺達は、家路についていた。
村の中心部にある石橋を越えたところにある鍛冶屋、フォノは自分の家の前で止まる。

「じゃあ、私はここで」
「あぁ~、フォノ!! ちょっと待って」

俺達と別れて一人家へと入ろうとしたフォノを、白夜は引き止めながら、急いで何かを取り出そうと二重に羽織っているマントの中をゴソゴソと探し始めた。
その様子を、

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