全力を出すってどういうこと?
おはようございます
アスレティックトレーナーの渡部泰斗です
真剣に遊ぶ。全力でふざける。
この気持ちはずっと忘れたくないものですね。
#いつまでも童心を持っていたい
「全力を出す」と聞いて、皆さんはどんなイメージを持ちますか?
スポーツの試合で全身全霊をかけて戦うアスリート
仕事で夜遅くまで働き続けるビジネスパーソン
大切なプロジェクトに没頭する人
こんな姿を思い浮かべるかもしれません。
実際のところ、全力を出すとはどういう状態を指すのでしょうか?
そして、その境地に辿り着くためには何が必要なのでしょうか?
私自身も、今までにメンターや上司に
「全力を出すこと」の重要性を伝えられてきました。
その度に、この疑問にぶつかってきました。
特に仕事やプライベートの場面で
「これが自分の全力なのか?」
と自問する瞬間が多くありました。
そんな「全力を出す」を僕なりに考えてみたものをまとめました。
全力を出すことへの葛藤
まず、全力を出すことには大きな葛藤が伴います。
多くの人が全力を出したいと思っても、実際には次のような障害にぶつかることがあります。
1.自分の限界が分からない
全力を出しているかどうかは、案外自分ではわからないものです。
「もっとできるはずだ」「まだ足りないかもしれない」
という不安が常につきまといます。
この曖昧さが、全力を出すということを難しくしている要因の一つです。
2.全力を出すことへの恐れ
全力を出すことは、時に怖さを伴います。
「全力を出して失敗したらどうしよう」という恐怖が付きまといます。
私たちは、失敗や挫折に対する不安から、本当に全力を出し切れないまま、
自分自身にブレーキをかけてしまうことがあるのです。
3.継続する難しさ
一度全力を出せたとしても、それを維持することはさらに難しい課題です。
モチベーションの維持や体力の限界、
さらには日常のストレスや疲労が積み重なり、
再び全力を出すことが難しくなります。
全力を出すとは「自分に対する誠実さ」
僕がこれまでに感じた結論の一つ、全力を出すということは、
決して外から見た「結果」や「成功」だけでは判断できないということ
全力を出したかどうかの基準は、
自分自身が「今日、自分に誠実に向き合えたか?」
という問いに正直に答えられるかどうかが重要になると考えています。
1. 自己認識と自己受容
全力を出すためには、まず自分自身をよく理解することが必要です。
自分の強みや弱み、限界を知り、それを受け入れることができる人ほど、
適切な状況で全力を発揮できるようになります。
逆に、他者の基準や理想に縛られていると、真の全力を出すことが難しくなります。
2. 成果よりもプロセスにフォーカス
全力を出すというのは、必ずしも「完璧な結果」を求めることではありません。
プロセスに集中し、その時々のベストを尽くすことが重要です。
失敗しても、それを通して学び、次の挑戦に活かすことができれば、
それもまた全力を出したと言えると思います。
私自身も何度か大きな挫折を経験しましたが、
その過程で「完璧な成功」に執着しすぎていたことに気づきました。
結果が伴わなかった時、その努力が無駄だったのかと感じてしまうのは自然なことですが、そこで得た経験や成長は確実に次の挑戦に活かされます。
3. 他者との比較をやめる
全力を出すことを他者と比較するのは大きな間違いです。
誰もが異なるバックグラウンドや状況で挑戦しています。
全力を出す基準はあくまで自分自身にあるべきであり、他人と比べてどうこう判断するものではありません。
比較することで、自分の努力が無意味に感じられたり、逆に過信してしまったりすることがありますが、本当に大切なのは、
自分が「今」できることを最大限に行うことです。
ただし、他者と比較し、基準値を上げる事に関しては賛成です。
「あの人はあんなに頑張っている」
「あれだけの成果を上げるためにこれだけの努力をしてきたんだ」
他者の努力値が自分のそれより高い水準だった時、そこを目指すという事は決して悪いことでは無いはずです。
全力を出せた瞬間とは?
では、「全力を出せた」と実感する瞬間とはどんな時でしょうか?
私自身の経験からするとそれは、次のような時に訪れると感じます。
・心地よい疲労感がある時:
その日の仕事や運動が終わった後、心地よい疲労感に包まれ、まだやれることが残っていないという感覚。
・自分を責める余地がない時:
全力を尽くした後、自分を責めたり後悔する余地がない
・成果よりもプロセスに満足している時:
結果はどうあれ、その過程で自分が学び、成長できたことに満足している
まとめ
全力を出すというのは、常に挑戦と学びの連続です。
私自身も、日々その葛藤と向き合っていますが、
最も重要なのは自分に対して正直であること、
自分の限界を認識し、それを超えようとする努力を続けることです。
全力を出せたかどうかの判断基準は、他人との比較ではなく、
自己認識に基づいています。
全力を出すことは、最終的には「自分との戦い」であり、
それは外からは見えない内面的な努力の積み重ねにあると思います。
毎日を全力に生きるということは
自分に嘘をつかず、
昨日よりも今日、より良い自分であり続けようとする姿勢が大事なのかもしれません。
ではまた👋