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ステイテンプルな日々〜大掃除開始の巻〜
ステイホームというコトバが定着しました。拙僧はお寺に住む身なので、外出自粛期間はステイテンプルな日々を過ごしていました。
これまで県外各所へ毎月出張していた拙僧ですが、3月以降は全出張は中止されたり延期されたりリモート化されたり。
法事についても大事を取って中止や延期が相次ぎました。葬儀も規模が縮小され、形式に工夫が凝らされ、お斎の席も設けられなくなり、大きな変化が。
青森県内でも感染者が確認されましたが、大部分の方は感染経路が判明しており、全国的にみれば比較的平穏であったように思います。
スケジュールからの解放
外出を極力控え、自坊にこれ程長く滞在した記憶はありません。自坊とは、自身が身を置くお寺のことです。
これまで担わせて頂いてた諸役のお勤めも休止状態になりました。そのため、自坊のことに全ての時間をあてることが可能になったのです。物は考えようで、これはこれで「千載一遇のボーナスタイム」とも言えるかと思います。少なくとも拙僧はそのように前向きに捉え、とにかく出来ることをとことんやろうと決め、まずは自坊の大掃除に着手したのです。
「歴史的な大掃除」開始!
沢山の物であふれかえる自坊。しかも本堂建替のため、令和2年秋に現在の本堂と付属棟、そして古い物置を解体しなければならず、工事前までに大量の物の処分と引越作業をしなければなりません。
GW頃に大人数で諸作業する予定でしたが、ウイルス感染予防を徹底するため、その予定は見送られることに。「ならば一人で長期間かけて出来る所までやろう!」と決意。幸いなことに、本年3月より“お弟子さん”を迎えることが出来たので、お弟子さんに協力してもらい、コツコツコツコツ作業を重ねました。ちなみに、お弟子さんは元ボディービルダーで、筋肉の鎧をまとった心優しき修行僧です。
歴史的大事業である本堂建替に向けた大掃除でもあるので、この大掃除もまた歴史的な大掃除です。新たな歴史を紡ぎ出すための、とても大切なひとときであると心得て、ひたすら作業を進めていきました。
とにかく体力勝負
春彼岸入り(3/17)から開始した歴史的な大掃除。今なお継続中です。拙僧は昭和58年生まれで、本年で37歳。体の各所にガタが少しずつ出ているとはいえ、体力が十分にある時に大掃除に取り組むことが出来て良かったと心底思っています。
つづく