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【感想】何を捨て何を残すかで人生は決まる

結構売れている本らしい。大変読みやすいです。

いろんなことが書いてあります。その中でいくつかはみなさんの琴線に触れるものがあるのかなと思いました。

まとめると、

「自分で考え、選択する」を継続することの重要性を説いています。

知足者富、強行者有志

足るを知る者は富み、強(つと)めて行う者は志有り。

老子の言葉です。

物質至上主義の中で自身にとって本当に必要なものを自ら考えて選択し続けていくことの大切さを説いている。

生活レベルを守るために働き続けなければならないのは、最も不自由な生活スタイル
頭のいいお金の使い方というのは、節約し、切り詰めた暮らしのことではありません。お金にまつわる縛り方から自分を自由にする生き方なのです。

あなたは1ヶ月間、どれだけお金があれば生活できるか把握していますか?
あなたは一年間、どれだけお金があれば生活できるか把握していますか?

自ずと自分がいくらくらいあれば不自由なく暮らしていけるのが見えていきます。

家計簿や小遣い制にしてお金の流れを記録・可視化したことで、どれくらいあれば一年間生活できるかが見えるようなりました。見えるようになったことで、家族で話し合いができるようになり浪費が減りました。

パンデミック禍において収入が不安定になりそうになった際に可視化されていたおかげで「感覚的にやばい」から「ここまでならギリギリ生活できる」ラインが見えてきました。

持ち家についての問題提起もしている。

昨今の働き改革やパンデミックによりリモートワーク、時差出勤、フレックスが普及し始めたとは言え、通勤圏内という制約はいまだ健在。満員電車に乗って通勤するのは辛い。

同書の提案:デュアルライフ

* 平日は都心で生活
* 週末・休日は地方

企業によっては5km圏内に住んでいると家賃手当が支給されているケースがある。こういったことをうまく利用すると実現できるような気がする。

成長

小さな実験を繰り返そう。

大きな変化は誰にとっても大きなストレスになるのでは?と思います。小さな変化であれば、ハードルが下がります。繰り返て状況を確認しながら実験していければ、結果的に大きな変化につながるのだと思います。

「今が楽しければいい」と思って刹那的に生きていたら、何の能力も身につきません。
自分の外にあるものを変えることができなくても、自分の中を変えていくことは可能だからです。そして、自分の中を変えることによって出てきたアウトプットによって、自分の外にあるものを動かすことができます。

アドラー心理学の「課題の分離」にあるように自分自身は自分でコントロールできるが外はコントールできないと説いている。自らを変革することに注力し続けることで結果として外に影響を与えるまでになるという考えに共感。

人は積極的に変化を受け入れないと、今以上の自分には成長できません。実験を恐れ、変化を遠ざけ、成長を忘れてしまうことで困るのは将来のあなたです。

人だけでなく組織も変化に適応していけないと成長できなくなる。他人に押し付けるのではなく、まずは自ら変化を積極的に受け入れることに集中する。その結果、振り返れば成長しているはずだ。

大切なのは日頃の行動範囲から一歩外に出ること。自分が普段やっていないことをしてみること。それが思考のストレッチとなり、あらゆる状況に応じて対象できる柔軟性を育みます。
今はまだ知らないものをみつけ、もっとよく知りたいという欲求は人を成長させてくるます。

「コンフォート・ゾーンの外に出よ」ということだろう。

危機感やワクワク感が人を成長させると聞いたことがある。安全地帯はいずれぬるま湯と化す。

井の中の蛙大海を知らず

などのような表現があるように外の世界から刺激を受けることを意識的に取り組んで、自らコンフォート・ゾーンにいるなと感じたら積極的に変化を取り入れたい。

スタートアップ界隈では・・・

不確実性を楽しもう

というスローガンを見聞きすることがある。敢えて不安定で先が見えない環境に身を置くことで、企業とともに成長しようという意図があるように思う。

協調性とは

大事なのは、他人に流されず、自分で物事を判断できる人間でいながら、お互いの個性を尊重する

自己理解

何かトラブルが起きたら、自分のこととして捉えず、「トラブルを抱えた人から相談を受けている」と考える

他者の相談には、冷静に助言することができても自身のことについては同じようにできないことを何度も経験してきた。

自分ごととして捉えないことによって、客観的に判断できるようになるらしい。いきなりやろうと思っても難しいだろうから日頃からこういった思考をすることで身につけられるのだと思う。

始めること

自分で考え、判断して物を買う習慣は、日常の中ですぐにできる意思決定力のトレーニング
世間の常識にとらわれてはいけない。それは、他人の考えに従っていきることになるのだかた(スティーブ・ジョブズ)

自ら考えることの重要性を教えてくれているのだと思う。

著者が大切にしていること

1. 自分で考え続けること
2. 過去の常識をリセットすること
3. 実験をし続けること
4. 少しの勇気を持つこと

まずは、真似ぶところから・・。

以上。







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