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良質のたんぱく質と炭水化物は代謝アップに欠かせない
昨今は、食料品店に驚くほど多くの食品が並んでいます。
食料品売り場に行くと、今までに見たこともないような食材が溢れています。
食材の中には健康食品とうたった物や、ダイエットに役立つ食品もあります。
新陳代謝を活性化させる食品までも出ています。
新陳代謝を活性化させる食品とそうでない食品との違いは、あまり知られていません。
ですから、ここでは新陳代謝を活性化させる3つの基本的な食品群について述べていきます。
まずたんぱく質に関してですが、研究結果によれば、体に十分なたんぱく質を摂取すると新陳代謝の速度が速まります。
たんぱく質が分解しにくい性質のものだからです。
たんぱく質を分解するのに時間がかかるということは、それだけ多くのエネルギーを消費するということです。
人によって、毎日必要とするたんぱく質の量は違います。
エクササイズを行って筋肉を鍛えている人は、一般的な量よりも多くのたんぱく質が必要になります。
また、たんぱく質には様々な種類があります。
脂質が少ないものや多いものがあります。
ファーストフードのバーガー類には、1つだけでたんぱく質が20グラム以上含まれるものがあります。
それと同時に、非常に多くの脂質も含んでいます。
そして、栄養価はほぼゼロに近いのです。
あまり多くのたんぱく質を摂取してしまうと、脂質の摂り過ぎにつながり、結局体重が増えてしまいます。
ましてやバーガー類にフライドポテトを付けたら、大変なことになってしまいます。
ですから、必ず脂肪分の少ないたんぱく質を摂取するように努めましょう。
魚や鳥のたんぱく質は、一般的に脂肪が少ないです。
でも全て脂肪が少ないわけではないので、気をつけましょう。
もし菜食主義であったり、肉を摂取しない方であったりすれば、その代わりに低脂肪のチーズや豆類、ヨーグルトなどを摂取すると良いでしょう。
食品ラベルをチェックして、脂肪が少ないかどうかを確認しましょう。
次に炭水化物に関してですが、実は炭水化物ほど栄養価が低いものはありません。
また、体重の減少においては最も大敵とされるものです。
しかし実際には、炭水化物には何の悪意もありません。
これは単に知識の問題なのです。
覚えておかなくてはいけないことは、薄力粉やジャガイモのように精製された炭水化物は、糖尿病患者の間では高グリセリン表示食品として扱われているものだということです。
これらは、消化するためにインシュリンが急上昇する食品です。
インシュリンが体の中に放出されると、脂肪を蓄えます。
専門家の中には、こうした食品は新陳代謝の速度を遅くさせる作用もあるという人もいますが、それもうなずける話です。
従って、炭水化物は、食物繊維が豊富なフルーツや野菜から摂取しましょう。
なぜなら、これらの食品はグリセリン指数が高くないからです。
要するに、インシュリンレベルが急上昇しない食品です。
ですから、脂肪を体に溜め込む働きもありません。