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自宅カラオケの設置まで

中々思うように外出が出来ない日々が続いていますね。そんな中家の中にもどうにか娯楽を導入できないかと、自宅にカラオケを設置するためのプロジェクトが始動しました。意外と自宅でカラオケが出来ればと思っている方がいらっしゃるのではないかと。そんな方の参考になればと、うちのセッティング例をここに綴っていこうと思います。

依頼主は同居している義理のお父さん(妻の父)。プロジェクトリーダーは私で、実働も私です。要望はなるべく家にあるもので完結させることでした。

まず調査したのは自宅カラオケサービスです。そうすると、「JOYSOUND」と「DAM」の二種類のサービスが目に止まりました。とりあえず、スマホにこれらのアプリをインストールして使用感を検証してみましたが、どうやらJOYSOUNDの方はスマホが三大キャリアと契約されている必要があるようで(簡単に調べた感じなので間違ってるかもしれません)、私のスマホ(Rakuten mobile)では使用できませんでした。なのでここで使用サービスはとりあえず「DAM」に決定。

スマホ単体でDAMのアプリを使用した感じだと内蔵マイクでしっかり声も拾うし、採点もスムーズに認識するのでこれを「Google Chromecast」でテレビに出力して、スマホにマイクをつなげればもうカラオケが完成するのではないかと思っていました。Chromecastはもとから自宅にあったので。ただ、問題はこのマイクでした。依頼主の要望は「家にあるもの」ということで、実は約20年ほど前に購入したというダイナミックマイクの使用が(強制ではないが)条件でした。昔自宅でカラオケをするために、「audio-technica at-x8」と「Panasonic DVD-RV35K」のセットで購入したそうです。

※参考までにそれらのURLを以下に記載します。

※実際の写真

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なので、とりあえずDVD-RV35Kから出ている音声出力がスマホに読み込めればカラオケとしては成立するだろう考えました。DVD-RV35Kからの音声出力はアナログの赤白ピンだったので、スマホでも読み込める4極ピンへの変換プラグを購入し、接続して歌ってみると一応認識しているよう。それでは、いざChromecastでミラーリングしてテレビ出力!してみましたが、音声のラグがすごい。自分の声が遅れてテレビから聞こえてくる。そのせいで採点もぐちゃぐちゃという事態に。

うーん、これではちょっと歌いづらいな。というか自分のスマホがないと歌えないという状況も結構不便だな、と思い、スマホ&Chromecast作戦から、win10のノートPCからHDMIテレビ出力作戦に変更しました。DAMの自宅カラオケサービスはWin10PC用もあるので問題ないだろうと。ここでも問題になったのはマイクでした。アナログ音声をPCに認識させる必要があるからです。なので、自宅にあるものではないですが、これは必要経費だろうと「BEHRINGER UCA202」というオーディオインターフェイスを購入し、PCに接続しました。

※実際の写真

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これで無事PCにダイナミックマイクの音声を認識させることが出来ました。このとき使用していたPCは完全に自宅で余っていた「ASUS Vivobook E200HA」という数年前に購入した安いノートPCでした。このノートPCにDAMのWin10アプリをインストールして、アプリを起動。そしてテレビにHDMI出力して、マイクはPCにオーディオインターフェイスを経由してUSB接続。これで完璧だろうといざ歌ってみると...

「微妙に音声がずれてる...」

自分が歌った数百ミリ秒後にテレビから自分のエコーがかった声が返ってくる感じ。歌いにくい。採点もずれる。これではちょっとな...と思いました。思わざるを得ませんでした。

しばらく考え込んでしまいましたが、ノートPCがちょっと雑魚すぎるのかな?と。CPUも性能が低いものが搭載されていたので、妻が数年前に購入した結構性能の良いDynabook(CPUは第4世代のintel core i5)に変更して実行。

「お、だいぶいいぞ!」

さらに、HDMIをテレビに出力する際には意外といろんな設定があるらしく(はじめに調べておくべきだった...)、PCから出力する際に細かいラグが気になるなら「ゲームモード」がいいというウェブサイトを目にし、ゲームモードに変更してみると...

完璧!

無事、自宅カラオケのセッティングが完了しました。

※実際の写真(1枚目: ノートPC、2枚目: テレビ画面)

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結局初期費用は、オーディオインターフェイスの4,000円で済みました。赤白ピン-4極ピン変換プラグ約1000円は無駄に終わりましたがいつか何かにつかえるでしょう。

まとめますと、
・自宅にあったもの
「audio-technica at-x8」ダイナミックマイク
「Panasonic DVD-RV35K」マイクをつなげられるDVDプレーヤー
「TOSHIBA dynabook T85」ノートPC
「東芝 REGZA 65Z740X」テレビ(ゲームモードで接続)

・購入したもの
「BEHRINGER UCA202」オーディオインターフェイス

もし家庭でのカラオケを楽しみたいと考えている人は参考までにどうぞ。PS4やNintendo Switchを持っていたり、テレビ自体がカラオケアプリに対応していたりするともっと簡単に出来ると思いますし、マイクも今回はダイナミックマイクが自宅にあったのでそれを活かす形にしましたが、DAMが推奨している無線マイクも販売されていたりするのでこれらを使えばもっと気軽にできるのではないかと思います。
今回は飽くまで依頼主の要望に沿ったセッティングだったのでこういった構成になりました。


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