「ウサギと亀」から学ぶ、人生の歩み方とは！？

　日本昔話でお馴染みの「ウサギと亀」。誰もが一度は聞いたことがあるだろう。ウサギと亀が木の下に向かって走り、速さを競うという物語である。一般的に考えればウサギの方が足は速く、決着は初めから付いているも同然であった。しかし、結果は亀が勝ったのである。通常であれば考えられないことが起こったのである。では、どうしてかウサギは負けて亀は勝つことができたのか。

ウサギは競争の途中、亀との距離が十分に離れたことを良いことに昼寝をしてしまった。一方で亀はコツコツと歩みを進めて寝ているウサギを追い越して先にゴールすることができた。

しかし、ウサギが昼寝をしていたことが思わぬ結果をもたらした本当の理由ではない。

　では、いったい何が原因だったのか？

　今回の場合、ウサギと亀で目標とするところが違ったことが原因といえるだろう。果たしてウサギは何を目標としていたのか。ウサギは亀に勝つことが目標であった。だから、ゆっくりでしか歩くことのできない亀とあっという間に距離を広げ、油断してしまったのだ。

　対する亀は何を目標としていたのか。亀はゴールにたどり着くことを目標としていた。

　だから昼寝をしているウサギを見ても、亀は進むのをやめなかった。ゴールを見ていたから。

　このことは、私たちの人生にも当てはまる部分がある。他人との競争に勝って満足してない？周りよりも少し経験が多いから、自分の方が少し得意だからって満足してない？

　逆に言うと、周りの成長が早くて置いて行かれてると勘違いしてない？周りがゴールの直前に来てるからって自分は勝てないって考えてない？

そもそも、他人と同じゴールを目指し、同じコースのレーンを走り、追い抜こうとしているのが間違いなのではないだろうか。自分が目指すゴールは他人と同じところにあるのか？

　自分のレーンはどこにあるの？自分のゴールはどこにあるの？自分の夢を実現するためのコース、レーン、ゴールをしっかり見極めよう。周りの相手に惑わされてはいけない。歩みの早い遅いは関係ない。自分が行きたい場所だけをしっかりと見て、一歩一歩しっかり進もう。遅くてもいい。寄り道をしたって良い。夢に向かって進んでさえいれば。そうすれば必ずたどり着くことはできる。

　人生に悩む人はあなただけじゃない。みんな個々の悩みを持っている。しかし、そんな悩みは誰にも理解されず、誰かに話すことすら大きな障害となることが多い。

　だからと言って一人で抱え込まないで。誰かに頼ることを忘れないで。
一緒に考えよ？

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