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採用キャッチコピーの正解の話。
こんにちは、採用コピーライターのオヤマダです。
若い採用コピーライターさんや求人広告制作者の方たちから「効果が出るキャッチコピーの傾向を教えてください」といった相談をよく受けます。そんなわけで今回は、採用に使われるキャッチコピー(採用キャッチコピーと命名します)の正解とはどういうものなのか?という話をしますね。
採用キャッチコピーの正解とは
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結論から語ってしまうのですが。
採用キャッチコピーの正解とは、「どこに載せて、誰に対して、どんな感情が湧くようにして、そしてどんな行動を取らせることを狙ったか?」によって、「正解」は変わります。
「どこ」とは、採用ピッチ資料、スカウト文面、求人広告、採用ホームページなどさまざまなパターンが想定されます。「誰」とは、ターゲットのことですね。「どんな行動を取らせる」とは、「どこ」で使うかによって変わってくる目的に合った行動を取らせること。「どんな感情が湧く」かは、どうやって心に刺さるように仕向けたか、ということです。
採用キャッチコピーの正解の例①
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分かりにくいと思うので例をあげると、
求人広告の場合。
採用キャッチコピーの役割は「数多くの他の求人広告の中で、ターゲットに応募する求人の一つとしてキープしてもらうこと」になります。応募してもらうことではありません。まずは、AIDMAの法則における「注意」と「興味」の機能が求められます。だからこそ、ターゲットにとって無視できない、心がざわつくようなネタを仕込むことが、求人広告における採用キャッチコピーの「正解」になることが多いです。
「子どもと一緒に過ごす」は、二度と手に入らない時間です。
「今の仕事では子どもとの時間を取れないことに悩んでいる人」がターゲットで、その人に「そりゃ、そうだよな」「俺はこのままでいいんだろうか」と思わせて、「くわしい話を知りたい」と求人広告の中身を読ませる行動に移すことを狙いとしていたのなら。このキャッチコピーを読んで、ターゲットは心が「ざわっ」とすると思いませんか。こちらが狙っている思いを膨らませて、こちらが狙っている行動を取ろうとするのではないでしょうか。
となると、この求人広告の採用キャッチコピーは「正解」となる……ということです。
採用キャッチコピーの正解の例②
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もう一つ例を上げます。
採用ホームページの社員インタビューの場合。
採用ホームページと載せるコンテンツは、企業様と募集職種と採用課題によって役割が変わってきます。この社員インタビューの役割を、「中途採用の経験者がターゲット」で、「選考途中のターゲットに志望動機を高めてもらうこと」を狙い、今働いている人の志望理由に共感してもらい、自社で働くイメージを強く持ってもらうことを目的としている、としましょう。
となると、求人広告とは求められている機能が異なるわけです。AIDMAの法則における「興味」と「記憶」の機能が求められます。この場合のポイントは、「今働いている人の志望理由に共感してもらうこと」になるので、
40代、「現場」を知り続けるマネージャーでありたかった。
……のような、社員インタビューの取材対象者の「思い」を出して、ターゲットの心に「ピン!」とくるようなものが、この場合の採用キャッチコピーの正解になります。
まとめ
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効果に直結する採用キャッチコピーについて考える時、「ヒットワード探し」から始める方もいらっしゃいますが、採用コンテンツの効果の結果をターゲットの意識変容・行動変容とするのならば、「答えはターゲットが持っている」と考えるべきです。
ヒットワード探しは、キャッチコピー制作の際の選択肢を増やすために有効ですが、どれを選ぶかという判断においては、「ターゲットのことやターゲットが考えていることを知る」ために行動することが有効だと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
この記事が、採用広報のお役に立てれば幸いです。御社の採用活動が上手くいくことを願っております。